「wikipedia」と一致するもの

極私的百科「閾ペディアことのは」のための「ことのは十進分類法」

 ふと思いついて、自分のための極私的百科「閾ペディアことのは」を作ってみた、という話は前回の続き。これはWikiPedia(ウィキペディア)と同じく「MediaWiki」というWikiツールを使っている。そのため、見かけというか操作などはほとんど同じ。ただ、自分の好みの記事をガンガン登録できるという仕組みである。

 ブログだとある程度その時点で固まった内容であることが多いが、ウィキならいつでも編集可能。そういう意味で両方あれば便利である。

 ところで、MediaWikiが使いやすい理由として、カテゴリ分けが非常に柔軟に使えることが挙げられる。あとでいくらでも変更できるし、どれだけ深い階層でも何とかなる。この点、一応カテゴリ階層化もできるが、その分タイトルがどんどん長くなってしまうPukiWikiなどよりずっと使いやすい。つまり、カテゴリによる整理をしようと思ったら(知る限り、現状)MediaWikiが最適ということである。

 ところが、このカテゴリ分けをどうするかでふと悩んだ。ウィキペディアの分類はあまり整理されていない。そこでいろいろと考えてみたのだった。

続きを読む: 極私的百科「閾ペディアことのは」のための「ことのは十進分類法」

「集合知」ウィキペディアの限界と可能性(Wikipediaの役割について)

 先日、自前のウィキ百科サイト「閾ペディアことのは」を立ち上げてみた。これは、Wikipedia(ウィキペディア)と同じくMediaWikiで作られた極私的百科である。「集合知」の典型ともされるウィキペディアに対して、自分のは当然「個人のまとめ」であって、その性質は自ずから違ってくるのは当然であり、そのどちらがいいとか悪いではなく、それぞれに役割と得手不得手が出てくることになる。

 さて、ウィキペディアの運営方針をもとにして、それを少しもじるつもりで自分の運営方針を書き始めてみたところ、どういうわけか完全に逆転してしまった。そこで、改めてウィキペディアというものの存在と性質を考えてみようと思った。

続きを読む: 「集合知」ウィキペディアの限界と可能性(Wikipediaの役割について)

織田信長暗殺に「黒幕」はいなかった――トンデモ番組「バチカンに眠る織田信長の夢」謀略説は成り立たない

 1月29日放送予定のTBSテレビ「歴史ミステリー特別企画 バチカンに眠る織田信長の夢」は、織田信長暗殺に「黒幕」がいたことをほのめかしている。

暗殺の黒幕はあの男…残された暗号を解読せよ

信長暗殺の鍵は、バチカンにあった。

 信長への謀反、すなわち本能寺の変は明智光秀の「単独犯」ではなく、「黒幕」あるいは「真犯人」がいたという説が後を絶たない。しかし、そのいずれもが「トンデモ」であるという説を私はとる。光秀は誰と謀議を行なうこともなく、信長への謀反に最適の状況が生まれたときに、極めて素早い判断により(むしろ準備不足のまま)信長父子を攻めたのだ。

続きを読む: 織田信長暗殺に「黒幕」はいなかった――トンデモ番組「バチカンに眠る織田信長の夢」謀略説は成り立たない

あるある大事典の「実験捏造」は「納豆ダイエットに効果がない」を意味しない

 関西テレビの「あるある大事典」で放送され、スーパー店頭から納豆が消えるほどの事態を招いた「納豆ダイエット」だが、その番組で取り上げられた実験データなどが捏造(ねつ造)だったということが明らかになり、今度は納豆が売れなくなるという事態を招いている。

 しかし、たとえば「納豆のダイエット効力、実は「無い無い」! 関西テレビ放送が「あるある大辞典II」のデータ捏造を発表、謝罪:Garbagenews.com」と書く人がいる。それは本当だろうか? つまり、今回の件は「納豆のダイエット効力」を否定したのだろうか? そうではない。ダイエット効力を裏付ける「実験がなかった」からといって、納豆のダイエット効果そのものが否定されたわけではないのだ。

