「著作権」と一致するもの
「きっこの日記」は要するにどんなサイトなのか(きっこの日記検証3)
三回にわたってきっこネタばかり続くことになるワケだけど、興味のない人にはつまらないだろうから申し訳ないと思う。でも、やっぱり結論までしっかりまとめておかないと、どうしてもリトル中途半端になってしまう。だから、GREP検索をかけてみたら、2002年1月10日から2005年末までにきっこは実に106回ビックルを飲んでいるという事実がわかって思わずビックルを飲み干してしまったなんていうアサマシリンク付きミニ情報をさりげなく織り込みつつ、そろそろまとめにかかろうなんて思ってるワケだ。しかも、サイバーファーム問題でまたちょっと火がつきかけてるみたいだし(ちなみに、この件についてきっこがうまく断定を避けて書いてるのは間違いないのだよな)。
で、今回のネタの前振りのためにちょっと昔話を振ってみたいと思うワケだけど、2003年ごろ、ブログが普及し始めた時期には「ブログの定義って何?」みたいな話題がブログ界の人気の話題だったりした。で、「トラックバックとコメントがついてて、ブログツールを使って作ったらブログ」っていう限定派と、「日記とかニュースサイトとかテキストサイトとか、結局一緒なんだから全部ひっくるめてウェブロでいいじゃん」という山田BBS派が議論を繰り返してたのだ。おれもどっちかっていうと山田BBS派だったのだけど、いつの間にかブログっていうと狭義のブログを指すような感じになってる。で、「きっこの日記」に話を戻すと、最近きっこが2005年の「アルファブロガー」に選ばれてて、ものすごく違和感を感じたのだ。だって、きっこはブログ文化と関係ないところで日記を書いてるわけだし。もちろん広義のウェブロではあるけれど、やっぱりブログじゃないんだよなあ、なんて思う今日この頃、皆さん、そろそろきっこ文体の長文を読むのに疲れてきてませんか?(笑)
「きっこの日記」5年分から読み取れる「きっこの特徴」(きっこの日記検証2)
前回の記事では「横山希美子って人は実在してて、しかも彼女が日記で言ってるプロフィールは多分文字通りに受け取っていい」って話を書いた。それは、開始当初から今までずっと文体とキャラクターの一貫性があったからだ。
先に断っておくけど、ここで書いてることは別に何か秘密の話なんかじゃない。すべて「きっこの日記」から読み取れることだけを書いてる。だから、フルネームとか地名とか、きっこ自身が明らかにしてることばかりだ。それに、プライバシーを暴くのが目的じゃなくて、「架空の人間じゃないか」と言われた人が実は実在しますよ、と、本人の記述をもとに主張してみただけのこと。もしそれが何か「プライバシーの暴露」みたいに見えるのだとしたら、それは単に「きっこの日記を読んだことがない」というだけの話なんじゃないかな、なんて思う今日この頃、皆さんほんとに「きっこ」には興味津々なんですね(笑)
「パクリ・盗作」スキャンダル読本 別冊宝島 1257(没原稿サービス)
書店・コンビニで発売中の別冊宝島1257『「パクリ・盗作」スキャンダル読本――オリジナルっていったい何だ?』、ニュー評論家・栗原さんからの紹介があって原稿を二つ書いています(本全体の概要は栗原さんのところで。全体目次はこちら)。
一つは、冒頭の記事になった「のまネコ」問題について。基本的に淡々と時系列順に出来事を追っていったわけですが、ひろゆきの不自然な発言が浮かび上がってくることが誰の目にもよくわかると思います。
おそらく「反エイベックス」活動家の人たちにとっては腹立たしい最悪の記事といえるでしょう(笑)。最後の一段落では、反エイベックス運動の「罪」についての私の感想を書いています。ここが物議を醸しつつあります(笑)。
もう一つは「ブログでの上手なパクリ方」。要するにいつも書いてる「正しい引用の仕方+肖像権のこと」なんですが、これは無難な原稿。
で、もう一つ記事を書いたんですが、さすがに過激と言うことでボツりました(笑)。まあボツったんだから出してもいいだろうということで、この最後に載せておきます。
そうそう、プロフィール欄で最後の一行が落ちてます。「など多数。http://www.kotono8.com」が抜けてる。ちゃんと文句のある人はこっちに誘導しようと思ったのに!
