親密さの12段階

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デズモンド・モリスという行動科学者が、なぜ別れないカップルと別れるカップルがいるのかということに関心を抱いた。多くのカップルを観察した結果、別れないカップルは情交において同じような段階を進んでおり、次の段階に進む前に十分な時間をとっていることがわかった。モリスは、この段階を「親密さの12段階」としてまとめた。この12段階を踏むことによって、二人の関係を十分に結びつけるための時間が与えられるという理論である。これらの段階を急いで通過したカップル(たとえば、すぐにセックスしたカップル)は強いきずなを持たず、別れやすくなる傾向がはるかに高かった。

親密さの12段階

  1. 目を体に
    この段階は日常的に起こることであり、ほとんど意味を持たない。これは、ある人が別の人を見たということにすぎない。この段階は通常すぐに通過してしまう。
  2. 目を目に
    これはアイコンタクトの段階である。お互いに相手が見合ったことを理解している。これは恋心の始まりかもしれない。
  3. 声を声に
    この段階で、カップルはお互いに話をし始める。一方が語ることもあれば、対話になることもある。
  4. 手を手に
    この段階では手を握る。これは、単純な友人関係よりも深まるときである。
  5. 腕を肩に
    腕を相手の肩の周りに置くことは、親密さが深まっていることを意味している。手を握っているときには、まだパートナーとの間には少し距離がある。しかし、「腕から肩」段階ではすっかり近づいている。
  6. 腕を腰に
    腕から腰段階は、二人の関係において親しみと快適さが増していることを示している。
  7. 口を口に
    これはカップルがキスし始める段階である。相手とキスすると気持ちいいと感じる。
  8. 手を頭に
    多くの重要な感覚が頭部に集中していることもあって、他の人の頭に触れるのは大いに親密なことである。これは、頭を触らせるほど信頼が深まったというサインである。
  9. 手を体に
    これは前戯が始まる段階であり、性行為の最初の段階である。
  10. 口を胸に
    明らかに、前戯が継続する。
  11. 手を生殖器に
    セックスそのものではないが、セックスの準備のできていない若いカップルにはこれが適切な代用となるだろう。
  12. 性交
    最終段階――これ以上の親密さはない。

モリスの研究では、この段階を急いで通過すると女性は不満を持つ傾向にあることが示されている。もし関係を長続きさせたいのであれば、自制することを学び、リラックスしたペースで各段階を通過していく必要がある。また、すべての過程を繰り返して強化していくカップルは、そうでない人たちよりも長く別れない傾向にある。

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