「方言」と一致するもの
誤解を招きやすい「全ての言語はトルコに通ず」記事を正確に読む
「全ての言語はトルコに通ず」?英語もヒンディー語もルーツは同じ、国際研究 国際ニュース : AFPBB Newsという報道が流れたが、これは非常に誤解を招きやすい。本文を詳細に読めばわかるようにはなっているが、見出しだけで誤解している人も実際にブクマコメント等で見られる。
第1点。「全ての言語」ではなく「すべての印欧語」と書くべきである。
第2点。「トルコ」といってもトルコ語は関係ない、現トルコ共和国のアナトリア地域(小アジア)起源という説の紹介。つまり、ここでの「トルコ」は言語でも民族でも国家でもなく場所のみを指すが、言語の話なので紛らわしい。
以下、詳細に述べる。
木村カエラCMのエセ関西弁が気持ち悪い理由
木村カエラのキシリッシュCMのエセ関西弁がとにかく気持ち悪い(→CM GALLERY(CMギャラリー)|XYLISH (キシリッシュ)|株式会社 明治)。少なくとも京阪式アクセントで生まれ育った人間にとって、これは「バカにしとんのか」と生理的嫌悪感を抱かずにはいられないレベルである。中途半端に似せているがゆえに、違うところがあまりにも気持ち悪く、「ほかのガム噛んだらあかんで」と言われてもかえって「キシリッシュだけは金輪際噛んでたまるか、一生噛まんわ」と思ってしまうほどである。
なぜ中途半端なエセ関西弁が気持ち悪いのか。言語学的な分析からその理由をまとめておきたい。
「マルモリはアイヌ語」デマはなぜ拡散したのか
芦田愛菜と鈴木福が歌ったドラマ主題歌「マルモのおきて」の歌詞について、「マルマルモリモリとはアイヌ語で「侵略者、侵略者、死を与えよ、死を与えよ」という意味」というデマが昨年師走、2011年12月9日にツイッターに投稿され、拡散されていった。投稿者は直後に「うそです」と記していたが、過去ログをたどりにくいツイッターの仕様も相まって、「マルモリはアイヌ語で怖い意味だ」という情報が広まっていった。
その後、アイヌ語研究者による否定ツイートも流れ、わたしもそれをtogetterでまとめた(「マルマルモリモリはアイヌ語」というデマと、アイヌ語の真実 - Togetter)。こちらも拡散されるようになって一応デマは鎮火した……かのように見えた。しかし、約2か月経った今、再びこのデマがツイッター上で見られるようになっている。
なぜ「マルモリはアイヌ語」デマがこんなに拡散し、一度否定されてもなぜまた再び拡散してしまうのか。それは、ツイッターの仕様やユーザーのリテラシーもさることながら、「幽霊アイヌ語」がいまだに放置されていること、そしてアイヌ文化・アイヌ語への無知、ひいてはアイヌへの「未開人」視があると思われる。
※ブクマコメントで「ラテン語だろ」「ラテン語というデマも2chで」と書かれているが、ラテン語についても最初から本文で書いてある。タイトルだけ読んで反応しないようにお願いしたい。
第14回「日本語教育と音声研究会」レポ:声優・若本規夫氏の操る声の秘密
2011年2月26日、早稲田大学にて第14回「日本語教育と音声」研究会(戸田貴子教授 - 早稲田大学大学院日本語教育研究科)が開催された。•参加費無料・事前申し込み不要ということで、興味ある分野でもあるため初参加した。
第14回のゲストは声優の若本規夫さん。私の予備知識ではしょこたんの「スカシカシパンマン」と、「人志松本のすべらない話」「嵐にしやがれ」のナレーションの人というだけのものだったが、その独特の声色はいやでも印象に残っていた。
当日、会場はなかなかの盛況で、第一部の若本さん目当ての人がおそらく過半数だったように思われる。以下、会場にてポメラでメモした内容をまとめた。※個人のメモであり、本人の発言そのままではないことをご了承ください。
