《松永英明のゲニウス・ロキ探索――「場所の記憶」「都市の歴史」を歩く、考える 》はまぐまぐで発行されているメールマガジンです。

No.095:閉鎖空間としてのSNSと「場の広さ」

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◎あるSNSの閉鎖

半年ほど前からあるSNSを続けるかどうかという話が出ていました。 SNS――ソーシャルネットワーキングシステム、平たく言えば「mixiみ たいな仕組み」ですが、ここではオープンソースで公開されているOpenPNE を利用している安価なレンタル業者がありましたので、そこを利用してい ました。登録者数は1500名、アクティブユーザーも少なくなく、こういう 限定テーマのSNSとしては決して小さくはありません。

このSNSシステムは、PCでも携帯でもアクセスできるというのが最大の 利点で、携帯3キャリア+PC共通で使える高機能掲示板などはなかなか見つ からない現状、非常に重宝されていました。

また、問い合わせなどもこのSNSのメッセージ機能 を利用することで「メールが届かない」という問題を回避できます(メー ル不達問題は非常に大きな問題となります)。

そして、ユーザー同士が勝手に日記を書いて独自に盛り上げてくれる(つま り、運営側がコンテンツを提供しなくても、ユーザーがコンテンツを作り 上げてくれる)という意味では、非常にありがたいものでした。

誰でも書ける掲示板と違って、ユーザーの日記などが存在しているため、 個々のユーザーが匿名的な無責任な発言をすることが少ない(つまり、荒 れにくい)というのもメリットでした。

さらにバナー広告を掲載することでグッズやチケット、イベント募集など にも強力な効果を上げていました。

また、登録者へのメール一斉送信でメールマガジン/ニュースレター的な 告知ができるのも大きなメリットでした。バナーを掲載し、メール一斉送 信をした直後に注文が入る、といった流れもできていました。

この便利なSNSですが、半年前ごろから運営企業の社長(小さな会社で すが)が問題点を口にするようになりました。

その理由は、閉鎖的であるということです。 「SNSでいくら盛り上がっていても、それが外から見えない。もちろん、 登録してもらえればその中では充実しているし、ファンユーザーの皆さん はその盛り上がりが見えるわけだけれども、それがまったく広がっていか ない。ここを何とかすることはできないだろうか?」

つまり、可視化されないことが重大な問題だということです。

……

  • 小規模SNSとmixi
  • 鎖国は本当に鎖国だったのか
  • 公開か非公開か
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