二〇〇七年十月十七日

土佐ブログについてのFAQ [解説など]

よくある質問にお答えします。続きをお読みください。
●ウェブログって何ですか?
はじめてのウェブログ」をご参照ください。
●陰暦と太陽暦のズレは?
土佐日記の最初の日である承平四年師走二十一日は、実際にはユリウス暦の935年1月28日に当たります。しかし、ブログの投稿日が日記と一致している方がよさそうなので、旧暦の日付のまま表現することにしました。つまり、承平四年師走二十一日をそのまま置き換えて、〇九三四年一二月二一日としてあります(西暦を元号に置き換えるところまでは手が回りません。すみません)。月ごとの記事を一覧表示するとき、こちらの方がすっきりして見やすいと思います。あくまでも旧暦の日付ということで、太陽暦で言えば一カ月くらいのずれがあるということを念頭に置いて読んでいただければ幸いです。
 ちなみにこのときの天皇は朱雀院、摂政は藤原忠平卿であります。
●最初から順番に読みたい
土佐日記の初日の記事から順番にお読みください。ページ上部に、次の日へのリンクがあります。
●参考文献は?
原文は土佐日記原文を旧字体に変換し、さらに小学館日本古典文学全集第九巻『土佐日記 蜻蛉日記』(1973年版)を参考にして手を加えています。その他の解説なども、主に同書を参考にしています。
●ゆたかさんのご意見
土左日記が貫之が書いた作品だというのは間違いないですが、どこにも土佐の守が直接貫之だと書いてはいません。書いていないのに、勝手に貫之の経験と結びつけるのは間違いです。読みを狭め、内容を私たち凡人のレベルにまで落とすことになります。もう少し言葉一つ一つに注意を払いましょう。貫之は文学の神ですよ。[2003年11月07日 10:28]
⇒お答えします。確かに、本文中にては全く書かれておらず、紀貫之が土佐守とは明記されておりません。しかし、この著者が紀貫之であることはバレバレであり、だれもが「ああ、自分のことを女のふりして書いてるのだな」とわかって読んでいたという歴史的事実もあります。単純に原文をそのまま置き換えても、当時の読者と同じ理解で読めるわけではありませんので、そのあたりは大胆に補足しています。
 なお、このサイトでは紀貫之を神格化するつもりもなければ、貶めるつもりもありません。その程度のことで真価が損なわれるほど安っぽい歌人ではないと思います。それに「神」なら最近は2ちゃんねるに行けば掃いて捨てるほどいるようですし。
●匿名さんのご意見
土左日記のとの字もわかっていないように見えます。これはただの日記ではなく文学なのに。日付にも大きな仕掛けがあるのに、、、[2003年11月07日 10:19]
⇒お答えします。もちろん、土佐日記には虚構、あるいは作意も含まれています。日付も史実そのままではありません。しかし、それを堅苦しく研究すれば土佐日記がわかるというのはどんなものかと思います。
by 紀貫之&松永英明 二〇〇七年十月十七日
ご意見・ご感想コメントならびに参照元トラックバック
[No.1] 投稿者:[2003年11月 7日 03:08]comment

ちょっとした心配です。
現在の暦はグリゴリオ暦で、ユリウス暦ではないとか、言いそうな人がいるような気がします。
実際には、ほ~~んの少ししか違わないのだけど、
難癖をつける人は、そんなコトは気にしないような。
人気サイトであるだけにちょっと大きなお世話な心配でした。

[No.2] 投稿者:松永[2003年11月 7日 03:26]comment

 心配していただいてありがとうございます。しかし、その辺もちゃんと調べてあるつもりです。
 グレゴリオ暦は、ローマ教皇グレゴリウス13世が1582年10月4日の翌日を10月15日として、このときから実施されたもの、となっています。
 一方、ユリウス暦は、ローマのユリウス=カエサル(英語読みでジュリアス・シーザー)が、前46年ごろ、ギリシアの天文学者・数学者ソシゲネスに改正させた暦です。365日6時間を一年とし、4年ごとに1日の閏日を置くシステム。後に数度の改訂を経て、1582年、グレゴリウス暦がユリウス暦に代わって現行の太陽暦となったのでした。
 西暦何年というのは、シャルルマーニュの時代(8世紀末)から普及していたといいます。
 つまり、この934~935年当時、ヨーロッパではユリウス暦が使われていたのですね。
 という説明でよろしいでしょうか。ちゃんとした暦変換ソフトでも、この時代だとグレゴリオ暦は表示されないと思います。

[No.3] 投稿者:kobayashi-otsu[2006年8月 8日 19:53]comment

和暦⇔西暦相互変換につきまして(ご参考まで)

 和暦が明治6年(1873年)1月1日の明治の改暦より前の旧暦の場合は、
すなわち、旧暦明治5年12月2日(1872年12月31日)以前の場合は、
正しい和暦西暦変換が可能な暦変換WEBツール
【換暦】 http://maechan.net/kanreki/
の利用が推奨されます。
 【換暦】 http://maechan.net/kanreki/
は、内田正男編著『日本暦日原典』(雄山閣、1992年)に基づくもので、
「和暦⇔西暦」の変換には、現在、容易に利用できる、最も信頼できる
WEBツールであることから、今後、暦変換のいわば"WEBの公器"として
広く利用されるであろうと思われます。
 なお、 現行の西暦はグレゴリオ暦ですが、和暦・西暦変換は、
天正10年9月18日(1582年10月4日木曜日)まではユリウス暦で表現し,
その翌日の天正10年9月19日(1582年10月15日金曜日)以降は
グレゴリオ暦で表現するのが望ましいとされます.
・ 和暦から西暦に変換する際の諸問題 (pdf)

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