【絵文録ことのは.】HOME|過去ログ表紙 > [電網市場] > アフィリエイト、理想と現実(あるいは「いかにして余はアフィリエイターになりしか」)
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松本光春さんの『アフィリエイトではじめる ホームページウハウハ副業生活』(翔泳社)という本が届いて、今読み終わった。タイトルに「ウハウハ」なんて書いてあるのがアレだが、この本はすごくいい本である。サイトで商品を紹介し、売れたら手数料が入るのがアフィリエイトだが、その入門書としては一押しだ。おすすめ。
ところで、サイトに広告を載せるということに対して、一般的にかなりの反発がある。私自身も1年前までは、「この世界を利用して金を手に入れようという気はありません」という人だったので、その気持ちはよくわかるのである。しかし、見事に「転向」したわけだ。アフィリエイトは単なる小銭稼ぎではない、ということに納得したからである。
以下、いかにして松永はアフィリエイターになったのか、書評と交えて書いてみようと思う。
その辺の感覚が少しずつ変わってきたのは、自分でもネットでものを買うようになったことがきっかけだと思う。
はじめてのオンラインショッピングはesbooksだった。近所のコンビニに届けてくれるので宅配便より楽だったというのがある。それほど急ぎでなければesbooksやamazonで注文し、急ぐときは紀伊國屋やジュンク堂のサイトで検索して取り置きの電話を入れておく、ということを去年くらいから始めた。
そんな中で少しずつ本以外のものにも目を向けるようになっていき、オンラインで購入することについての抵抗感は薄れていった。
ただ、そこで不満も出てきた。商品についての詳細な情報がほしいということだ。もちろん、Amazonなどでは書評もついているし、関連商品なども知らせてくれるわけだが、もう少し個人レベルでの評価とか、もっと具体的な内容とかがわかればいいのにな、ということがよくある。
そこで役に立ったのが、詳細な商品情報とか、類似商品をセレクトして紹介しているアフィリエイトサイトだった。もちろん、売ろうと思って商品を紹介しているのは間違いないのだが、いいものだから紹介して売る、という姿勢がはっきりしていたので、非常に参考になった。
そのとき、手数料がそのサイトに入ることがわかっていて、わざわざそこで購入したきっかけは、「商品についての情報をくれたのだから、その対価を払いたい」という思いが出てきたからだ。
なるほど、単なる小銭稼ぎではなく、いい商品を納得の上で紹介するのならば、それはみんなにメリットがあるじゃないか――ということに気付いたのである。
出来のいいアフィリエイトサイトは、各社の公式HPよりも詳しい情報や、いろいろな商品を比較してはじめてわかる情報を公開しているので、ユーザにとってとても有益です。自分の興味に関連した商品やサービスについての情報を得たユーザは、気に入った商品のリンクを辿って買い物などができることになります。(47ページ)という部分などは、よくぞ書いてくださった、と思う。だから、私はこの本をお薦めするのである。
読者のためが第一
ページを訪れてくれた読者が「これは役に立つ!」「楽しい!」と思ってくれるような内容になっていれば、その売上も自然に増えるものです。そしてそれは広告主にとっても喜ばしいことです。(54ページ)
(裏話。実は私もアフィリエイト入門書の企画を立てていたのだが、ボツになった。理由は、単に持ち込んだ出版社に合っていなかったからだが。その企画の内容と、松本さんの本の構成はかなり共通している部分がある。例えば「副業」という観点から入って、その中でアフィリエイトにたどり着く、というような流れはまったく同じだった。私が「この流れならわかりやすいだろう」と思っていたとおりの本が出てきたのだから、当然、オススメしたくなるわけだ。ましてや、上記のとおり、買う人の視点を忘れていないのだから、これは本当に「よいアフィリエイト入門書」と太鼓判を押したい)
ポイントは、「そのページへの来訪者が、もともと買いたいと思っているような商品を紹介すれば、売れて当然」ということだ。とにかく何でも広告すればいいというわけではない。また、買おうと思っていない人に無理やり勧めるような状態になってもいけない。
今、一番売り上げがあるのは「女子十二楽坊資料館」でのAmazonへのリンクである。ここは女子十二楽坊のファンの人が訪れるので、当然、もともとCDやDVDや輸入盤や書籍を「手に入れたい」と思っている人たちが多い。そこで、最新の商品情報を提供すれば、それだけでも有益な情報、求められている情報そのものということになる。さらに、詳しくCDの内容について紹介することもできる。
