デーサイに一歩近づけるMovable TypeプラグインRightFields

 趣味の問題2からのトラックバックで、Movable Typeのエントリーに関するフィールドを追加・編集できるプラグイン(シェアウェア)があることを知った。やはりデーサイ、すなわちウェブ上でデータベースそのものを加工して公開できるツールのニーズは潜在的に大きかったのだ。

 実はデーサイについては、まずMovable Typeでカタログ型サイト構築用のテンプレートを自作して無料公開し、それでも不便なところを指摘することでわかりやすくなるかと思っていたのだが、個別エントリーレベルでの問題はこれであっさり解消されることになる。もちろん他にも必要な機能があるのでこれで「MTがデーサイになる」とは言えないのだが、大きな一歩を踏み出していることは間違いない。

2005年12月16日12:59| 記事内容分類:Movable Type, ウェブツール| by 松永英明
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 「デーサイ」の概念については、

を参照していただきたい。デーサイというネーミングがダサイという意見が多く、SiFiみたいだしとか言い訳しようか、「デイサイ」の方がよかったかなとか、英語表記はDaSi=DaySightとかしゃれてみようかとも思ったりもしたが、すでに流通し始めてしまっているのでとりあえず「デーサイ」で通すことにする。

RightFieldsとCustomFields

RightFields

プラグインRightFieldsでMovableTypeのデーサイ化 : 趣味の問題2」からのトラックバックで知ったのが、Bulkfeedsの宮川さんの記事で紹介されている「RightFields」プラグイン。これは自由にエントリーのフィールドを追加・編集できるもので、まさにこれがあればデーサイ化が一歩進むことになる。

 これはシェアウェア(個人使用$15、企業使用$50)だが、それだけの価値はあると思う。

CustomFields

 また、実は類似プラグインがすでにあった模様。それがCustomFieldsだ。

 この記事の以下の部分に、私がデーサイ構想を立てるに至ったニーズと共通する問題意識がある。

HINAGATA: <$MTEntryKeywords$> をうまく使おう! という HINAGATA の上ノ郷谷さんの発想はすんばらしい。でもこの手法には少なからず問題があって、たとえば複数のキーワードを指定出来ないとか SEO 対策として META タグにキーワード入れる設定にしていた場合にはコンテンツと関係のないキーワードが記述されるなどが挙げられる。

 要するに、既存のフィールドを使い回すにも限界があるということだ。今まではキーワードをファイル名に指定したりしていたし(MT3.2ではファイル名を別途指定できるフィールドが増えたので、その点はかなり楽になっているのだが)。

 RightFieldsについて、宮川さんは、以下のような活用例をあげている。

  • エントリーごとに、投稿場所のタイムゾーンデータを設定
  • 天気予報データを表示

映画レビューの Blog をつくりたければ、映画タイトル・レーティング・監督・主演・公開年月日 ... etc, という感じでどんどんデータベースを拡張していける。

 この一文は、まさにデーサイのニーズがどこにあるのかをよく示していると思う。

 たとえば、ショップサイトであれば、「定価」「売値」「割引率」「税」「税率」「商品名」「メーカー」、もう少し細かくいけば「スペック」「ISBN」「発売日」「成分」などのデータをそれぞれに設定することもできるだろう。これが独立の項目として挙げられ、それぞれにカスタマイズできれば便利だという人は多いはずだ。

 あるいは「商品画像」「商品画像サムネール」といったフィールドを設定して、カテゴリー一覧画面には「商品名」と「個別記事へのリンク」と「商品画像サムネール」と「商品紹介概要」を表示……といったことが可能になれば、これはもう活用範囲はかなり広がるわけである。

 デーサイがほしい、と叫んでいたのは、こういうニーズゆえにである。

さらにカテゴリーページが充実できれば

 ただし、これらのプラグインだけではまだ完全なデーサイとは言えない。やはりカテゴリー画面にもっと情報を載せたり、カテゴリ独自の説明や画像を盛り込めれば(つまり、ブログとして分けなくても、カテゴリーを充実させることで一コーナーの独立した表紙的に見せられるならば)、DaSiとしてはかなり便利になってくる。

 というか、某企業サイト構築用にMovableTypeをインストールして、まるでブログじゃないサイトを作っているわけだが、この辺がクリアできればさらに便利になる。

 そのほかにカテゴリー関連で便利そうなテクニック。こういうものを一元管理できる管理画面があればなあ……と。

デーサイについて補足

 前回の記事(ブログの「次」はこれが来る。DWS(デーサイ)=データベース→サイト化ツールの時代 [絵文録ことのは]2005/11/29)では、これが近いのではないかと、いろいろとツールを紹介していただいた。いわばデーサイ志向ツールとでもいおうか。

 TYPO3はかなり近いツールではないかと思われるが、まだ検証できていない。

 rNoteは、手元のファイルをFTPでアップする必要があるのが最大のネック(bloxsomと他の完全オンラインブログツールとの差はそこで出た)。ここが改善されれば、これはかなり理想的なツールと思われる。

 HL-SiteManagerは確か過去に試した覚えがある。これの高機能版というか。

 あと、Accessというツール名を出したために誤解を生んだ部分があるようだが、Accessで作ったデータベースをサイトとして公開、したいのではなく、そのデータベース作成からすべてウェブ上でできれば、というところである。もう全部ブラウザ上で。id-pass入れればネットカフェからでも更新。

 で、静的生成にこだわる理由として、「既存のウェブサイトのURLを極力変更せずにすべてデータに移行させたい」というニーズがあること、もう一つは「生成された結果としてのファイルをHTMLファイルとしてダウンロード→保存しておける」ということ。最悪の場合、データベースが壊れてもHTMLファイルから復旧できる可能性が残るという冗長性は絶対に必要である(HTMLファイルだけ壊れたら単に再構築すればいい)。単にキャッシュの問題だけではない。

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2005年12月16日12:59| 記事内容分類:Movable Type, ウェブツール| by 松永英明
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あったあった、探してたのはこれですよ。 「Movable Type投稿画面の入力項目を増やす」拡張機能。 CustomFields plugin(←英... 続きを読む

MovableTypeを使ってデーターベース的な使い方をしたい場合は「Custo... 続きを読む

コメント(2)

はじめまして。
いつも楽しく拝読させていただいております。
rNoteですが、こちらhttp://www.tomipa.comにてrNotePadを公開していらっしゃいます。
ブラウザでできるのは記事作成とCGのアップロード、ファイルの・フォルダの削除のみ、『rNote本体が同種の機能を実装するまでのつなぎ”として公開しています。』とのことですが…
既知でしたら失礼いたしました。

>すでに流通し始めてしまっているので

(微笑)

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