【絵文録ことのは.】HOME|過去ログ表紙 > [時事・国際] > 灰皿を投げたFC東京サポーターはmixiで日記を書いていた
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7月9日、東京・味の素スタジアムで、JリーグFC東京 VS 東京ヴェルディの試合前に、FC東京の無職男性サポーターN・D(24)がスタジアム備え付けのアルミ製灰皿のふたを投げ、ヴェルディクラブ社員、一般客、警察官の3人に負傷させた事件があった。
翌10日にはFC東京公式サイトに「すべてのJリーグファンのみなさまへ(お詫び)」というメッセージが公開された。
ところが、このN容疑者(加害者)がmixi(ミクシィ)に入っていたことが判明。FC東京の説明には一部誤りがあることもわかった。mixiからわかった事件の裏側をまとめてみる。
今回の加害者は、これまで調べた範囲ではクラブと交流のある人に友人知人がおりません。FC東京ファンのみなさまが増え、すべての方とコミュニケーションをとることは不可能となっております。警備体制にも限界があります。ならば、今回の事件はその“引き金”となる行動を許容したことに原因があるといわざるをえません。事件の予兆を察知し、未然に防ぐべく対処することがクラブの責任であることを認識いたします。
ちなみに、3人を負傷させた「灰皿のふた」の写真がここにある。
airoplane.netのひとがmixiで書いていたのだが、加害者N・Dはmixiに入っていて、その「マイミク」(知り合いとして登録されている人)は一人で、実はその人は「クラブと交流のある人」と考えられる(つまりFC東京の説明は間違い)ということである。
そこで実際に調べてみると、加害者N・Dは確かにmixiに入っていた。名前は本名である。
最初の日記は5月23日。「普通に仕事でした」とあるし、技術系ともあるので、完全な無職ではなく、フリーで請け負うような感じなのかもしれない。以下、「全体に公開」されている日記のタイトルだけを列挙すると(☆は写真の数を当方でつけた)
となっていて、けっこうこまめに写真をアップしている。日記を読む限り、それほど荒々しい性格にはみえない。で、事件当日9日の日記は公開されないままになっている(当たり前だが)。
企業系サッカーのファンのようである。
FC東京のお詫びでは「今回の加害者は、これまで調べた範囲ではクラブと交流のある人に友人知人がおりません」と書かれているが、それは事実だろうか。
加害者Nの「マイミク」は一人。つまり、加害者Nをmixiに誘った一人だけが知人として登録されているのか、または加害者Nをmixiに誘っただれか別の人がいて、その人はすでにmixiをやめてしまい、現在のmixiでの知人は一人だけなのか、どちらかである。加害者Nの現在の唯一の「マイミク」Fさん(仮名)は、熱心なFC東京のファンの一人のようだ。
Fさんの日記は2004年12月から2005年7月まで書かれていたようだが、現在は4月と5月分しか残っていない。事件のせいで削除されたのかどうかは不明である。
Fさんが入っているコミュニティはいくつかあるが、サッカー関連は「FC東京」「FC東京ペーニャ総合案内所」と、もう一つ、彼自身が管理するFC東京 PENYA「L」のコミュニティである(具体的な名称は頭文字だけにしておく)。
FC東京ペーニャは、FC東京を愛する同好の士が寄り合う「社交クラブ」です。FCバルセロナのペーニャを手本としながら独自のFC東京ペーニャを創っていきたいと思います。
ペーニャとは、スペイン語で“集まり”“サークル”という意味があり、スペインでは、非常にポピュラーな存在として確立されています。 とくに、FCバルセロナでは海外も含め1,600以上ものペーニャがあるといわれています。
この、ペーニャは“社交場”“ファンクラブ”的な要素があり、FCバルセロナでは、ある酒場にペーニャの会員が集まり、そこでチームの話を語り合いながらお酒を飲んでいます。FC東京ペーニャも特定の酒場やお店で集い、お酒を飲み、食事を食べながらチームのことを語り合うことを想像しています。
