「語源」と一致するもの

アンパーサンド(&)の由来:語源と起源

「人力検索サイトはてな」で「&の書き順を教えて下さい。正確に知りたいので、それを証明するサイトも添えて紹介して下さい。ただ単に個人的な意見はご遠慮下さい。」という質問があった。続けて「あなたの“&”の書き順を教えて下さい。」というアンケートもあり、ここでは私は多数派とまるで違う書き方をするということをコメントした。

自分の場合、εを書いて、筆記体のエルを上下縮めたような形を書く。

リンク先(※下の図)の、右から二列目の一番下とかその上の形です。

これについて、いくつかのコメントがついた。

strange『おれは下の三角ぽい部分を書いてから、上の丸っぽい部分を書きます』

buttw『私は、逆S字カーブ→右下がり直線…かな。』

darts『「&」これそのものですね。最初は右下から左上へ。』

matsunaga『&は人が座っている様子をかたどった象形文字、とか言いたくなるな(´ー`)y-~~』

doumoto『書き順的には、下からニュルニュルって書くと思うけど、8を書いて、チョンチョンってつける馬鹿も居ると思う( ̄ー ̄)。』

matsunaga『いや、それはさすがにおらんやろ。わらい』

 さらに、極東ブログさんでも"&"(アンパサンド)の正しい書き順という記事がアップされた。これは非常に詳細な検討であり、必見である。しかし、アンパサンド(ampersand)という言葉の意味については少々ニュアンスが違っているようである。

 アンパサンド(ampersand)の語源"and per se and"は、「andといってもつまりandそれ自体」ということ。含みとしては、AとNとDの略語とかじゃないということ。「"&"はだからぁANDなんだよぉ」ということでもある。

 と書かれているが、実際には「Aという字はアー、Bという字はブー……Zという字はゼッド、&という字はアンド」というアルファベットの暗唱法に由来するものであり、「略語じゃないよ」というニュアンスは特に含まれないのではないか。

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泥棒の語源(滝沢馬琴のヨタ話)

 泥棒、ひるとんび、スリ、護摩の灰、かどわかし、ばかす・ばかされる……といった言葉の語源・由来について、滝沢馬琴がいろいろヨタ話をしています。『燕石雑志』という本の一部ですが、その中で友人にツッコミを入れられたりもしていて、何だか面白い。そこでこの「泥棒」ネタの部分を訳してみました。

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トリビアの語源は「3つの道」

今日の雑学:triviaの語源の逆遠近法的解釈の試み(0x0a by SUZUKI, S. V)で「トリビア(trivia)」の語源についてのちょっとした調査が載っていたので、ネットでもう少し調べてみた。どうやら、「トリビア=無駄知識」という意味にたどり着くまでには2つの経路があったようである。

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とても使えない「とても」の話

 私の言語感覚には明治とかそれ以前のものが混じっているらしい。というのは、「とても」という言葉を「非常に」といった肯定的な意味で使うことがとてもできないからである。

 この「とても」という言葉が肯定の意味で使われるようになったのは、明治末期以降のことらしい。そこで、その流れを少し追ってみた。

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