「明智光秀」と一致するもの
日本におけるエイプリルフール受容史(戦国から江戸時代)
エイプリルフールの起源には諸説あるものの、最有力とされる「暦の切り替えに伴い旧暦使用者をからかった」説ですら実は根拠がないことが明らかとなっている。4月1日にウソをついてからかう風習が行なわれたことが文献上で確認できるのは16世紀(1539年)、フランドルの作家エドゥアルド・ドゥ・デネが書いた詩で、結婚式の準備をすると偽って4月1日に使用人をあちこちに使いにやって右往左往させてからかう貴族が描かれている。
1698年の英国の新聞「ドークズ・ニューズレター」では、ありもしない「ライオン洗い」式典をやってるよと偽ってロンドン塔まで行かせるといういたずらが4月1日に行なわれるのが人気だったとされている。
しかし、起源が何であったかについては「何もわかっていない」というのが正しいところだ(詳しくはエイプリルフール - 閾ペディアことのは参照)。ちなみに「エイプリルフールにウソをついてよいのは午前中だけ」というのはアイルランドやキプロスなど一部の国のみの風習である。
今回は日本におけるエイプリルフールの受容史についてまとめてみた。
織田信長暗殺に「黒幕」はいなかった――トンデモ番組「バチカンに眠る織田信長の夢」謀略説は成り立たない
1月29日放送予定のTBSテレビ「歴史ミステリー特別企画 バチカンに眠る織田信長の夢」は、織田信長暗殺に「黒幕」がいたことをほのめかしている。
暗殺の黒幕はあの男…残された暗号を解読せよ
信長暗殺の鍵は、バチカンにあった。
信長への謀反、すなわち本能寺の変は明智光秀の「単独犯」ではなく、「黒幕」あるいは「真犯人」がいたという説が後を絶たない。しかし、そのいずれもが「トンデモ」であるという説を私はとる。光秀は誰と謀議を行なうこともなく、信長への謀反に最適の状況が生まれたときに、極めて素早い判断により(むしろ準備不足のまま)信長父子を攻めたのだ。
慈眼大師天海大僧正年表
徳川家三代(家康・秀忠・家光)に仕えた「黒衣の宰相」こと慈眼大師・南光坊天海大僧正については、一般に「経歴不詳」とされる傾向が強く、またそれなるがゆえに「=明智光秀」「=明智秀満」説が流れる根拠ともなった。
しかし、大正5年に発行された名著『大僧正天海』(須藤光暉著)では、数々の史料をもとに、史実の天海の事跡を明らかにしている。生没年については史料をもとにしても12説、血筋についても4説(明智説などを除いて)あるわけだが、それらの史料を比較検討しており、天海研究においてははずせない一冊といえる。
この本は古書で3万5000円した。そのため、一般にはなかなか手に入らない本でもある。入院中に暇にあかせて、この本の巻末に掲載されている天海年表をデータ化したので、ここに資料として公開することにした。天海の研究は、この年表が第一歩となるはずである。そして、この資料一つで、光秀説も秀満説も雲散霧消することになる。
『天海・光秀の謎――会計と文化――〔改訂版〕』書評
入院中に読んだ本の書評。
入院中に、明智光秀と天海僧正に関する本を片っ端から買いあさって読んだのだが、その中に天下の奇書とも言うべきおそろしい本があった。埼玉大学経済学部教授・岩辺晃三氏の『天海・光秀の謎――会計と文化――〔改訂版〕』は、半分が優れた史的考察、半分がトンデモ本という困った本である。
今年読んだ本ベスト10@ことのは
師走である。年末である。というわけで、満を持して、今年読んでよかったと思ったベスト本の感想などをいちいち報告してみたいと思う。
エントリー条件は、紙の「書籍」の形になっていること、今年「読んだ」ものであること(実際の発売年は問わない)、著者や出版社からの献本ではないこと(つまり、ここで誉めることに利害関係が伴わないこと)。この条件を満たしていれば内容は問わない。シリーズものは1と数える。以下、順位なく順不同で10作品(+1)をピックアップしてみた。マンガが多いな。
「物語派」と「キャラ萌え」と「属性萌え」の対立
これはもうだいぶ以前からなのだが、小説やマンガなどの作品に接するとき、物語世界全体を総体的に楽しむ見方と、そうではなく、ある特定の登場人物(キャラクター)に思い入れる人たちがいて、この二つの立場の人たちはかなり相容れない場合が多かった(このブログ的に言うなら、それこそ「物語文化圏」と「キャラ文化圏」の衝突である)。
さらに、特定の「登場人物」ではなく、「属性萌え」とでもいうべき現象が起こっていることは、東浩紀氏が提唱した話である。
「物語」総体として受け入れるか、「キャラクター」に思い入れを込めるか、それとも特定の「属性」さえ有していればそれでいいのか。この3つの見方について、改めて思うところを書いてみる。
結核文士の治療記(7)夏の入院環境
いよいよ7月である。悪くはなっていないのだが、退院できる臨界点をなかなか突破してくれない。仕方がないので、ノートPCを借りるなど、生活環境を整えていってしまうのだった。
結核文士の治療記(6)外界との隔離
「膿を出す」のはいいことだとされるが、膿がいつまでも出続けるのも困ったものである。再びの個室、試練は続く。
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1.ついに「松永=きっこ」説を認める
筆者による再三の追及にもかかわらず、現時点で一切の関係証
拠が出ていない「きっこの正体は当サイト管理人」説であるが、
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
ついに当サイト管理人本人が「俺は実はきっこだったんだ」とメールで
告白してきた。
