「色彩」と一致するもの

「500色の色えんぴつ」第1回が届いたよ

フェリシモが復刻した「500色の色えんぴつ」、第1回発送の25本がうちにも届きました。

高校のころ、SWAN STABILOの70色の水彩色えんぴつセットを手に入れたとき、それを眺めているだけで一日が終わってしまったことがあります。そんな自分にとって「500色の色えんぴつ」というのは魅惑的すぎる。

500色の色えんぴつ

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「小悪魔ageha」バックナンバー全コンプリート!!

キャバ嬢のバイブルとして読まれている雑誌『小悪魔ageha』。GAL系のファッションで巻き髪を盛り上げるキャバ嬢スタイルを好む女のコたちが「age嬢」と呼ばれるようになるなど、agehaの独特なブランドは確立しているといっていい。

小悪魔agehaは、単なるファッション雑誌という枠にとどまらない。age嬢スタイルは確かに「巻き髪・デカ目・デコデコ」という言葉に象徴されるファッションスタイルではあるが、トップageモ(ageha専属モデル)桃華恵理(ももえり)が「バツイチ子持ちのシンママ」であることをまったく隠すことなく、むしろその経歴なるがゆえに支持されていることからもわかるように、「お水だろうと何だろうと、自分が自分らしく生きていくために、自分で選んだ生き方を貫いていく」というメッセージが発信されている。「age嬢」というのはライフスタイルとして扱われている。

「小悪魔ageha」という雑誌は、今の日本の一つの側面である。そして、age嬢的な生き方や発想、考え方に共感する女性たちは多い。その「文化」が異なるからといってバカにするのはたやすいが、それで見えなくなるものも多いだろう。わたしはagehaを定点観測してみたいと考えた。そして、今回ようやく、バックナンバーをすべてコンプリートできたのだった。

小悪魔ageha

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大失業時代の「仕事につながる資格」選び10ポイント

現在、世界的な大不況の中で失業が問題となっているが、その中で職を得るために「資格」を取ることは一つの選択肢となるだろう。何らかの資格・知識・技能を身につけ、手に職を持つことで、よりよい仕事を探したいという人は少なくないはずである。

また、仮に仕事を失ってしまったとしても、その間(仕事探し以外に)することがないというのでは、時間がもったいない。その期間を、自分の成長のための投資期間とすることができれば、人生において有益というべきだろう。

しかし、世の中にはいろいろな資格が溢れている。その選び方を間違えると大変なことになる。そこで、「仕事につながるか否か」という観点からの「資格選び」のポイントを10項目にまとめてみた。これは一部、自分自身のここ数年の体験にも基づくものである。

(この記事は、すぐに仕事につながらない資格について否定するものではありません)

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楳図かずお邸を実際に見てきた。景観上の問題は皆無だ

漫画家・楳図かずおさんの吉祥寺の自宅の「紅白しま模様」が景観上問題があるということで一部「住民」から訴訟を受けていた問題について、1月28日に「景観上問題はない」という判決が下った。

こういう問題については、実際に現場に足を運んでみるに限る。というわけで楳図かずお邸を見てきた。その感想は「楳図邸はむしろ景観に最大限の配慮を払った、すばらしい建物だ」。撮影した写真とともに報告する。

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グーグル・ストリートビューに儀礼的無関心を求めるのは筋違い

日本語版グーグルマップ(Google Maps)でストリートビューという機能が登場した。地図上の公道から撮影された街角の風景が360度見られるという機能である。わたしはこの機能を非常に楽しいものだと思った。

しかし、これに対して、日本人の生活空間を脅かすものであるとか、グーグルによるグローバル・スタンダードの押しつけに対して日本人はノーと言うべきだという意見が登場している。これについて、わたしは疑問を抱いた。

以下、ストリートビューについてのわたしの感想を述べてみたい。

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今年観た映像作品ベスト10@ことのは

 師走である。年末である。というわけで、満を持して、今年観てよかったと思ったベスト映画・DVD・テレビ番組の感想などをいちいち報告してみたいと思う。

 エントリー条件は、DVD・映画・テレビなどで2006年に初めて観たもの。実際の制作・発表年は問わない。シリーズものは1と数える。以下、順位なく順不同で10作品をピックアップしてみた。

