航天員十二紅房――中国初の有人宇宙船

 中国初の有人飛行船「神舟」5号が15日に発射されることとなった。その飛行士としての訓練を受けたのは12人で、このメンバーは「紅房子」と呼ばれる軍営にいるという。今回のタイトルは女子十二楽坊を意識してふざけてみました。というわけで関連リンクと関連情報メモ。

2003年10月10日15:54| 記事内容分類:中国時事ネタ, 天文学・地学| by 松永英明
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日本語ではMAOさんのblog::TIAOの情報が一番詳しいようです。
神舟が飛ぶ日神舟が飛ぶ日-2・・・アジア初、中国の有人宇宙船の打ち上げが秒読み段階に神舟が飛ぶ日-3・・・酒泉衛星発射中心は何処にある?神舟が飛ぶ日-4・・・関連情報神舟が飛ぶ日-5・・・打ち上げ日時が公表

とりあえずここが中国語の神舟五号ポータルという感じの、新浪網(シナ.com)の特集ページ「神舟五号載人飛船即将発射昇空」。

“神舟”一号
1999年11月20日発射・11月21日着陸
“神舟”二号
2001年1月10日発射・1月16日着陸
“神舟”三号
2002年3月25日発射・4月2日着陸
“神舟”四号
2002年12月30日発射・2003年1月5日着陸
“神舟”五号(有人)
2003年10月15日発射・10月16日着陸予定

 「神舟」5号発射は、宇宙空間に入った後、太陽熱発電がしやすいように昼間が選ばれ、10月15日午前9時となった。これによってバッテリー消耗を減らす狙いである。宇宙飛行士は21時間宇宙軌道に滞在し、翌日朝6時にモンゴル八王旗に着陸・回収される。これはちょうど夜明けで、探すのに都合がよい。

 北京航天指揮控制センター・西安衛星測控センター・陸地測控站・海上測控船をつないで通信網を作り上げ、国際ネットワーク化している。陸上観測点は北京・西安・渭南・青島・廈門・カシュガル・カラチ・ナミビアにあり、海上観測船は日本海・南米南端海域・大西洋・オーストラリア海域にそれぞれ1~4隻(日本海には「遠望3号」を配備)。

 宇宙飛行士は、1996年に現役空軍パイロットから選抜された。同年、中央軍事委員会は数千人の予選対象者から30人を選び出し、宇宙飛行士合同訓練隊を用意した。1999年の神舟1号発射成功時にもう一度選抜をし、最終的に12人が正式訓練を始めることを確定した。選ばれた全員が身長170センチ前後、体重65キロ前後、年齢30歳前後、工学または科学方面での学歴を有する。
 選ばれたメンバーは北京の西郊外にある軍営に送られた。これは「紅房子」と呼ばれている。建物が赤いから、という説と、中国宇宙開発の発展の中核的な力がここにあるから、という二説がある。メンバーは肉体的・精神的に極めて強靱であることを求められ、また苛酷な訓練を受けてきた。

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2003年10月10日15:54| 記事内容分類:中国時事ネタ, 天文学・地学| by 松永英明
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