女子十二楽坊資料館の移転/ブラウザからのサイト構築

 少し前になりますが、女子十二楽坊資料館は独自ドメインに移行しました。

 http://www.twelve-girls-band.info/

 今回の移転と改造によって、大体システム的には満足のいくものとなりました。普通のサイトを作るためにMovableType(その他のウェブログツール)を使うという手法について、少し書いてみたいと思います。

2004年7月18日21:58| 記事内容分類:Movable Type, サイト構築・SEO| by 松永英明
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Movable Typeに目を付けた理由

 そもそも私が一年ほど前にMovableTypeに目を付けたのは、「ブラウザ上から、新しい記事内容だけ投稿したらページが自動生成されるツール」を探していたということがあります。

 手元でページを修正して、関連するページのリンクをすべて書き直し、FTPでアップする……という作業は、案外更新意欲を削ぐ要因になるように思います。

 そういうわけで、appleple CGI Gardenの「a-News」や「a-Column」、Perl CGI's By Mrs. Shiromukuの「自由ノート」などを試してみたりしていたのですが、生成されるページがすべてきちんとHTMLファイルになってほしいとか、見た目をもう少しいじりたい、といった点でもう少し何かないかなあと探していました(これが去年の話。現在、applepleではa-blogがβ版公開されています)。

 最近出たものでいえば、rinn@rNoteのひとが開発しているrNoteもあります。

 最近は MovableType などを導入したサイトも増えてきましたが、ギャラリーなどその他のコーナーは従来通りで、日記ページだけMT等を使用してる…というケースが多いように思います。

 何故日記ページのみの使用なのか、サイトを全体をツールで構築出来ないのか(……中略……)

 そこで、日記コーナーだけではなく、サイトを丸ごと構築出来るようなツールが欲しい、無いなら自分で作ってしまえ!…というのが、そもそもの開発の動機です。

 動機は非常に似ていますが、スクリプトを一から構築する力のない私は、MovableTypeを改造し、構造を変えることでサイトまるごと一つをMTで構築してしまおうと思ったのです。(ちなみにrNoteはFTPでのアップロード、かつ動的生成なので、私のニーズには今のところ合っていないのですが)

Movable Typeの「欠点」を乗り越える

 さて、女子十二楽坊資料館です。今まではkotonoha.main.jp/12-girls-band/というURLで、この「絵文録ことのは」の下の一区画という扱いでした。つまり「はじめてのウェブログ」や「土佐日記」と並ぶブログの一つという位置づけだったわけです。

 しかし、独自ドメインを取ったことで独立したので、さらにこれを多くのブログに分割して運営するのがやりやすくなりました(今までも複数ブログを割り当ててみたりはしたのですが、他の関係ないブログと共存させるにはちょっと厄介な問題があったりした)。

 MovableTypeの大きな問題として、カテゴリー分けが弱いということが挙げられます(このあたりの問題意識はrinnさんと似ていると思いますが)。たとえば、カテゴリーを階層化するのは困難です(カテゴリー名による疑似階層化などを駆使しなければならない)。それならば、大きなカテゴリー別に独立したブログにしてしまったらどうだろう? それぞれのカテゴリーはサブドメインにしてみよう。

 そうして、以下のような構造を作ってみました。

 女子十二楽坊資料館では、今までは「データベース」の部分がメインでした。これはかなり静的な情報で、いわゆる「ふつうのサイト」みたいな感じです。ただ、これまで資料館ではMTを使って構築し、日付を無視してカテゴリー優先でページを作ることで対応してきました。

 しかし、しばらく運用していると、日付順に並んでほしい情報も登場してきました。コンサート情報、TVなどマスコミ登場の情報など、ニュース的な要素です。今までは「ニュース」カテゴリを他のカテゴリとは別に扱うことで対処したりしてきましたが、ニュースをさらに分類しようとするとお手上げ状態になってきていました。また、他のカテゴリーが日付無視なのに、ここは日付が重要なので、デザイン上の整合性もとれなかったのです。