その結果、小規模なレコード屋さんと比べても遜色ないくらい売り上げているのではないかと思う(ただし女子十二楽坊だけの専門店ですが)。たとえるなら、コンサート会場に関連商品があればみんな買うし、むしろ商品を並べてくれてありがとう、という部分もあるでしょ? ああいう感じなのだと思う。
女子十二楽坊サイトはもともと、グッズ販売を目的としたサイトではない。自分がネットを探しても見つからなかった情報をまとめて提供するとか、ファンの人たちが交流する場所を提供するというのが第一義である。だからこそ、かえって関連商品が売れるのだと思う。
もう一つ強力なのは、今私が借りているレンタルサーバー「ロリポップ」の広告だ。「私自身がここに引っ越してきました。いいですよ。みなさんもいかが?」というのは、最強のアフィリエイトといえよう。それは、売り手自身ではない第三者が客観的に高い評価を与えているということになるからだ(ショップが紹介料を払ってまでもアフィリエイトを採用するメリットの一つはここにあるといえる)。
でも「自分も執筆に参加しました」という新選組本は今のところゼロ冊なんだよね(笑)。まあ書店で見かけたら立ち読みしてください。
あと、googleアドセンスについてだが、これは「ページの内容に合った広告が表示される」、つまりそのページの読者が興味あると思われる情報をさらに提供するという要素がある。単なるバナー広告という意識ではうまくいかないようだ。Google自体がアナウンスしているように、そのページに充分な情報量があれば、適切なキーワードに反応して、適切な広告を表示してもらえるわけである。
女子十二楽坊サイトでは二胡販売とか中国語会話とかの広告が表示されている。また、このブログの各ページでも、それぞれの話題に応じて広告が表示されている。
ただし、これも無差別に使うのはよろしくないようだ。このブログ表紙は当然、雑多な記事が含まれている。そのため、アドセンスで表示される広告も今ひとつピンとこないので、広告を外した(個別ページは話題が絞られるからOK)。
「はじめてのウェブログ」は逆に話題が絞られているのだが、ウェブログというキーワードで表示される広告にバリエーションが少なすぎるので、これも外すことにした。どこにでも貼ればいいというものでもないわけだ。
で、こうやって見てみると、やはり「特定の話題についての専門的でよい情報の集まっているページ」ほどアフィリエイト収入も多いという結論になる。それは「いい情報を発信すればするほど報われるシステムはないか」と考えている人にとって、福音ともいえるだろう。私はといえば、もちろんSEOなんかも考慮したりはするけれども、儲けようとしてページを作るのではなく、いいページを作った結果として儲かれば嬉しいと思う。
要するに、こういう考えでサイトを作っているならば、「ここからリンクで飛ぶとこのサイトの作者にカネが入るのか」と読者の方がわかったときに、「まあ、この人に手数料がいくばくか入るのは納得できる」と思ってもらえるようなページとなっていくだろう。もっとも、世の中には「自分以外の人が儲かること」を嫌っているような人がいるが、そういう人は考慮に入れないことにする。
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コメントとトラックバック
[No.1] トラックバック:「ウェブログとアフィリエイトでウハウハ」(俺と100冊の成功本 blog.自己啓発.com)[2004年1月14日 05:01]
いつも、ためになる記事を書かれているウェブログ@ことのはの松永さんが、アフィリエイト、理想と現実(あるいは「いかにして余はアフィリエイターになりしか」)という記事を書...……[全文を読む][No.2] トラックバック:「アフィリエイト、理想と現実(あるいは「いかにして余はアフィリエイターになりしか」)」(Porco51 Memo Blog)[2004年1月14日 09:10]
アフィリエイト、理想と現実(あるいは「いかにして余はアフィリエイターになりしか」) ------------------------------------------------------- アフェリエイトについては色々疑問に思っていた処で...……[全文を読む][No.3] トラックバック:「Amazonアソシエイトの結果報告2003」(ishinao.net/mylog)[2004年1月14日 10:09]
