「検定」と一致するもの

「今年の漢字」の「絆」の原義は「束縛」「しがらみ」

2011年12月12日、日本漢字能力検定協会は恒例の「今年の漢字」を発表した。今年の漢字は「絆」だという。同協会の公式サイトの解説によれば、それは人と人との絆、チームワークとしての絆など、非常に美しく好ましいものとして扱われている。

しかし、「絆」という漢字、「きずな」という和語の原義を調べてみると「動物をしばる綱」であり、「束縛するもの」というネガティブなイメージの言葉である。それがいつから美しく優れた美徳として扱われるようになったかはよくわからないが、原義で解釈するとこれも今年の世相に合っているように思われる。

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「報道表現能力検定」開始!記者クラブ解体後の記者会見参加資格に採用【4/1】

現在、マスメディアやネットメディアの「質」が問われる一方、フリーランスやネットメディアの記者会見参加などが課題となっている状況があります。そんな中、「報道表現能力検定協会」が結成され、「報道表現能力検定試験」を実施、その合格級数に応じて記者会見の参加資格が決定されるという画期的な試みが始まります。

たとえば「今回の官房長官記者会見には、報道表現能力検定準一級以上の合格者が参加できます」「東電記者会見は同二級以上」「広く開かれた記者会見なので四級以上なら可」などと指定することで、会見に参加する記者の「質」を主催側がコントロールし、一方で記者の側も所属にかかわらず実力によって参加できるというメリットが生じます。

この報道表現能力検定の詳細を以下、公開します。

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入試カンニング擁護論を批判する。カンニングは自分自身をおとしめる行為だ

ついに入試問題カンニング学生が「逮捕」つまり刑事事件化するという発展を見せた。愉快犯説も多かった中、私は当初からそうではなく本気で大学に合格したかったのだとツイッター等でも述べてきたが、おそらく私の見方は正しかったように思われる。もっとも、複数による携帯を使わない手法という私の憶測は外れているかもしれない。

その中で「カンニングすることは問題ではない。逆に公正な手段だ。むしろ失敗したことが問題」というようなコメントが当方のブログに寄せられた。私はそのような見方には一切与さない。論点は3つ。

1)本来学力を問われる試験において、学力や問題回答力ではなくズルをするというテクニックによって問題を回避するのは、たとえどのような理由があろうとも、会社の利益のために脱法行為をするのと同じく、適正なことではない。

2)目先の短期的な利益を実現するという結果を得ることが最大の価値であって、手法などはどうでもよい、という考え方そのものが根底的に人生観として誤っている。少なくとも私には採用できない生き様である。

3)そもそも、四年制大学あるいは一流大学に入ることがその後の人生の成功に必要不可欠と考える風潮(新卒の就職活動も含む)そのものが根本的におかしい。この学生も大学に入る以外の選択肢が与えられなかったことから追い詰められたと考えられる。したがって、この学歴前提の社会通念を根底からぶっ壊す必要がある。

以下、詳細に述べる。

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第十回文学フリマ参加報告(U-12「ことのは(@kotono8)」 #bunfree )

2010年5月23日に開催された第十回文学フリマの事前~事後までのレポートです。今回初参加の方で、前回参加時の記録が役に立ったと報告してくださった方もいるので、「文フリではそんなに売れてない方の(ロングテール側の)一サークル」の記録としてお読みいただければと思います。ちなみに出店は今回で3回目。

なお、今回作成したキンドル対応PDF電子書籍についての詳細レポートは次エントリーにて予定しています。

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新資格「環境カオリスタ検定」が始まるらしい

日本アロマ環境協会(AEAJ)の会報誌Aromatherapy Environment No.51が届いた。これによると、「環境カオリスタ検定」というものを始めるという。環境省の協力により、2009年度事業としてスタートするという。AEAJ会員にはテキストが届くそうだし、受験は在宅で可能だというので、受けるだけ受けてみようとは思うが、どういう資格になるのだろうか。

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(杜)お散歩検定協会を設立しました。

2009年4月1日(April Fool's Day)、(杜)お散歩検定協会が発足いたしました。

お散歩検定3級テキスト昨今、健康のため、地元を知るため、地域の人々の交流のため、教養のため、娯楽のため……等々、様々な理由で「お散歩」を生活に取り入れようとする人たちが増えています。

しかし、「お散歩」が広まるにつれて、お散歩についての知識・技能・マナーの低下が叫ばれるようになってきたのも事実です。体力・知力・精神力を兼ね備えた、現代人の優れた「趣味」としてのお散歩が適切な地位を得るためには、きちんとした「お散歩」の作法を啓蒙する必要があります。

