オバマ大統領の名前は「祝福・美・曲がった」を意味する

次期アメリカ合衆国大統領としてバラック・フセイン・オバマ・ジュニアが選ばれた。名前が似ているということで福井県小浜市がオバマを応援して話題にもなったが、もちろんオバマは小浜と何のゆかりもない。

そこでオバマ大統領の名前の語源を調べてみた。あわせて、オバマの父方の系譜がケニアからスーダンにたどり着くこともわかってきた。

2008年11月 6日17:17| 記事内容分類:世界時事ネタ, 言葉| by 松永英明
この記事のリンク用URL| ≪ 前の記事 ≫ 次の記事

twitterでこの記事をつぶやく (旧:

オバマの父=ルオ族とスーダン

オバマの父(バラック・フセイン・オバマ・シニア)の出身地は、ケニア共和国ニャンザ州シアヤ県ニャンゴマ・コゲロ村である。そして、オバマの父は「ルオ族」である。

ルオ族はケニアで三番目に大きな民族グループであり、主としてニャンザ州西部に居住している。

ルオ族の有名な歴史家Bethwell Allan Ogotの著書 "History of the Southern Luo: Volume 1 Migration and Settlement"(南ルオ族の歴史:第一巻:移住と定住)によると、ルオ族はおそらく南スーダンのワウ(Wau)に起源があるという。

なお、ルオ族は、ナイロート族という民族の小分類である。ナイル川上流域のスーダン南部・ウガンダ・エチオピア・ケニア・タンザニア・ザイールに分布する長身の黒人で、ナイル諸語(ナイローティック・ランゲージ)を話す。ナイロートとは「ナイル川流域の(人々)」という意味の言葉である。

バラック・フセイン・オバマ・ジュニアの名前の由来

「バラック(Barack)」は、アラビア語(および、アラビア語の影響を多大に受けているアフリカ東部のスワヒリ語)において「祝福」を意味する「バラカ(Baraka)」に由来する。同じ語幹を持つのが「ムバラク」で、「祝福された」を意味する。ムバラクといえば、エジプトのムバラク大統領が有名だ。

「フセイン(Hussein)」といえば元イラク大統領サダム・フセイン(サッダーム・フセイン・アブドゥルマジード・アッティクリーティー)が有名だが、もともとはアラビア語の人名で「美」を意味する言葉である。イスラム教の創始者マホメット(ムハンマド)の孫であるイマーム・フセインの名前であることから、イスラム教(特にシーア派)では好まれる名前である。

「オバマ(Obama)」という姓についての確かな情報はない。ただし、ルオ族の言葉であるドルオ語(Dholuo)で似た言葉としては「Obam」がある。これは「曲がった」という意味である。

したがって、「バラク=祝福」「フセイン=美」「オバマ=曲がった(?)」という意味であると考えられる。

ちなみに、小浜という地名は、関ヶ原の合戦の翌年1601年から築城開始された小浜城に由来するようである。

【広告】★文中キーワードによる自動生成アフィリエイトリンク
以下の広告はこの記事内のキーワードをもとに自動的に選ばれた書籍・音楽等へのリンクです。場合によっては本文内容と矛盾するもの、関係なさそうなものが表示されることもあります。
2008年11月 6日17:17| 記事内容分類:世界時事ネタ, 言葉| by 松永英明
この記事のリンク用URL| ≪ 前の記事 ≫ 次の記事

twitterでこの記事をつぶやく (旧:

このブログ記事について

このページは、松永英明が2008年11月 6日 17:17に書いたブログ記事です。
同じジャンルの記事は、世界時事ネタ言葉をご参照ください。

ひとつ前のブログ記事は「「パナソニック(Panasonic)」というブランド名の語源由来」です。

次のブログ記事は「田母神俊雄前空幕長の論文問題は、大東亜戦争/太平洋戦争の「密教化/顕教化言論」問題」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。
過去に書かれたものは月別・カテゴリ別の過去記事ページで見られます。