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結核文士の治療記(8)最後の戦い

8月に入ってもまだ入院しているとは思わなかった。8月には、いつまで入院していなければならないのか、という思いでかなりストレスを感じることも多かったのである。しかし、ついに退院の日がやってきた。

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歴史ものの扮装が似合う中国女優ベストテン(2)陳好、黄奕、趙薇

 昨日に引き続き、「品头论足 影视十大最漂亮女星古装造型(揚げ足取り 映画・テレビの最も美しい女性スター時代劇扮装ベストテン)」から3名分(陳好、黄奕、趙薇)の写真+評の訳に加えて関連リンク。

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二種類の文章を一緒くたに論じるのはおかしい

 そこで美術的文章と実用的文章の間には、二つをごっちゃにできない厳然たる壁が存在していて、その壁が二つを明白に区別している。

 つまり、実用的文章の側からいってみると、実世間における直接の任務の有無ということがその壁に示されている。また、美術的文章の側からいってみると、美感の有無ということがその壁に大書してあって、人に美感を与えない文章はこちらに入ってはならん、と拒絶しているのである。

 この美術的文章と実用的文章では、その目的が各々異なるので、おのずからその性質や機能や色彩や様子がみな異なってくる。で、二者を混同してしまって一緒くたに論じることは不可能で、かつ不合理なことである。

 例を上げれば、数理を解くときの文章は実用的文章で非美術的文章であるし、詩はもとより非実用的文章で美術的文章である。

 そこで、数理を解いた文章にもし論理の筋道が幽玄で補足しがたいところがあったりなんかしたら、大いに責めとがめなければならない。しかし、詩の方では、感じが曖昧模糊としてさえいなければ、論理の筋道はいささかぼんやりしていて隅々まで明白でなくても、さほどとがめられないのである。ちょうど、地図は正確明瞭でなければ不可だが、絵は雲・霧が山川を覆うところを描いても差し支えない、というのと同じ道理である。

 さらに一つ例を挙げてみるならば、美術的文章の方では擬古文というのも許される。すなわち、場合によっては荘重でありたいという希望から、非常に古い言語や文字や文法を用いて書いても、それはそのやり方で成功さえしていれば、別にとがめ立てはしないのである。しかし、実用的文章の方では擬古文は不可としなければならない。『書経』や『左伝』の調子で数学の本を書かれたり、『源氏物語』や『伊勢物語』のような文体で商業視察の報告を書かれたりしたら、実に困ることになるから、絶対に排斥しなければならない。「鄭伯、段に鄢に克つ」というような調子や、「……あんなれ」「……べかんめる」などという古くさい文体を持ち出されたりした日には、実際世界の用事は果たせない。それゆえに、美術的文章の方では擬古文を許しても、実用的文章の方では擬古文は許せない。

 そこで、実用的文章と美術的文章の二種類の文章を一緒に論じることはできない、という結論になる。しかし、この事実を無視して、ただ一つの「文章」という言葉なんだから、文章とさえいえば同じもののように見なしてしまって、それでいて修辞法や作文法を教えるなどと言っているものがいるのは、本当に大づかみの議論で、詳細を尽くしていないと思われる。

 つまり、同じ定規をもって取り扱うことのできない、まるで異なった性質のものを、一つの定規で律しようというのは、元来無理である。

 古来、このことを無視して文章を論じたり、あるいは作文法を教えたりしているのは、たとえば兵士と農夫とは志すところがおのおの異なっているのに、二者を混同して論じたり教えたりするようなもので、不合理であることは言うまでもない。田んぼで耕し、収穫するときの態度と、戦場においてかけずり回るときの態度を一緒にすることはできない。鋤をとって土をいじる道と、剣・戟を振るったり銃砲を扱ったりする道とは、その精神も異なっていれば、手段も違っている。作業も違っていれば、希望するものも違っている。それを同一にしてしまって、「田んぼを耕す動作が遅い。戦場で駆けるように敏捷にすべきである」などといったところで、それは気が狂ったような言葉であるし、小銃の持ち方を教えるのに「鋤の持ち方のようにすべきだ」と言ったならば、それも気の違った言葉であろう。

 で、そんな馬鹿げたことは誰も言ったりしない。しかし、文章ではちょうどそれと同じような論じ方や教え方をしていて、それでも不思議に思っていないのが世間の常である。習慣が長くなると何ごとも疑わないものであるが、美術的文章と実用的文章を同列に論じたり教えたりするようなのは、実に不合理である。

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