失笑

提供: 閾ペディアことのは
2008年12月9日 (火) 18:36時点における松永英明 (トーク | 投稿記録)による版
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失笑(しっしょう)とは、

  • おかしさに堪えきれず、ふきだして笑うこと。(広辞苑)
  • 笑ってはならないような場で、あまりのおかしさに、思わずふき出してしまうこと。「―を買う」(岩波国語辞典)
  • おかしさをこらえきれずに思わず笑うこと。「失笑噴飯」(漢字源)

誤用

「笑いが止まること」の意味ではない。

「さげすんで笑うこと」の意味でもない。それは「冷笑」という(新明解国語事典では、「[失笑]あきれた余り、思わず笑ってしまうこと。[侮蔑を含意する]」と書かれているようだが、それは本来の用法ではなく、慣用されている誤用表現である)。

「含み笑いをすること」の意味でもない。

要するに、ダウンタウンの「笑ってはいけない○○」みたいな場面で、罰ゲームがあるにもかかわらず、笑ってしまうのを「失笑」という。

「バカにして」ではなく「おもしろすぎて」笑わなければ「失笑」にはならない。

たとえば、J-CAST ニュース : 毎日編集委員の「モナ不倫記事」 ネット上で失笑買うでは、「これに対してネット上の反応は、批判するというより、呆れ顔だ。」に対して「失笑買う」と書いているので、誤用となる。

「噴飯」も同様の意味で、「おかしくてたまらず、口の中の飯をふき出すこと。ふきだして笑うこと」を意味する。「あいつのブログは噴飯ものだ」と書いたら、そのブログが面白くてげらげら笑わずにいられないことを指す。

「フイタ」に近い。