続きを読む: あるある大事典の「実験捏造」は「納豆ダイエットに効果がない」を意味しない

『天海・光秀の謎――会計と文化――〔改訂版〕』書評

 入院中に読んだ本の書評。

 入院中に、明智光秀と天海僧正に関する本を片っ端から買いあさって読んだのだが、その中に天下の奇書とも言うべきおそろしい本があった。埼玉大学経済学部教授・岩辺晃三氏の『天海・光秀の謎――会計と文化――〔改訂版〕』は、半分が優れた史的考察、半分がトンデモ本という困った本である。

天海・光秀の謎―会計と文化
税務経理協会
岩辺 晃三(著)
発売日:2002-10

続きを読む: 『天海・光秀の謎――会計と文化――〔改訂版〕』書評

巨大SNSと小規模SNS(mixiとOpenPNE)

 実はこれは去年の3月に公開しようと思っていた内容である。

 自分でmixiのようなSNSを設置できるOpenPNEの初心者講座があるというので参加したところ、OpenPNEの理念が非常に面白いと感じた。それは、「大規模SNSではできないことを小規模SNSでやってほしい」という開発者の意図であった。

 SNSは大きいのと小さいのとどちらがいいか、という話ではなく、それぞれの特徴に合わせた使い分けがあれば有効に機能するはずである。ではどのように使い分けるか。

続きを読む: 巨大SNSと小規模SNS(mixiとOpenPNE)

悪質なmixiコミュジャック事案勃発中(状況まとめ/分割)

 マサハルsp3と称するmixiユーザーその他多数のコミュニティ荒らしが出没して、mixiのコミュニティの管理人権限を次々と乗っ取り、悪質な改変を行なっている。

(記事の性質上、mixi内の具体的なページへのリンクを示しています。そのため、mixiに入っていない方は閲覧できないリンクが多数含まれますが、ご了承ください)

最新情報:2006/12/30

 マサハルsp3がmixiを退会しました。

 現在、「カリスマ」云々を自称するグループその他のコミュニティ乗っ取り犯たちが、このページについて「ユーザーのIDをさらす荒らしサイト」であるかのごときデマ情報を流布しようと躍起になっておりますが、事実関係は皆さんご自身でご確認くださいませ。mixi事務局にも連絡済みですし、警察にもきちんと説明する用意がございます。むしろ、当ページを荒らし等々と称する者たちこそが今回の乗っ取り事案の実行犯並びにその協力者・賛同者であり、数々の悪事を重ね続けています。

続きを読む: 悪質なmixiコミュジャック事案勃発中(状況まとめ/分割)

「韓国人が漢字を発明した?」論争まとめ

「漢字を発明したのは韓国人」と主張する一部の韓国人がネットで中韓対立を生み出している。この話題については日本でも

などで取り上げられるようになった。

 そこで、この騒動について、人民網に掲載された中国語記事の翻訳、ならびにこの主張のもともとの起源を探ってみた。どうやら、アメリカ・メリーランド大学に在籍する韓国系の人物が2002年8月25日にニューズグループに投稿した記事が発端のようである。

※嫌韓的あるいは韓国を嘲笑するブログからのトラックバックならびにコメントであると管理人が判断したものは削除します。この記事は民族対立を煽るのではなく、淡々と事実を探る意図で掲載しています。

続きを読む: 「韓国人が漢字を発明した?」論争まとめ

創作モードに入るのに「熱しやすく冷めやすい」人とそうでない人

 渋谷RUIDO K2での三村玲土ライブ(レポートは一つ前)のあと、打ち上げに紛れ込んだ。そこで神田サオリさんとレニが面白い話をしていたので、ちょっとふくらませてみる。

 きっかけは、ライブ直後のレニがけろっとした顔をしていたことだ。

続きを読む: 創作モードに入るのに「熱しやすく冷めやすい」人とそうでない人

株必勝法を実践してみる

 これまで株には手を出したことがない。以前、一冊だけ株についてのゴーストライターをやったことがあるが、著者の言葉をまとめただけで、しかも店頭株という特殊なものだったので、結局株を理解するには至らなかった。

 入院中、収入が途切れるのが心配で、株でちょっと儲けられないだろうか、と思って数冊の本を読んでみた。そして、株の必勝法とは、株に手を出さないことだということを理解した。

続きを読む: 株必勝法を実践してみる
  1 2 3 4 5 6 7  

アーカイブ

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。
過去に書かれたものは月別・カテゴリ別の過去記事ページで見られます。