「ギャル革命」sifowの仲間たち「くろ団」の「秋革命」に行ってきた

 「ギャル革命」を提唱し、自らシホ有限会社G-Revoを設立したモデル、歌手、ギャル社長のsifow。4月から5月にかけてネットニュースに掲載され、ブログも人気となったため、ネット内では名前を聞けば思い出す人たちも多いだろう。

 このsifowの夢に共感した全国各地のギャルたちによるオフィシャルスタッフを「くろ団」という。今回、くろ団による初企画イベント「秋革命」が開かれると知って、早速行ってきた。

2005年10月16日20:33| 記事内容分類:ライブ, 考現学| by 松永英明
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sifow

 sifowのことを初めて知ったのは、4月末、BARKSのニュースに載ったときである。裏日記(⇒)にはこうメモしておいた。

2005年04月27日

sifow面白いな

メルマガ登録しちまった(笑)

 それから一カ月後、今度はITmediaニュースに詳細なインタビュー記事が載った。

 この記事は、はてなブックマークでも人気になっている。

 「バカっぽいとかだらしないとか、ギャルに対する偏ったイメージに革命を起こしたい」というsifowは19歳のときに「シホ有限会社G-Revo」を設立。そして、CDも発売、ブログは大人気……。「面白いっ!」というのが最初の感想だった。

 もともとギャルは好きでも嫌いでもなく、渋谷とかでよく見かけるなあというくらいのもの、接点なども特になく、「別世界の人種」とでもいうべき存在だったわけだが、「奇跡の出来事のシンデレラストーリーぢゃなくてぇ、自分で必死でつかんだマーメイドストーリーを目指しまっす☆」なんて面白いことを言ってくれるのだから、興味がわかないわけがない。

くろ団と「秋革命」

 自分たちも何かやれるかもしれない、とか、自分もうかうかしてられないぞ、とか思わせる人のまわりには、同じような思いを持った人たちが集まってくるものだ。sifowに共感した全国のギャルたちが「くろ団」というオフィシャルスタッフになっていった。

 金儲けが好きな人にはお金好きな人たちが集まってくる。逆に、お金よりも、何らかの目標を実現・達成したいと思う人のまわりには、それを一緒になって盛り上げようとする人たちが集まってくる。くろ団は、理念で集まったギャルたちだ。

 さて、10月15日、くろ団による初企画イベント「秋革命」が青山Club LUXGで開かれた。この開催を知ったのは、実は前日に送られてきたメルマガ【☆SGR☆NEWS!】であった(ということはしばらくブログ見てなかったな、とばれてしまうわけだが)。

 「秋★革★命」のページには、

ギャル革命 "sifow"の仲間、「くろ団」が初めて企画する、今秋最もアツイEVENT★

普通のクラブイベントと違うのは、クラブ初心者から学生・社会人の方々までもが幅広~く楽しめて、友達のネットワークを広げるためのイベントだよ !

とあるので、十数年前にはディスコにけっこう行ってたけど「クラブ」には行ったことのないオッサンの自分でもOKらしいので、これは行かねばと決意したわけである。ただ、ギャルで満杯だったらこっそり帰ろうかと思っていたのは内緒だ。わらい。ってここに書く時点で内緒じゃないわけだが。

イベント「秋革命」

 と前置きが長くなったが、開始の17:00を少しすぎたころにようやく表参道駅に到着。駅の近くに案内板を持ったギャルが立っていたので、声をかけて場所を確認した。着いてみたら別に何が始まるという感じでもなく、しばらく様子見。後援しているUSENの人たちなんかもいたようで、平均年齢が引き上がっていて一安心。客の入りは思ったより少なかった。もっとギャルがあふれてるのかと思ったら、そうでもなかった。

 17:30ごろ、いよいよイベント開始。ダンスチーム五組くらいが登場して、なかなかカッコイイ踊りを見せてくれる。ブレイクダンスも回りまくり。

 それからしばらくフリータイムとなり、くろ団の子たちが名刺を配りまくりにくる。最初に美咲ちゃん、それから麻衣ちゃん、薫ちゃん。イベント慣れしていない雰囲気は感じられたけれど、とにかく一つのことを成功させたいという熱意はしっかり感じられた。