中国人が語る「日本で暮らして不思議に思うこと」の全訳
「【中国ブログ】中国人が語る「日本で暮らして不思議に思うこと」 2010/07/30(金) 22:22:09 [サーチナ]」という記事がサーチナで公開された。
日本在住とみられる中国人ブロガー、朔客さんが自らのブログに「日本で生活していて不思議に思うこと」と題する文章を掲載、中国人の視点で日本の不思議なことを10カ所、指摘した。
というのだが、よく調べてみたらこれはどこかのブロガーが書いたものではなく、今年の1月4日に『日本新華僑報』に掲載された記事の転載であった。というわけで原文が判明したので、全文を翻訳してみる。
【速報!】国語審議会、「常用文字表」にケータイ絵文字を追加
国語審議会は、2009年4月1日、日本語表記に関する大胆な変更をもたらす答申を行なった。PC・ケータイ・インターネット時代を反映し、また国際言語として日本語を進化させるための大規模な変更が盛り込まれており、すでに賛否両論の議論が巻き起こっている。
- 「日本語常用文字表」にケータイ絵文字(第一水準、第二水準)を追加、「拡張句読点」として位置づけ、小学5年で適切な絵文字使用を学ばせる。
- 助詞「は・へ・を」の表記を「ゎ・ぇ・ぉ」に変更。ケータイ表記を公式化。
- 「異体字」の大幅な許容。これにより、旧字体・新字体・中国繁体字・中国簡体字のすべてを「異体字」として受け入れることが可能となる。
- アイヌ語・琉球語を「日本公用語」に昇格。町おこしのために方言使用を積極推進。
- 日本在住の外国人や国際的な利用のための「やさしいにほんご」の制定。「日本語は滅ぶ」論への対応。
- 「国語」の呼称を廃止、「日本語」に統一。それに伴い、「国語審議会」も「日本語審議会」に改称。
以下、国語審議会の答申の解説である。
言語オタが非文系の彼女に世界の言語を軽く紹介するための10言語
最近「○○オタが非オタの彼女に○○を軽く紹介するための10本」が一部で流行っている。
小飼さんの「言語オタ」バージョンを読んだら、バスク語とかの話かと思ったら、プログラミング言語の話だったので軽く失望した。というわけで、発端の記事をテンプレートにして世界の「ことば」としての言語でやってみたいと思う。
「韓国人が漢字を発明した?」論争まとめ
「漢字を発明したのは韓国人」と主張する一部の韓国人がネットで中韓対立を生み出している。この話題については日本でも
などで取り上げられるようになった。
そこで、この騒動について、人民網に掲載された中国語記事の翻訳、ならびにこの主張のもともとの起源を探ってみた。どうやら、アメリカ・メリーランド大学に在籍する韓国系の人物が2002年8月25日にニューズグループに投稿した記事が発端のようである。
※嫌韓的あるいは韓国を嘲笑するブログからのトラックバックならびにコメントであると管理人が判断したものは削除します。この記事は民族対立を煽るのではなく、淡々と事実を探る意図で掲載しています。
結核文士の治療記(5)さっぱりワヤ
手術は無事成功、その後の経過も良好――と思っていたらどんでん返し。再び個室に戻る事態となった。
ことのは編集室、秋葉原に“メイド語学スクール NEMA”を設立
個人事業体「ことのは編集室」は、東京・秋葉原に“メイド語学スクール NEMA”を設立、「だれでも3日でマルチリンガル」をキャッチフレーズに、出張先・旅行先ですぐに役立つことを目指した語学教室を展開する。2006年4月1日付けで発表された。
メイド語学スクールは、教師が全員メイド服。生徒は好きなメイド服のタイプ(ロング、ショート、スーパーミニなど10種類、一部オプション価格)を選べるほか、同時に多数の言語を学習する「マルチリンガルコース」も設置。素質のある人であれば3日でマルチリンガルも夢ではないという。
