「ランドスケープ」と一致するもの
【「場所の記憶」「都市の歴史」で社会を読み解く――松永英明のゲニウス・ロキ探索】メルマガ創刊!
このたび、まぐまぐプレミアムにて、【「場所の記憶」「都市の歴史」で社会を読み解く――松永英明のゲニウス・ロキ探索】というタイトルの有料メールマガジンを創刊することとなりました。
購読料は月525円(税込)、月4回・毎週月曜日発行です。1通あたり130円ほどになりますが、毎週1回缶コーヒーのお値段で、興味深い読み物をお届けできればと思っています。
都市、街、村落――場所には「歴史」があり、それぞれに特有の「雰囲気」があります。社会学・人文地理学・建築学・都市計画・ランドスケープ・地理風水といった観点から、「ゲニウス・ロキ」(その場所のもつ雰囲気)を読み解いていきましょう。それは、ある出来事が「なぜその場所で起こったのか」を解読するきっかけになるかもしれません。建物、集落、街、都市、国レベルに至るまで、「土地」と結びついた情報を探索します。
グーグル・ストリートビューに儀礼的無関心を求めるのは筋違い
日本語版グーグルマップ(Google Maps)でストリートビューという機能が登場した。地図上の公道から撮影された街角の風景が360度見られるという機能である。わたしはこの機能を非常に楽しいものだと思った。
しかし、これに対して、日本人の生活空間を脅かすものであるとか、グーグルによるグローバル・スタンダードの押しつけに対して日本人はノーと言うべきだという意見が登場している。これについて、わたしは疑問を抱いた。
以下、ストリートビューについてのわたしの感想を述べてみたい。
『天海・光秀の謎――会計と文化――〔改訂版〕』書評
入院中に読んだ本の書評。
入院中に、明智光秀と天海僧正に関する本を片っ端から買いあさって読んだのだが、その中に天下の奇書とも言うべきおそろしい本があった。埼玉大学経済学部教授・岩辺晃三氏の『天海・光秀の謎――会計と文化――〔改訂版〕』は、半分が優れた史的考察、半分がトンデモ本という困った本である。