なんか[[Amazonアソシエイト]]の結果を公表するのが流行っているみたいなんで、うちも公開。去年一杯の結果は以下のような感じ。 期間 商品数 売上 紹介料 2003Q1 10 42,395 1...……[全文を読む][No.4] 投稿者:フク[2004年1月15日 23:11]
ハジメマシテ。
昨晩、この話を読んでたこともありまして、本屋でこの本を見つけたので衝動買いしてしまいました。じっくり読んでみようと思います。
[No.5] トラックバック:「ホームページと広告(アフィリエイト)」(-せるぶろぐ-)[2004年1月16日 15:30]
アフィリエイト、理想と現実(あるいは「いかにして余はアフィリエイターになりしか」) 以前(かなり前)、わたしはホームページやメールに広告を載せるということについて、 とっ...……[全文を読む][No.6] トラックバック:「アフィリエイト、理想と現実」(a selfish day in the life of ... 2nd era)[2004年1月16日 18:58]
アフィリエイトなんてもうからねーよ、やっぱ実際クリックさせて何ぼでしょ、とか思ってた自分はアフォでした。こちらにそのレ...……[全文を読む][No.7] トラックバック:「アフィリエイト・・・」(Blogle::Blog*)[2004年1月17日 16:44]
先日、私がここにアフィリエイトを、実験と称して、安易にエントリーしてみたら、目にあまる行為だったらしく不快にさせてしまったので、外した。「自分が使ってよかったものを紹介...……[全文を読む][No.8] トラックバック:「SIDE B」(KH's web site)[2004年1月18日 18:24]
……[全文を読む][No.9] トラックバック:「アフィリエイト、理想と現実(あるいは「いかにして余はアフィリエイターになりしか」) : ウェブログ@ことのは」(RECOMMENDED LINKS)[2004年1月18日 21:05]
アフィリエイト、理想と現実(あるいは「いかにして余はアフィリエイターになりしか」) : ウェブログ@ことのは ところで、サイトに広告を載せるということに対して、一般的にかな...……[全文を読む][No.10] トラックバック:「アフィリエイトではじめる!ホームページウハウハ副業生活」(blog-ru)[2004年1月19日 01:41]
本: アフィリエイトではじめる!ホームページウハウハ副業生活 企業と提携して自分のホームページ上で企業の商品を宣伝し、売れた場合にその代金の一部が支払われるしくみの「アフ...……[全文を読む][No.11] トラックバック:「アフィリエイト予想図」(雪風呂)[2004年1月21日 20:36]
ネット広告がこれまでの広告媒体と違うのは、広告主と代理店以外の第三者にも利益を得るチャンスがあるというところで、「副収入」や「儲け」があるなら試してみようという心理をつ...……[全文を読む][No.12] トラックバック:「結局、楽して儲かる何て考えちゃダメですぅ!(笑)」(ESCAPE BLOG)[2004年1月23日 13:09]
アフィリエイト、理想と現実 ことのはさんはいつも良い視点で物事をとらえていて好きなサイトの一つです。 月に何回かはチェックして、まとめて読んでいます。^^ 今回、気になった...……[全文を読む][No.13] トラックバック:「ぶっちゃけアマゾンアソシってもうかるの?」(ふむ Wiki)[2004年1月26日 21:43]
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ココログアフィリサイトが検索で結構引っかかるようになりました。 ありがたいことです。正直素直に嬉しいです(^-^) ただ、ウェブログだから上位に行くという訳ではなく、内容と、リ...……[全文を読む][No.15] トラックバック:「ウェブログでアフィリエイトをする人へ」(ココログ@働く主婦のすちゃらかSHOP)[2004年2月23日 23:04]
ココログアフィリサイトが検索で結構引っかかるようになりました。 ありがたいことです。正直素直に嬉しいです(^-^) ただ、ウェブログだから上位に行くという訳ではなく、内容と、リ...……[全文を読む][No.16] トラックバック:「アフィリエイトではじめる!ホームページウハウハ副業生活」(bugger!)[2004年2月25日 01:39]