ことのは流「今年の重大ニュース」2005
2005年を振り返るシリーズ【5】
このメインブログ「絵文録ことのは」で取り上げた話題の中から、今年の重大ニュースを選んでみたいと思います。あえて10個選べばこんな感じでしょうか。
- ライブドア&ホリエモン
- ガードレール謎の金属片問題
- 中国「反日デモ」
- 第10惑星発見
- 郵政民営化と民主党惨敗
- ブログの定着
- 「電車男」などネット発の出版ブーム
- パクリ・盗作問題が連発
- ありえないフォトンベルトに怯える人々
- 義経
姉歯偽装マンション問題などはまったく取り上げていないので……。
ことのは2005ベストソング10
2005年を振り返るシリーズ【4】
今年聴いた曲のなかからベストソング10を選んでみようという個人的に偏った企画。はっきり言いますが、世の中のトレンドとは完全にズレてますので注意。
ことのはの本棚――2005年Amazon売上ランキングトップ50
ネットの著作権:著作物を適切に使う方法(日経パソコン記事への異論)
あなたは訴えられるかもしれない……ネットに散らばる“お宝素材”、勝手に使うと「法律違反」? / デジタルARENAに掲載された日経パソコン誌コラムだが、ネット上での著作権について注意を促す内容となっている。また、この記事についてのはてなブックマークでも、この記事を正しいものとして受け入れている人が多く見られる。
しかし、この記事には間違いが多い。あまりにも著作権を拡大解釈し、使っていいものまで使わなくさせてしまいかねない。そこで、自分なりに改めてまとめてみたい。
AIRオープニング曲「鳥の詩」盗作事件のまとめ
ギャルゲーソフトハウスKey(⇒はてなキーワード解説)の「AIR」というゲームのオープニング曲「鳥の詩」が、台湾の永邦というアーティストのアルバムで盗作されていた。香港のブログ「白爛日報 ver. blog」や中国での報道などをもとにまとめてみた。
- 永邦「珍愛真愛風行精選集(新歌+精選) 」
- 永邦アルバム、アニメ主題曲パクリ疑惑騒動
- 永邦の新アルバムに盗作曲?
- 永邦はプロモーター季忠平にはめられた?
- 季忠屏は永邦の剽窃の罪名をそそぐ
- 季忠屏氏が送ったFAXの翻訳
- 台湾ではアルバム回収
- 2005.09.15 『鳥の詩』盗作に関する公式見解
- 松永によるまとめ+推測+見解
- おまけ
結論を先に言うと、台湾のプロモーター季忠屏が永邦に無断でベストアルバムを作り、その中に永邦の歌も入っていない二曲を入れ、著作権手続きもせずにオリジナルと称して販売した、というのがことの顛末だ。永邦も被害者のようである。
[老鼠愛大米](3)「ネット流行曲」の著作権をめぐるもめごと
一体誰がネット流行曲「老鼠愛大米」のもとの歌い手なのか。だれに功績があるのか。CDではなくネットで最初に公開されたこの曲は、著作権問題でも揺れている。ネット流行曲の抱える著作権問題について詳しく書かれた記事を訳してみた。
[老鼠愛大米](1)ネットから生まれたヒット曲、同タイトル小説もテレビドラマ化。「網絡歌手」の誕生
ネット上で曲が大人気となり、ネット歌手として一躍有名となった人がいる。この曲はFlashなどで好評を博したことから火がつき、他の「ネット歌手」や実力派アイドルグループTwinsも競って歌っている。また、この歌の作者によるネット小説もテレビドラマ化、撮影進行中だ。
ある意味「電車男」を超える勢いで注目を集めている中国の大ヒット曲「老鼠愛大米」についての情報をまとめてみた。