[老鼠愛大米](2)ネットソング「老鼠愛大米」はなぜ爆発的にヒットしたのか

 ネットソング老鼠愛大米がなぜヒットしたのかを分析する記事があったので、少し古いが紹介しよう。「歌詞のわかりやすさ」「メロディの覚えやすさ」「歌手は最初表に出ない」といった三点が挙げられている。

2005年8月 1日06:46| 記事内容分類:中国ネット事情, 音楽| by 松永英明
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ホット! ネットソング「老鼠愛大米」

 デジタル時代、ネットソング(網絡音楽)の飛躍的な発展は、多くの奇跡を生み出した。最近、「老鼠愛大米」という名前のオリジナルソングがネット上で大ヒットし、大スター歌手の歌を超えて薦められるようになった。

 このところ、メディアではこの曲の原作者がだれかという争いがあって、双方ともに譲らない。歌がヒットしたために、作詞・作曲者と歌い手が一躍有名になったのだ。これは「刀郎現象」と同じである。しかし、こんどは別の歌であって、短期間で大センセーションを生み出したため、これを「第二の刀郎」と呼ぶファンも多い。

 現在、流行音楽界で有名になる方法はいくつかある。ネットソングも例に漏れることなく通俗歌曲と同じ要素を持っていなければならない。民間のよい歌がたくさんネットを通してネットワーカーの心を打っているが、どのような歌曲が成熟し成功するネット歌曲となりえるのだろうか?

第1要素:歌の題名がわかりやすくて面白い

 2001年のネット歌手で最も際だって成功したのは雪村(シュエ・ツン)だ。彼の歌う「東北人都是活雷鋒」はその年のネットクリック数で最高となった。雪村はこの歌で春節晩会の舞台に立っただけではなく、ネット歌手から流行音楽界に打って出たのであった。

 今ネットで流行っている歌「老鼠愛大米」も当時の雪村を越える勢いだが、この2曲のタイトルを見ると、どちらも共通する特徴がある。タイトルは独特で、日常生活に由来しており、歌詞の中でわかりやすいキーワードとなっている。雪村のユーモアあふれる笑えるあの句「翠花、上酸菜!」は今、全国の多くのファンが噛みしめている。また「某某某我爱你就像老鼠爱大米!」という民間の言葉は広く受け入れられている。

 記者がネットでこの歌をダウンロードして繰り返し聞いた後、「老鼠愛大米」は普通の叙情歌にとどまるものではなく、それでいて男女の情愛のパターンを踏み外すことがないと思った。ある音楽ファンは一度聞いただけであのセリフ「我爱你,爱着你,就像老鼠爱大米」という歌詞を覚えてしまった。

 このように、大衆的な要素がネットソング流行の大きな特色である。

第2要素:メロディーが歌いやすい

 もう一つのネットソングの特徴は、もちろん音楽そのものの特徴である。メロディが歌いやすいことはこの種の歌が流行するときの特徴である。たとえば刀郎の「沖動的懲罰」は、音楽ファンが何度か聴けばメロディーを口ずさむことができる。このように伝えやすく、簡単に覚えられることは、ネットソングの特徴に合っている。

 そのほか、歌いやすいメロディーは普通の人がカラオケで歌うときにも満足できる。さらに奇妙な歌詞に笑えるMTV画面ならあなたの歌はウケる。実際、このような曲はカラオケで最もよく歌われているのである。

第3要素:歌手はネットに身を隠す

 刀郎が有名になったのは、「声は聞けどもその人を見ず」という売り出し方と関係が深かったのは間違いない。まず美しい歌声でファンのお腹を満たしておいて、それでいて長い間顔を出さない。その結果、刀郎はすぐにファンが会いたがる歌手となっていき、人気も最高潮に達した。

 また、雪村もそうだ。「東北人都是活雷鋒」の前にもレコードを出していたが、ほとんど知られていなかった。雪村は当時4つの娯楽番組に出演して露出が増えたが、結果は予想の逆となった。

 「東北人都是活雷鋒」がネットで流行してからはかえって雪村の出演は減り、さらに多くの人が好奇心を抱いた。この人の真実の姿を知りたくなって、ようやく春節晩会で見ることができたのだ。人々はそこでようやくこの「東北人」を知ることができたのである。

ハイパーリンク:ネットワークで有名に

 歌手が有名になるには多くのルートがあり、ネットの出現で多くの人が新しいルートを得ることとなった。中国で最も若い富豪・丁磊はまさに「網易」サイトを作って人々に知られるようになり、自らの事業を開拓したのである。

 多くの人がネットの出現によって事業の危機を回避したり、自らの夢を実現したり、または自分の奮闘すべき方向を模索したりしている。娯楽面からいえば、刀郎と雪村以外にもネットから利益を受けた人は多くいる。

郝雨:

歌入り講談歌曲「教室聖地」の歌い手。この歌は大学キャンパスで歌われる人気度が一直線に登った。今年年初春晩の番組の予選のとき、ネットにはまっている姜昆に対して郝雨を加えるように多くの推薦があった。そこで姜昆は全国で郝雨をさがしまわり、ついに見つけ出したという。郝雨がどれほど関心を持たれたかがわかる。

楊臣剛:

 楊臣剛は武漢ギター研究会理事長、オリジナル音楽基地シンガーソングライター、ネットソング「老鼠愛大米」の作詞作曲者。かつて専門家は、「もし楊臣剛が順調にいけば、ファーストアルバムは少なくとも200万枚に至るだろう」と予言した。この歌の今のバージョンは彼自身が歌ったものではないという考証もあるが、それでも創作者には間違いなく、原作者として認められている。ワーナーとユニバーサルの2大レコード会社が、これまで無名だったこのネット歌手を求めて高値を競ったという。最後にどの音楽製作レコード会社に加わるかは別として、ネット歌手の実力を証明するには充分な話だ。

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