 さて、18:40からはゲームタイムだというので「前に集まってくださーい」と集められる。それまではけっこう踊ってる子たちもいて、前の方に行ったらくろ団の子に踊るように勧められたのだが、あと1分しかないのでちょいと断念した。

 ゲームはちょっとばかしルールがわかりにくかったが、なんとかお菓子と映画のチケットをゲット(´ー`)ノ

 そのあと、sifowのデビュー曲「I謡」に合わせてみんなで踊る。振り付け指導はまぃちゃん。途中で鼻歌に合わせて踊ってみたり、仕上げにCDに合わせて通してみたりして、なかなか楽しいъ( ゚ー^)

 さて、その後また少し間があいて、いよいよsifowのライブ。秋革命のテーマソング「花影」という歌を歌う。さっきの鼻歌につられて司会者が曲名を「鼻歌」と言ってしまって場内爆笑。sifowは泣きそうになってました。そら嫌やわな。sifowの生歌は音程がしっかりしてて安心して聞ける。みんな座ってしっとりと聞いてました。残念ながらこの一曲で終わり。

 その後、ちょっと引っ込んでポテトスティック食ってたら、亜彩希ちゃんが来て名刺交換。いろいろと今回のイベントの感想とか、意見とか求められたので、思ったことをいろいろ言ってみた。今後どんな感じの曲がいいとか、真剣に聞いてくるので、こちらも思わず熱がこもる。あんまり長く話せなかったけど、本当に一生懸命なので、これはどうしたって何か成し遂げてもらいたいという気持ちが固まってきた。くろ団の子はまだ高校生くらいの年代だけど、で見かけは真っ黒のギャルだったりするけど、向上心も何もない「オトナ」だのネット弁慶の連中だのよりずっとパワーもあるし、人生にまっすぐ向き合う純粋さがあるような気がする。今はまだ小さなイベントを手探りでやり始めた段階だけど、そのうち絶対何か大きなことをやりとげるに違いない。

 イベントの最後は、sifowとくろ団のみんながずらっと並んでご挨拶……なのだが、そこに向かう途中のsifowをつかまえて名刺交換してもらったヽ(´ー`)ノ

 どうやらくろ団にも顔を覚えられたみたいだ。これからの「ギャル革命」を応援していきたいと思う。

sifow&くろ団について余計な分析をしてみる(蛇足)

  • sifowがギャル&社長&タレントという立場でいくのは、独特のスタンスだし、これがウリでもあるのだが、逆に実際の活動ではそれがネックになる部分もあると思う。つまり、タレントを売り込むべき「社長」が、タレント自身である、というのはやりにくいところも出てくるだろう。でも、それを乗り越えていってほしい。
  • sifow&くろ団は、ギャルから生まれ、ギャルが原動力だが、ギャルの代弁者そのものというわけではないように思う。むしろ、視線は常に「非ギャル」層に向いて「ギャルへの認識を変えてもらう」ことを目指している。一方、ギャルに対してはギャルの現状をそのまま受け入れるのではなく、むしろ「ギャルの中での意識改革」を生み出そうとしている部分があるような気もする。だから「ギャル革命」というのはぴったりのネーミングなのだが、逆にいえば「客層がぼやける」という欠点はあると思う。
  • それはくろ団の最初のイベントである今回の「秋革命」でも顕著で、「ギャルによるギャルのためのギャルのイベント」としてギャル総決起みたいなノリになるのではなく「クラブ初心者から学生・社会人の方々までもが幅広~く楽しめ」ることを目指している。この方向性は悪くないのだが、今後の戦略的にはいろいろ考えないといけないだろう。言い換えれば、「ギャル向け」と「世間向け」の2つの顔を使い分けることが必要だろうということだ。
  • ブログとか、あるいは実際に話してみた印象だけど、sifowもくろ団のメンバーもみんな謙虚に人の話を聞く姿勢がある。これは魅力的なポイントなので、これからも絶対に外さないでいてほしい。
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2005年10月16日20:33| 記事内容分類:ライブ, 考現学| by 松永英明
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ギャルになりたいのに、親がまゆ毛も整えるだけっていって、思いっきりそらせてくんないんですよ!まぢ、ウザなんですよ。くろ団のみなさんは、どうですか(≧ε≦)

このブログ記事について

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