アフィリエイトではじめる!ホームページウハウハ副業生活 アフィリエイトについていろいろと調べてるうちに「ウェブログ@ことのは」さんのこの記事に行き着いた。 早速購入。 ア...……[全文を読む][No.17] トラックバック:「チカチカバナーに見る、広告主とサイトオーナーのズレ」(「僕が本当に若かった頃」)[2004年2月27日 22:26]
自分のサイトに宣伝広告やアソシエイトの商品を載せることには当初かなり抵抗がありました。一つにはそんな広告を載せることでこちらの下心が見透かされてしまうという恥じらいの...……[全文を読む][No.18] トラックバック:「高らかにアフィリエイト宣言」(VGSカテドラル・ココログ支部)[2004年3月 4日 01:26]
この記事やこの本に感化されて、当ブログでもアフィリエイトを始めることにした。世間でも話題になってるし、どんなものか理解するには、始めてみるのが一番手っ取り早いと思うから...……[全文を読む][No.19] 投稿者:T.A[2004年3月17日 12:04]
私もアフェリエイトに興味を持ちWEBで検索してこのサイトに辿りつきました。
結構たてまえだけのサイトが多い中で、
共感できる点がありましたので、投稿させて頂きました。実際サイトは立ち上げているのですが、イマイチ納得が行かない所があり模索していたところです。
[No.20] トラックバック:「Blogを書いてカネを儲けられる時代が来るか?」(????日坊主なウェブログ)[2004年3月27日 08:55]
イロイロな意見がありますが、どうなんでしょ? CNET Japan Blog - 梅田望夫・英語で読むITトレンド:Blogを書いてカネを儲けられる時代が来るか? Goodpic: ブログは金になる?Google AdSense広告...……[全文を読む][No.21] 投稿者:maida01[2004年4月26日 13:29]
大変参考になりました。TBしようと思ったのですが、方法が判りませんでした。
http://music.exblog.jp/198693/
今後も参考にさせていただきます。
[No.22] トラックバック:「アフィリエイトの楽しみ方」(もけもけアイランドblog)[2004年5月 2日 16:16]
「ホームページでお小遣い稼ぎ」の後編です。……[全文を読む][No.23] トラックバック:「アフィリエイトの楽しみ方」(もけもけアイランドblog)[2004年5月 2日 17:41]
「ホームページでお小遣い稼ぎ」の後編です。……[全文を読む][No.24] トラックバック:「アフィリエイトの美学」(Editide Slash Blog)[2004年5月23日 00:15]
アフィリエイトは、ホームページでちょっとしたお金を儲けたいという個人ユーザーと、商品を宣伝・販売したいという企業をつなげる仕組み。誰でも簡単にはじめられる手軽さと、効...……[全文を読む][No.25] トラックバック:「アフィリエイトの美学」(Editide Slash Blog)[2004年5月23日 00:16]
アフィリエイトは、ホームページでちょっとしたお金を儲けたいという個人ユーザーと、商品を宣伝・販売したいという企業をつなげる仕組み。誰でも簡単にはじめられる手軽さと、効...……[全文を読む][No.26] トラックバック:「アフリエイトで大儲け?」(幻想)[2004年6月 1日 21:55]
テレビで楽天のアフリエイトで月30万稼ぐ主婦を紹介し 簡単お手軽なネットビジネスと放送していたが 甘い!、甘い!、あま〜い! アフリエイトのマージンなんて1%程度。 ホームペー...……[全文を読む][No.27] トラックバック:「アフィリエイトではじめる!ホームページウハウハ副業生活」(bugger!)[2004年6月25日 00:43]
アフィリエイトではじめる!ホームページウハウハ副業生活……[全文を読む][No.28] トラックバック:「『アフィリエイトではじめる!ホームページウハウハ副業生活』/ 松本光春」(half & lite diary)[2004年9月 3日 13:16]
アフィリエイト、理想と現実(あるいは「いかにして余はアフィリエイターになりしか」) [絵文録ことのは]で勧められていたので、買ってみました。 全体的に丁寧な作りで、文章も分...……[全文を読む]このエントリー登録状況一覧
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