 今回はnewsサブドメインで独立したので、ニュースはニュースで別に扱い、ごく普通のMovableType的な構造にすることが可能になりました。

 また、それにともなってblogサブドメインも設置。データベース的なページは、あまり重要でない情報とかおしゃべり的なものは書けない雰囲気がありました。そこでブログを設置(いや、もともと全部ブログだろうといわれればそうかもしれませんが、ブログツールを使っていても、いわゆる一般的なブログじゃないんで……)。最初は日記とかコラムとかの名称も考えてましたが、結局、そろそろブログの方が説明しやすいということで。

 掲示板だけは掲示板専用スクリプト使ってます。MovableTypeで本格的掲示板は無理。

空トップページ

 以下、専門的な話になります。

 で、今回の特徴としては、トップページだけのブログを作ったこと。

 これはMTGlobalListingsやMTOtherBlogといった「(自サイト内の)他のブログのデータを表示できるプラグイン」を活用して、総合トップページを作っています。で、各ブログで新規記事を投稿するたびにトップページを更新するようにしてあります。これはジェームズ・アレン・ネットをMovableTypeで構築を参照のこと。

 サイドバーには、ニュースとブログについた最新コメント・トラックバックを表示していますが、これは実はニュースとブログそれぞれのarchive.htmlにそれぞれの最新コメント・トラックバックのみ表示させておいて、それをSSIで読み込ませてます。これによって常に最新情報を表示させることを可能にしました。

 もっとも、これだけじゃ寂しいので、エントリーとして「401」「403」「500」などのエラーメッセージを作成して、.htaccessでこれらのエラーメッセージが表示されるようにしています。エラーメッセージページをいじるというのはよくありますが、ブログのエントリーにしておけば変更も簡単ъ( ゚ー^)

データベースページの「同一カテゴリー内の記事一覧表示」

 今表示している記事と同一カテゴリーに属する記事の目次一覧を表示するために、MTでも実現できるんですが、面倒なのでSSIを使って表示させてます。目次一覧表示用カテゴリーアーカイブを新しく作成して実現。

コメントのコントロール

 自分のサイト内で、コメントの付けやすさに難易度をつけています。

  • 掲示板:コメントは付けやすい。流動的。
  • ブログ&ニュース:コメントは付けられるがちょっと気負いがあるかも。
  • 資料館:コメント拒否。トラックバックのみ。

 資料館はかつてコメントがつきすぎて掲示板化し、データベースには不要なおしゃべりの場になってしまったという過去があります。これは本来の趣旨に反するので、掲示板を新たに設置した経緯がありました。今回は、まったくコメントを受け付けず、必要であれば掲示板やブログの方で指摘してもらおうかと。

 ニュースについては、それぞれの記事には鮮度があります。したがって、付くコメントも一過性のものが多く、おしゃべりの場となることはないだろうとの判断。

 ブログはおしゃべりでもいいけれど、同じく一過性になるので、コメントを受け付けています。

 そして掲示板はおしゃべりでもなんでもどうぞ、という感じ(掲示板の中でも使い分けはつけていきますが)。

 無駄話コメントOKのところ、無駄話はやめてほしいところ、コメントがいらないところ、それぞれ自分のニーズに合わせて使い分けることができるので、今のスタイルはかなり気に入っています。

 で、このスタイルは、かなり多くのサイトで応用が利くのではないかと思います。つまり、データベース、ニュース、ブログ、掲示板という4パートは、各パートをさらに分割して複数設置するにしても、大体必要な要素を網羅しているのではないかと。もちろん、ニュースとブログは一体化させても問題ないですけどね。ということで、何かの参考になればと思います。

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このブログ記事について

このページは、松永英明が2004年7月18日 21:58に書いたブログ記事です。
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