【絵文録ことのは】HOME > [ウェブマーケティング] > 1ページでわかる日本型ドロップシッピングとは(ドロップショッピングではありません)
最近ネットショップ、ウェブショップ、EC(エレクトリックコマース)等々の分野で話題になっているのが「ドロップシッピング」という流通形態だ。これは、特にアフィリエイトとの比較で語られることが多いように思われるが、実際には何がどう違うのか判りづらいという話も多い。
そこで、初めての人のために、ドロップシッピングとは何かということを1ページにまとめてみた。あわせて、今までのショッピングサイトやアフィリエイトとは何が違うのかも比較している。
アメリカ等でのもともとのドロップシッピングという言葉とズレが生じてきているようなので、すでに定着しつつある「日本型ドロップシッピング」という言葉でその概念を説明する(アメリカ型については今回は触れない)。
これを簡単に言えば「ショップが、在庫・仕入れなしで販売する流通スタイル」ということになる。
ドロップシ「ョ」ッピングではないので注意→[ドロップショッピング - Google 検索]

最初の図は、一般の商品の流れ。メーカーから卸問屋を通じて(あるいはとばして直送で)、販売店(ショップ)は商品を仕入れる。仕入れた商品を店頭に並べて売る。それをお客さんが買うわけである。
ネットショップでも基本はまったく同じ。仕入れて在庫として持っておいて、それを販売するのが基本形だ。

説明をわかりやすくするために、「メーカー」と「卸問屋」をひとくくりにしてみた。要するに、「商品を作るところ」「商品を売る店」「商品を買う人」の3ジャンルがある。

さて、ネットではすでにおなじみになったアフィリエイト。商品を紹介して、ショップに誘導し、そこでお客さんが何か商品を買ったら、紹介料として報酬をもらう。それがアフィリエイトである。
つまり、アフィリエイター(アフィリエイトで紹介している人)は、営業マンであり、呼び込みの人なのである。その人自身が何かを販売したり、商品を発送したりするわけではない。あくまでもショップは他にある。だから、商品の流れ自体は、上に記した普通の商品の流れと何ら変わることがない。

ドロップシッピング形式で商品を売るショップをドロップシッパーと呼ぶ。これはショップそのものである。お客さんから注文を受け、代金の支払いも受ける。そして、注文があったらメーカーに連絡し、メーカーから商品を直送してもらう。
アフィリエイターは営業や訪問販売員に相当したが、ドロップシッパーはまさに小売店、ショップそのものである。「アフィリエイト2.0がドロップシッピング」みたいな宣伝も世の中にはあるようだが、実は性質が全く違うといえる(もちろん、アフィリエイターがドロップシッパーになることは可能だが、これについてはあとで述べる)。
そして、ドロップシッピングを導入すると、商品の流れの経路が最初の図と違ってきていることがわかると思う。つまり、ドロップシッピングは「流通形態を変えるもの」あるいは「特殊な流通形態」なのだということがわかるだろう。
なお、最近登場しつつあるドロップシッピングサービスは、「メーカー」と「ドロップシッパー」の間をつなぐ存在だと思えばいいだろう。
実は、ドロップシッピングの仕組み自体はすでに使われているし、実際に「その仕組みで買ったよ」という人も多いだろうと思う。
たとえば、楽天市場の家具屋さん。机や収納棚やベッドなどを楽天市場の家具屋さんのショップで購入する。ところが、家具屋さんはその在庫を持っているわけではない。メーカーに連絡して、メーカーから家具が直送されてくるというシステムのところが大半である。つまり、楽天の家具ショップサイトはドロップシッパーで、メーカーから直送されてくるドロップシッピングの仕組みが採用されているのである。
Amazonのエレクトロニクスも同様。Amazonで注文すると、メーカーから送られてくる。実はAmazon自体が巨大なドロップシッパーだったのだ(本とかCDとかはちょっと違うけれど)。
リアルの店舗では、ドンキホーテの一部商品も同じである。店頭で注文すると、後日、メーカーから商品が直送されてくる。ドンキホーテも(一部商品については)ドロップシッパーだったのだ。なお、ドンキホーテの商品をさらにドロップシッピングで販売することもできる。
店自体は在庫を抱えず、メーカーなどから商品が直送されてくる仕組み――このような流通形態であれば、ドロップシッピングにほかならないのである。

ドロップシッピングはアフィリエイトに代わるものではなく、むしろショップの可能性を広げるものであると考えた方がいい。だから、ドロップシッパーがアフィリエイターを募集するというパターンもありえるわけである。

現時点でドロップシッピングがあまり理解されていないのは、各サービスによって違いが大きいからというのもある。ただし、基本としては上記のことを押さえておけば、あとは細かい違いだということもわかるだろう。
その中で大きく違うのが、リアルマーケット・ドロップシッピング(RM-DS)である。これは、リアルマーケット側で商品を集める倉庫を持ち、そこから商品をまとめて発送することになる。
たとえば、ドロップシッパーがいくつかのメーカーの商品を同じショップサイトで販売していたとしよう。すると、発送元はそれぞれのメーカーバラバラということになる。だから、商品は(当然ながら)バラバラで届く。
しかし、RM-DSでは倉庫があるから、そこでまとめて発送し、経費を抑えることができる、と提供側は考えている。他のサービスでは、サービス側が倉庫を持たない方が経費を抑えられると考えているが、結論はまだ出ていない。
特にアフィリエイトと比較してみる。
風俗店のシステムにたとえてみるとわかりやすい、という人がいたので、あえて書いてみる。
アフィリエイトは、「風俗店紹介所」あるいは「客引き」である。お客さんをつかまえて、どういう店がいいですか、と要望を聞きながら、自分の契約している店に連れて行く。こうしてお客さんを連れて行くと、店から紹介料が支払われる。
ドロップシッピングは、「デリバリーヘルスの受付窓口」である。窓口に行って「この子がいい」と申し込みをして代金を支払い、ホテルで待っていると、指定された女の子がやってくる。この場合、女の子が自宅待機していて指名がかかったら出てくるという方法をとっていれば、まさに「メーカー直送」というわけで、ドロップシッピングに似ている(そのままではないけれども)。
いずれにしても、アフィリエイトとドロップシッピングはだいぶ違うよ、という話。
これからの新しいネットビジネスか!?
始めて見ようかな?
コメントとトラックバック
[No.1] 投稿者:ドロップシッピングあれこれ管理人[2006年11月 6日 22:18]
非常に参考になりました。
ドロップシッピングについて頭の中を
整理したくなったときにまた来ます。
[No.2] 投稿者:AKIAKI[2007年1月 8日 08:51]
ヒメコさんのページからこちらに参りました。
ドロップシッピングについてよく分からなかったので、
とても役立ちました。
[No.3] 投稿者:久保みつ子[2007年3月 6日 16:43]
まだ作成中商品ができたら のせr予定
[No.4] 投稿者:柿種蒔尾[2009年5月 4日 10:22]
大変わかりやすくためになりました。
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