二〇〇七年十月十七日

亭子院歌合 [古今和歌集]

  亭子院歌合の歌

さくら花散りぬる風のなごりには水なき空に波ぞ立ちける (古今集89)

山桜咲きぬるときはつねよりも峰の白雲たちまさりけり
春霞たちし隠せば山桜人知れずこそ散りぬべらなれ
桜散る木の下風は寒からで空に知られぬ雪ぞ降りける
惜しめども立ちもとまらずゆく春を勿来の関のせきもとめなむ
君恋ひのあまりにしかば忍ぶれど人の知るらむことのわびしさ

延喜13年3月13日、宇多院(亭子亭)の御所で開かれた歌合にて。

by 紀貫之&松永英明 二〇〇七年十月十七日
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