ドットコム会議/オープンソースのソーシャル・ネットワーク

無敵会議:ドットコム会議に行ってきました。

このシリーズは行けば何か得られるものがあるので、時間の都合さえつけば毎回参加したいと思っています。今回はプレゼント用に『ウェブログ超入門!』を差し入れ(橋本さんのツッコミには腹抱えて笑った)。

で、詳細なレポートは他の方に譲り(ブーイングが聞こえるような気もするが気にしない)、全体のまとめ的な感想と、ピンポイント的に面白かった内容についてちょっと掘り下げてみます。

2004年6月29日16:17| 記事内容分類:ウェブ社会| by 松永英明
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第1部 「私が投資したいドットコムサイト」

百式管理人(ベスト5)、Passion For The Future橋本(ベスト5)、CNET JAPAN山岸編集長(ベスト5)の3人がこれだと思うドットコムビジネス、サービスを連続紹介します。我々が考える「なぜ今このサイトなのか?」にご注目ください。またCNETの編集長である山岸さんには米国の最新事情をお聞きしましょう。

第2部 全体会議

いつものように個人発想、グループ討議による会議を行います。全員参加です。今回は会議の時間をいつもより長くとりたいと思っています。その後、みなさんのアイデアを発表し、あるやり方で優秀賞をきめたいと思います。

人の集まるところに情報が生まれる

 今回発表された内容を一言でまとめるなら「情報が勝手に集まり、勝手に最適化されるシステム」が求められているように思う。

 橋本さんの発表でも「モノ・ヒトの流れの上に情報を流す」「情報で人の流れを作る時代は終わる」とか、「ダイナミックエリアマーケティング」という見解があったが、これは「人が集まるところに情報が生まれる」という発想で、それにいかに対応するかという視点といえよう。

 また、百式管理人さんの発表では、「人が人を集めてくるような仕組み」としてソーシャル・ネットワーク・ソフトウェアやインスタントメッセージに注目。いずれも「お仕着せの情報を消費してもらう」のではなく、人が集まるところに情報が生まれ、そこにまた人が集まってくるという発想といえるだろう。

 そういえば、で思い出したのだが、はてなの近藤さんのインタビュー(近刊『はてなの本』に収録予定)では、システム提供側で完璧だと思うまであれもこれも機能をつけすぎてはいけない、という話があった。完成度半分くらいで出しておき、あとは何万人というユーザーに使ってもらって、その上で出てきた要望をもとに改良していく。社員数人がいいと思うものより、何万人のユーザーが実際に使ってのバグや要望の方がずっと重要、ということだ。この辺の発想と共通するものがあるように思う。

 これは、言い換えれば、いかに「遊び場を作れるか」ということにもつながってくるだろう。個人的な話をすれば、女子十二楽坊資料館が来訪者を集めたのは、私が提供したデータそのものよりも、「みんなで盛り上がれる掲示板」という遊び場を提供することができたからだと思っている。私としては削除依頼があったときに削除したりしなかったりするくらいで、ほとんど何もやっていない。盛り上げるための書き込みもしていない。しかし、ファンの人たちが集まって自然と盛り上がっている。そうやって遊び場を提供したことについて感謝してもらって、CDをオンラインで買うならこのサイト経由でアマゾンで買おう、なんて嬉しいことを言ってくれる人もけっこういるのはありがたいことだ。

 別に話題を振る必要もない。話題は集まった人が勝手に作る。それをうまく流れるようにし、そして、その中で必要なものを必要なだけ的確に入手できるシステムを作ることができればうまくいくのだろう。

 山岸さんは「検索(膨大なコンテンツとユーザーをつなぐ)」「ネットワーク化(膨大なウェブサイトをつなげる)」「分類(膨大なデータを分類する)」という三つのポイントを提示している。これは、「集まった膨大な情報の中から、いかに必要なものを取り出すか」という視点である。

自分でソーシャル・ネットワークサイトが作れる?

紹介された個別のサイトの中で、特に気になったのが、百式管理人さん紹介の「PeopleAggregator」。これは、最近流行のソーシャル・ネットワーク・システム(SNS)のオープンソース版だという。

ソーシャルネットワークとは、自分の友達と友達をオンライン上でネットワークする「知り合い系サイト」のことだ。「出会い系サイト」と「知り合い系サイト」が異なるのは、知り合う対象が「他人」か「知人」かという点である。

出会い系サイトは全くの他人同士が出会うのに対して、知り合い系サイトは自分の友達を介して、他人と知り合うところに違いがある。(Japan.internet.com Webマーケティング - 出会い系から知り合い系サイトへ)

今のところ私が入っているのは、orkutグリー (gree.jp)mixi(ミクシィ)キヌガサFlickrで、秘密日記の書けるmixiとフォトログとして使えるFlickrは面白いと思っている。で、何でこのオープンソース版SNSに興味があるかというと、これを女子十二楽坊資料館の人たち用に設置して、かなり開放的な形で運用したら面白いことになるんではないかというたくらみがあるからだ。

しかし、PeopleAggregatorはまだ配布されていない模様。

で、もう少し調べてみると、MyRSS.jp 管理人 Blog: オープンソースのソーシャルネットワーク アプリケーションSlashsterというのが紹介されていた。

まだすぐに使うわけではないが、このあたりの情報はチェックしておこうと思う。

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2004年6月29日16:17| 記事内容分類:ウェブ社会| by 松永英明
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コメント(2)

橋本さんのツッコミ(反論2)・・・私も爆笑してしまいました。すみません(笑

http://www.inpals.com/
ってのがSlashsterのローカライズかもしれません。

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