最後は「想定」じゃないのかとも思うがまあいいだろう。要するに店を中心として集うファングループである。F氏は都内L店を拠点とするペーニャの代表だ(mixi外に告知ページがある)。そして、このペーニャの運営そのものにFC東京は直接関わっていないものの、関連組織であるFC東京ペーニャ事務局に申請して登録するシステムである。したがって、その運営者は「クラブと交流」があると言わざるを得ない。(※この「交流」については下記追記を参照してください)
FC東京ペーニャの一つを運営し「クラブと交流」があると認められるF氏が唯一のマイミクだった加害者N・D。「今回の加害者は、これまで調べた範囲ではクラブと交流のある人に友人知人がおりません」というお詫びの文章は結果的に誤りであるということになる。
加害者Nの「2005年06月29日 22:22 早慶戦」の日記に、2005年07月02日01:15につけられた本人のコメントがある。
行ってきました。
徳永は別格でしたよ。
ニットをかぶったカブさんが朝日の隣で騒いでました
これをもって、植田朝日氏の知り合いとする説もあるようだが、これだけだと一方的に加害者Nが朝日氏を知っているようにも見える。このコメントのみをもって「朝日氏の友人知人」であるということはできないだろう。
また、「あさひまんドットCOMブログ:ラッパ返還(大分戦)」の記事に出てくる「デン」氏は、今回の加害者N・Dとは別人らしい。したがって、現時点では、加害者N・Dが植田朝日氏と知り合いであるといえる証拠はない。
FC東京フロントのお詫びには、事実関係に誤りがあった――ということがわかったので、それで自分としては終わりである。別にサッカーには興味もないし、サポーター同士の対抗意識にも興味がない。この「事実関係」をどう解釈するかは読者諸氏に完全にお任せする。
上記でペーニャ運営者が「クラブと交流」があると書いたが、一般的な受け取り方と実情には差があるようである。各ペーニャの運営者は事務局にFAXで申請書を出すだけで、実際にはペーニャ運営者といっても「関係者」とは言い難い。したがって、「クラブと交流のある人に友人知人がおりません」という表現は、実質的に「植田朝日氏とその周辺の人たちの友人知人ではない」という意味になる、というのがFC東京サポーターの共通した受け取り方のようである。加害者N・Dは植田朝日氏を一方的に見知ってはいたが(かなり有名な人物なので)、植田朝日氏からは知られていなかった、というのは確かに事実だろう。
植田朝日氏の責任問題等については、いくつかのブログで意見が述べられているので、それを参照してもらえればいいだろう。私が口を挟む問題ではない。
また、ペーニャ運営者とFC東京フロント、FC東京ぺーニャ事務局の関係がかなり希薄であることから、この「お詫び」が出された時点で、加害者N・Dがペーニャとつながりがあることなどを実際に把握していなかった可能性が高いように思われる(さらに、ペーニャの中には、名簿などを作成していないゆるやかなものも多いようなので、ますます把握は難しくなるだろう)。
したがって、FC東京は意図的に隠蔽してウソをついたわけではないかもしれない。もっとも、このお詫び文の意図が、植田朝日氏に累が及ぶことを恐れて出されたものであるように読めることは、いくつかのブログで指摘されているとおりであろう。
なお、加害者N・Dは、決して、いわゆるフーリガンのようにすぐにケンカを売るタイプではなかったとの情報も入ってきた。だとすると、そういう人が異常な行動に出てしまった現場の雰囲はどのようなものだったのか、ということがむしろ気になるところである。
日本国内でトップの規模となっているソーシャル・ネットワーキング・システム(SNS)「mixi」は、かなり普及していることが実感できる。
このプレスリリースにmixiユーザー数の急増具合が記されている。「悲劇的なgooリサーチ結果--SNSは認知も利用もされていない - CNET Japan(2005/07/11)」という記事もあるが、SNSなんて誰も知らないとしても、mixiを知っている人は急増しているように思う。
先日、mixiコミュニティ「豆乳組」のオフを開いたのだが、パソコンがよくわからないという人もmixiを使いこなしていたりすることがよくわかった。また、西新宿のもうやんカレーで食っていたら近くでmixiの話題をしゃべっている人がいた、というような話も聞いた(もうやんコミュもあるし)。
そういうわけで、mixiは一般にも広がりつつあることが感じられる。事件の当事者がmixiで日記を書いていた、というような話題はこれからもどんどん増えそうだ。
