2
「ディスプレイ」と一致するもの
メディアミックスならざる安直な「ウェブ本」は本当に売れるのか?――附:「自費出版」と「文筆業」の違い
「ウェブのコンテンツ」を書籍化するのが現在の出版界の「トレンド」となっている。また、ネット系企業の側からも出版に歩み寄る傾向が見られる。
- ブログ出版 ネットで日記→作家デビュー : 出版トピック : 本よみうり堂 : Yomiuri On-Line (読売新聞)
- ネット発書籍データベース(日記ちょうより)
- Ameba Books
- ライブドア、幻冬舎との合弁で出版社を設立~ブログを書籍化
しかし、『電車男』の「成功」は極めて特殊な事例であるにも関わらず、単に「ウェブコンテンツを書籍化」するだけでは、いい本、売れる本は作れないだろう。ウェブと書籍のメディア特性の違いを無視して単に形態を置き換えるだけでは「メディアミックス」でも何でもない。それでは「自費出版商法」の変形にすぎないと思うのである。では、どう考えるべきか。以下、詳説。
アンチブログ・マインド
慶応SFCの太田尚志さんのサイト内日記「自堕落記」の11月18日 anti blog? という記事で、当方の「blog of the Yeah! 2003 ノミネート96ブログ全チェック」記事への反響が書かれている。心情的によく理解できる部分もあったので、このブログではあまりやってこなかった「逐条的反応」を書いてみたいと思う。誤解を防ぐために原文引用を多くしたため、引用の域を超えてしまっているかもしれないが、ご容赦いただきたい。
続きを読む: アンチブログ・マインド