このような理念のもと、わたしたちは杜田怯人「お散歩検定協会」を結成いたしました。これは、「お散歩検定」の実施を中心とした「お散歩文化」全般の健全な発展に寄与すべく、啓蒙活動を行なうことを目的としております。

ぜひ、わたくしども杜田怯人「お散歩検定協会」ならびに「お散歩検定」をご支援ください。

2009年4月1日(April Fool's Day)

杜田怯人「お散歩検定協会」 代表 松永英明

※詳しくはお散歩検定公式サイトをご覧ください。

お散歩検定3級テキスト小お散歩検定2級テキスト小お散歩検定1級テキスト

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【速報!】国語審議会、「常用文字表」にケータイ絵文字を追加

国語審議会は、2009年4月1日、日本語表記に関する大胆な変更をもたらす答申を行なった。PC・ケータイ・インターネット時代を反映し、また国際言語として日本語を進化させるための大規模な変更が盛り込まれており、すでに賛否両論の議論が巻き起こっている。

国語審議会2009年4月1日ネタ今回の答申における主なポイントは以下のとおり。

  • 「日本語常用文字表」にケータイ絵文字(第一水準、第二水準)を追加、「拡張句読点」として位置づけ、小学5年で適切な絵文字使用を学ばせる。
  • 助詞「は・へ・を」の表記を「ゎ・ぇ・ぉ」に変更。ケータイ表記を公式化。
  • 「異体字」の大幅な許容。これにより、旧字体・新字体・中国繁体字・中国簡体字のすべてを「異体字」として受け入れることが可能となる。
  • アイヌ語・琉球語を「日本公用語」に昇格。町おこしのために方言使用を積極推進。
  • 日本在住の外国人や国際的な利用のための「やさしいにほんご」の制定。「日本語は滅ぶ」論への対応。
  • 「国語」の呼称を廃止、「日本語」に統一。それに伴い、「国語審議会」も「日本語審議会」に改称。

以下、国語審議会の答申の解説である。

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大失業時代の「仕事につながる資格」選び10ポイント

現在、世界的な大不況の中で失業が問題となっているが、その中で職を得るために「資格」を取ることは一つの選択肢となるだろう。何らかの資格・知識・技能を身につけ、手に職を持つことで、よりよい仕事を探したいという人は少なくないはずである。

また、仮に仕事を失ってしまったとしても、その間(仕事探し以外に)することがないというのでは、時間がもったいない。その期間を、自分の成長のための投資期間とすることができれば、人生において有益というべきだろう。

しかし、世の中にはいろいろな資格が溢れている。その選び方を間違えると大変なことになる。そこで、「仕事につながるか否か」という観点からの「資格選び」のポイントを10項目にまとめてみた。これは一部、自分自身のここ数年の体験にも基づくものである。

(この記事は、すぐに仕事につながらない資格について否定するものではありません)

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グーグル・ストリートビューに儀礼的無関心を求めるのは筋違い

日本語版グーグルマップ(Google Maps)でストリートビューという機能が登場した。地図上の公道から撮影された街角の風景が360度見られるという機能である。わたしはこの機能を非常に楽しいものだと思った。

しかし、これに対して、日本人の生活空間を脅かすものであるとか、グーグルによるグローバル・スタンダードの押しつけに対して日本人はノーと言うべきだという意見が登場している。これについて、わたしは疑問を抱いた。

以下、ストリートビューについてのわたしの感想を述べてみたい。

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極私的百科「閾ペディアことのは」のための「ことのは十進分類法」

 ふと思いついて、自分のための極私的百科「閾ペディアことのは」を作ってみた、という話は前回の続き。これはWikiPedia(ウィキペディア)と同じく「MediaWiki」というWikiツールを使っている。そのため、見かけというか操作などはほとんど同じ。ただ、自分の好みの記事をガンガン登録できるという仕組みである。

 ブログだとある程度その時点で固まった内容であることが多いが、ウィキならいつでも編集可能。そういう意味で両方あれば便利である。

 ところで、MediaWikiが使いやすい理由として、カテゴリ分けが非常に柔軟に使えることが挙げられる。あとでいくらでも変更できるし、どれだけ深い階層でも何とかなる。この点、一応カテゴリ階層化もできるが、その分タイトルがどんどん長くなってしまうPukiWikiなどよりずっと使いやすい。つまり、カテゴリによる整理をしようと思ったら(知る限り、現状)MediaWikiが最適ということである。

 ところが、このカテゴリ分けをどうするかでふと悩んだ。ウィキペディアの分類はあまり整理されていない。そこでいろいろと考えてみたのだった。

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