「メソッド」と一致するもの
木嶋被告「物証なき死刑判決」への不信感
首都圏の連続不審死事件で男性三人についての殺人罪に問われた木嶋被告が、裁判員裁判の結果、死刑となった。
しかし、報道などによると、裁判では直接証拠がなく、状況証拠のみによって「死刑」判決が下されたという。これをわたしは恐ろしいことだと思う――被告が実際に犯行を行なっていようといまいと。
わたしは殺人という行為を擁護するつもりはさらさらない。ただ、「状況証拠のみによる死刑判決」が下るという状況に、日本の裁判制度への不信を抱かずにはいられない。
「もし○○が本当だったら許せない」メソッドのリテラシー不足:沖縄防衛局長「犯す」発言問題
防衛省の田中聡沖縄防衛局長が「(女性を)犯すときに『これから犯しますよ』と言うか」という趣旨の発言をしたとして更迭される事態になった。
しかし、この報道を見ていてわたしはこわいと思った。なぜなら、この発言は「報道陣との酒席での、報道を前提としない非公式発言」と報じられている。つまり、マスメディア関係者しかいない密室での発言である。このような難しい状況での発言について、テレビのニュースなどでも「本当にその発言はあったのか」「あったとして、その正確な表現は何だったのか」「前後のやりとりはどういうものだったのか」「誘導はなかったか」というような検証がまったく抜け落ちている。
それどころか「こういう発言があったということなんですが、どう思われますか」「許せませんね」という街頭インタビューを行なっている。「もし○○が本当だったら許せない」という先取り批判メソッドは、リテラシーの観点からいっても決して行なうべきではないと確信する。
もちろん、基地移転の準備段階となるステップの時期を明言しない理由を述べるのに、わざわざ「犯すときに「これから犯しますよ」と言いますか」というような言葉遣いをするのは適切ではない。それは当然の前提だ。だが、それが事実であると確定するまえに批判するのは先走りである。
そういえば先日も「記者への非公式発言」を理由に辞めた後に「そんなことは言ってなかった」と報じられた大臣がいたはずだ。
幸福実現党の研究(14)「国家社会主義」の完全な誤用とレッテル貼り
幸福実現党/幸福の科学の「霊言」の問題については、幸福実現党の研究(2)オバマ守護霊インタビュー[絵文録ことのは]2009/08/18でも記した。本人の守護霊へのインタビューと称することで、相手が本当に考えているかどうかわからないことを『言った』と決めつけて非難できる一方、もし名誉棄損と言われても本人ではなく守護霊の言葉、潜在意識を読み取っただけ、と言い逃れができる、極めて問題の多い「憶測メソッド」であることを指摘した。
さらに、ここに言葉の誤用が加わると、ひどいプロパガンダになりえる。それは「鳩山政権/菅政権は国家社会主義だ」という幸福実現党のレッテルに現われている。彼らは国家社会主義という言葉を知らず、事実として誤っている見解を発表しているのである。私は別に民主党支持ではないが、事実でない記載についてはそれは違うだろうと指摘せざるを得ない。
幸福実現党は政治音痴である。
幸福実現党の研究(10)幸福実現党/幸福の科学のゆくえ
幸福実現党結成から衆院選出馬し、全員落選したという結果が出た今の時期における「幸福実現党の研究」は、今回の記事でひとまず締めくくることとする。
二転三転の末、教祖である「国師」大川隆法総裁自らが出馬し、そして、落選した。この事実は非常に大きい。再臨の仏陀であり、エル・カンターレである大川隆法氏に投票せず、その正法に賛同しなかった日本国民を、幸福の科学がどう解釈するか……。
2009年8月16日。二転三転した大川隆法総裁自身の出馬に関して、最終的に「出馬」を確定した日である。これは「幸福の科学」の歴史において、大きなターニングポイントとして記憶されるべき日付となるだろう。
幸福実現党の研究(5)金正日守護霊の霊言
最初に断っておくが、今回の研究にあたっては、関連図書すべてを読み込んでいるわけではない。幸福実現党宣言シリーズも1と4しか買っていない。しかし、ここで取り上げた書籍についてはすべてちゃんと購入している。それは、公刊された書籍・雑誌に掲載された内容をもとにしなければ、「守護霊メソッド」のように、相手が言っていないことを勝手にでっち上げて批判するという恐ろしいあやまちに陥ってしまうからである。
