「語源」と一致するもの
お盆の起源は仏教ではなく、中国儒教と日本アニミズムの混交
日本では、夏に「ご先祖様が帰ってくる」として「お盆」の風習がある。このときには、先祖のお墓参りを口実にして実家に帰省するのが日本の風習となっている。
そして、お盆というのは『盂蘭盆経』というお経がもとになっている仏教の風習だと思っている人が多い。確かに語源はそうなのだが、この『盂蘭盆経』というお経自体が中国で儒教道徳の影響のもと作られた偽経であり、「お盆」という風習はさらに日本古来のアニミズム信仰が混じって成立した、お釈迦様とは何の関係もない風習なのである。
ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説2がオウム真理教とシンクロ
本屋で立ち読みしていて驚いた。最近発売された『ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説2』の内容が、かつてオウム真理教が布教のために主張していた内容とそっくりなのだ。「スティーブン・セキルバーグ」ことハローバイバイ・関暁夫氏とオウム真理教の奇妙な一致について、ここでは「信じるか信じないかはあなた次第です」なんてことは言わない。なぜなら、信じる信じないの次元ではなく、きちんと調べればこれが事実であることを確認してもらえるからだ。ただ、この二つが一致しているという事実をどのように解釈するかはあなた次第です。
クリスマスは非キリスト教的起源を持つ
クリスマスの起源について、以前やっていたサイトのために書いた記事データが見つかった。読み返してみると、多少宗教性を除くように修正すれば使えそうなので、今回、ここに新版で公開することにした。
当時は、何も考えずに楽しんでいる年中行事について、その宗教的起源を探り、さらにその歴史を見ることによって、本来の宗教的意義が大きく変化してきたことを明らかにしようという目的があった。
しかし、現在は単に歴史を知るという観点からここに紹介することとする。まず第1話はクリスマスという言葉そのものの由来と、クリスマスという行事の歴史である。
「絵文録ことのは」について(第4期版)
- 一次情報を重視する
- 事物の起源をつきつめていく
- ミーハーに深く広く扱う
興味深い内容について、他の人に伝えたい――多くの人がブログを続ける動機の一つはそこにあると思います。その中でもできる限り一次情報に近づいていきたいと思う気持ちは、私にとって抑えがたいものです。興味をもったことを突き詰めて見ていきたい。それが「絵文録ことのは」です。
今回、サーバーを移転し、第4期としてスタートします。
イギリスに「萌島」と翻訳される島が実在した
イギリスに「萌島」と訳される島が実在したという「萌島 - 白爛日報 ver. blog」(台湾香港のブログ記事)からの小ネタ。小さな島だが、案外有名かもしれない。日本では「マン島」と呼ばれているのが「萌島」だ。その語源もたどってみた。
ルビ(ふりがな)の指定の仕方(付:ルビの語源と活字サイズ名一覧)
ルビの指定方法各種(ニフティ、青空文庫、未來社、JIS規格、W3C勧告)と、それからルビという名称の由来についてちょっとさかのぼってみた。
「ロリ」「ショタ」「萌え」「攻・受」もそのまま通じる。日本からの影響を受けまくっている台湾オタク用語集200
台湾ではACG(アニメ・漫画・ゲーム)というのが「オタク」の世界である。
たまたまネットで台湾のオタク用語集を見つけてしまった。そのほとんどすべてが日本から輸入された概念で、日本のアニメ・漫画・ゲームの影響力はあまりにも大きい。台湾ならロリもショタも萌えも(オタクには)通じるようである。
ゲームとかアニメとかよくわからんところもあるが、とりあえず訳してみたので載せておく。誤訳があればごめんなさい。ただ、原文の説明そのものが間違っている場合は責任を負いかねる(台湾ではそう受け取られているということで)。また、日本ではなく台湾での事情を反映して意味が変わっている場合もあると思うのでご了承を。
★5/21 23:00追記・修正。特にどこを修正したかは明記していない。
[バ科事典]日本について外国人はこう思っている!(かもしれない)
百科事典は英語でEncyclopedia、その語源はギリシア語のεγκύκλιος παιδεία(エンキュクリオス・パイデイア=教育の輪の中→一般教育)で、これはκύκλος(キュクロス=円)に由来するεγκύκλιος(エンキュクリオス=円形)と、παιδεία(パイデイア=教育)の組み合わせである。
で、ネット上の百科事典というとWikipediaが有名だが、そのパロディ版、うそばっかりの百科事典(バ科事典とでも命名すべきか)Uncyclopediaというのがあることを日記ちょうで知った。このJapanの項目がキチガイじみていてやや面白いので訳してみた。
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「ウェブのコンテンツ」を書籍化するのが現在の出版界の「トレンド」となっている。また、ネット系企業の側からも出版に歩み寄る傾向が見られる。
- ブログ出版 ネットで日記→作家デビュー : 出版トピック : 本よみうり堂 : Yomiuri On-Line (読売新聞)
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- ライブドア、幻冬舎との合弁で出版社を設立~ブログを書籍化
しかし、『電車男』の「成功」は極めて特殊な事例であるにも関わらず、単に「ウェブコンテンツを書籍化」するだけでは、いい本、売れる本は作れないだろう。ウェブと書籍のメディア特性の違いを無視して単に形態を置き換えるだけでは「メディアミックス」でも何でもない。それでは「自費出版商法」の変形にすぎないと思うのである。では、どう考えるべきか。以下、詳説。
ブログ・オブ・ザ・イヤー2004ことのは杯
賞金も賞品も何もありませんし、名誉でさえもないかもしれませんが、勝手にブログ・オブ・ザ・イヤー2004ことのは杯を公開します! 言うまでもなく独断と偏見にて。というか、あまりブログ限定でもないですが、まあ適当に。