加害者N・Dが所属しているコミュニティにも、あるいは彼をmixiに誘ったFさんにも、もちろんFさんの運営するペーニャにも、この事件に関する責任はない。もちろんmixiにも何ら責任はない。単に彼が所属していたとか、知り合いだったというだけで連座させてはならないことを強調しておく。人は自分のなしたことにのみ責任を負うべきである。もちろん、その縁のある人の中に、現場で彼を煽っていたような人がいたら、それはそれで別個に非難されるべきであろうが、現時点でそのような事実は確認されていない。
さらに追記(13日7:00)。今回は加害者N・Dと匿名にし、mixiへの直リンクを避けた。理由は以下のとおり。
コメントとトラックバック
[No.1] トラックバック:「FC東京の対応は正しいのか。」(スルーパスの美学)[2005年7月12日 16:10]
灰皿事件に対し、FC東京がコメントを出したのは日曜日の話だ。 http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=2874 このコメントに対しては、 ・怪我人は「サポーターではない」 ・犯人...……[全文を読む][No.2] トラックバック:「なんだこれは?(失笑)」(書き殴り)[2005年7月12日 18:49]
http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=2876 FC東京ファンのみなさまへ [7/12(火)] 先日の東京ヴェルディ1969戦(7/9)にて発生しました残念な事故に対し、再発防止のため、以下の対応...……[全文を読む][No.3] 投稿者:inada[2005年7月12日 21:42]
「クラブと交流のある人に知り合いがいない」っていうのは植田くんたちとその仲間じゃありませんよっていう意味でしょ。昨日今日ペーニャに登録した人なんて、どんな人物かまだ把握しきれてないんだし。クラブとしては今の時点で交流があるっていわれても困るんじゃないの。
交流ってもうちょっとつきあいのある状態をさしてほしいんだけど。
[No.4] トラックバック:「ダービーの戦い FC東京戦〓」(pride of green 緑の誇り´)[2005年7月13日 00:11]
■ Jリーグ第15節 FC東京戦 ■ FC東京のサポは許せない!! 正直言って他のサポを批判した事は1度もなかった。 しかし今回は声を大にして言いたい!! 試...……[全文を読む][No.5] トラックバック:「FC東京の植田朝日氏のヤット出たコメントに対して」(Here There and Everywhere)[2005年7月13日 02:46]
FC東京がサポ逮捕事件の対策報告 男性サポーターが灰皿のふたを投げ付けて3人にけがを負わせて傷害罪で逮捕された事件を受け、J1FC東京の椿原正浩社長は12日のJリーグ実...……[全文を読む][No.6] 投稿者:教えて君[2005年7月13日 08:14]
すいません、記事とは関係ないのですが、「コメント(ご意見・ご感想)を投稿する」の上に書いてある4行目の「コメントならびにトラックバックについては~~~~」と書いてある部分の最後の「以外の理由なく断りなく削除することがあります。」という文章が何度読んでも理解できません。文章に慣れてない人でも理解できるような表現に修正して頂けないでしょうか。宜しくお願い致します。
[No.7] トラックバック:「スタジアムで人が死ぬ前に」(◆木偶の妄言◆)[2005年7月14日 11:44]
味スタの東京ダービーで、FC東京サポーターが、東京ヴェルディサポーターを挑発。FC東京サポの1人が東京ヴェルディサポに向かって金属製の灰皿枠を投げて、負傷者が出た。 事件当初...……[全文を読む][No.8] トラックバック:「死人が出てからでは遅いんや!」(バーチャルネットサポーター・狼里8歳)[2005年7月24日 10:29]
昨日は、大阪ダービー3連戦の残り2試合が終わるまで大人しくしとこかな・・・ と思ってましたけど! やっぱり 大人になれない永遠の8歳、狼里です、こんにちわ! まずは...……[全文を読む]このエントリー登録状況一覧
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