そして、この研究は幸福実現党に「投票するな」でもなければ「投票せよ」でもない。ただ単に彼らの主張を記録し、分析し、そして私の一個人としての感想を添えているものである。アジテーションやプロパガンダではなく、また何かを笑って喜ぶようなものでもなく、幸福実現党の主張する政策についての判断材料をまとめておくのが目的である。
さて、そんな前置きが吹っ飛んでしまうのだが、タイトルを見た瞬間に、これは買っておかねばなるまい、と手を伸ばしていたのがこの本だ。
幸福実現党の研究(2)オバマ守護霊インタビュー
幸福実現党の研究第2回は、幸福の科学がオバマ大統領をどのように見ているのかについて、『オバマ守護霊インタビュー』というブックレットをもとに分析する。これによって、幸福の科学(幸福実現党)の世界情勢のとらえ方が浮き彫りになってくると思われる。
「代官山」の範囲ってどこからどこまで?地図で示す「街の範囲」
東京には数多くの「街」がある。大きなところでは、たとえば新宿、渋谷、池袋、六本木、上野、浅草、お台場といった街があり、たとえば巣鴨、錦糸町、高円寺、吉祥寺、馬込、芝浦といった街にはそれぞれの特色がある。
この街の特色や雰囲気を、歴史と絡めて考えるのが「ゲニウス・ロキ」という概念で、メールマガジン【「場所の記憶」「都市の歴史」で社会を読み解く――松永英明のゲニウス・ロキ探索】で書いている文章も、そういう意識が根底にある。
さて、今回気になったのは「街の範囲」というものだ。たとえば「代官山」というのはどこからどこまでなのか。それを地図上に可視化してみることにした。
訳すな、構造を理解せよ、そして、とにかく長いのを読め
英語その他の外国語についての勉強法がいろいろ議論にあがっている。
- 訳すな、頭から読め - 鰤端末鉄野菜 Brittys Wake
- 「訳すな、頭から読め」へのコメントとお返事 - 鰤端末鉄野菜 Brittys Wake
- 404 Blog Not Found:訳すな、訳してもらってから読め
わたしがこれまで語学においてやってきた方法は、「訳文を一通り読んでから原著を読む」という小飼さんのメソッドに近い。
高校のとき、英語(というより単語の記憶)が苦手だったが、『指輪物語』(The Lord of the Rings)の日本語訳を数回読んだ前提の上で、原著を数回読み通すことで、「文章中の知っている単語を眺めれば全体の意味がなんとなくつかめる」という状態になった(ちなみに『指輪物語』は大学在学中までに日本語訳・原著合わせて30回は通読した)。
また、古文については、角川文庫版の対訳付き『源氏物語』を、まず現代語訳で、ついで原文で、最初から最後まで読み通して、語感をつかんだ。漢文は、藤堂明保ほかの編集による学習研究社の「中国の古典」シリーズを読み通した。
ついでに言えば、歴史については中公文庫の『日本の歴史』全26巻、『世界の歴史』(旧版)全16巻を通読することで、暗記ではなくストーリーとして学習した。
長編を読むのが苦手な人にはおすすめできないが、とにかく「習うより慣れよ」で暗記不要の勉強法について述べてみたい。
2ちゃんねるの致命的欠陥――ひろゆきは2ちゃんねらーに責任転嫁すべきだ
ドメイン差し押さえがあろうとなかろうと、2ちゃんねるは(いかなる形であれ)続くと思われるが、2ちゃんねるの最大の致命的欠陥を修正しないと、問題はさらに大きくなる一方だろうと思う。
それは2ちゃんねるには「誰も責任を取らないシステム」が存在しているという意味である。だが、その「誰も責任を取らないシステム」が続く限り、2ちゃんねるはいずれ立ち行かなくなるだろう。
簡単に言えば、「ひろゆきは、2ちゃんねらーに責任を負わせればいい」ということである――とこれだけを読むと意味がわからないだろうから、長々と説明する。
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と思ったあなた。どうかページを閉じることなく、最後までおつきあいください。
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