Blog of the Yeah!2003 Event レポート

少し詳細なイベントレポートです。写真14枚入り。

2003年12月13日23:59| 記事内容分類:ブログ/ウェブログ| by 松永英明
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7時から開始ということで少し遅れたかなと思って田町駅からいそいで歩く。胸ポケットには出かける寸前に印字した会場の地図。駅からしばらくしてひろゆき氏を追い抜いたような気もする(笑)。体が温まったころに会場に到着。外見は古いマンション風で、「StudioCube326」の看板がなければわからない。入ってみると1階でまだみんな待たされている状態だった。

しばらくして準備ができたらしく、声がかかったので4階「Tiala」へ第一陣で乗り込む。なんだ、このディスコ風空間は?
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名札をもらって自分で書いて首に下げる。でも暗いこともあって誰が誰だかわからない状態。かろうじて知っている人たちとの挨拶になる。あべっちさん、野知さん、かのせさんとか。

開会

さて、かなり遅れてスタート。まずは内藤さんが深水さんからの電報を読み上げる。 「本日は突然参加できなくなり、申し訳ございません。あいにくロンドンの空がご機嫌斜めで、ヒュースローの空港で足止めを食っております。自家用ジェットを飛ばそうとも考えましたが、そんなもの持ってないです。これからのインターネット空間を担うたくさんの方々が参加されるイベントに参加できなくてとても残念です。皆さんもどうか海を越えて僕にその楽しさが伝わるくらい、このお祭りを楽しんでくださいね。Blog of the Yeah!の盛会を心よりお祈りしております。Yeah! 深水英一郎」 内藤さん「というわけで今日は深水さんは胃が痛くて病欠ということで、今日は来られませんので」笑い。 チャンネル北国tvさんからも電報。

以下、録音が思ったほどよくないのでテープ起こしになってません。マイクつけとくべきだった。以下、「 」に入っていても本人の発言そのままじゃないのでご了承ください。要するにピックアップという感じで。

座談会【メディアとコミュニティ】

・田口和裕さん
・外山圭子さん
・井上トシユキさん
・ひろゆき
ひろゆき(座り方について)「このキャバクラみたいな座り方、これでいいんですか?」
※といきなりウケを狙う。4人が離れて座っていたので、席を寄せて座り直す
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ひろゆき「実際のところ、ココログが面白いわけじゃないですか(場内笑)ブログそのものが面白いわけじゃなくて。……見たら面白いってわかるブログはあったわけですよ、バカ日本地図とか。でも、一般的なブログはわからない。何が面白いの?といったときにパッと見てわからない」「宮川さんのブログは面白い。身内のことをわかる人にだけわかるように書いているから」
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外山さん「ブログってどういうものがあるの?どういう風に使われている?実際に使って書いている人がどう考えているか、を知りたかった。ブログという言葉が流行るだろうと言われているが、自分はそうではなくブログをツールの総称と考えていた」
ひろゆき「自分が知りたいから会社の経費を使って本を作った?(笑)」
井上さん「いや、編集者っていうのはそういうものなんだよ。要は誰でも簡単にできるホームページ、ということになってくる」

井上さんが「ブログをオンライン・ジャーナリズムとか語る奴は何だよ。ジャーナリズムを語るなよ」と強硬に主張。
田口さん「発言したい、主張したいという人はやはり少数」

ひろゆき「ブログという言葉がビジネス業界で騒がれている。ネットバブルの時のようなことがブログで盛んに言われている。なんで?」
井上さん「そういう人たちはネットバブルの時のように消えていくだろう」

※とビジネスがらみの話に入ったところで内藤さんが「時間もおしていることですし、このへんで終了させていただいて」といきなり切り出す。

座談会【ビジネス】

・エッジの宮川達彦さん
・CNETの山岸広太郎さん
・ネオテニーの平田大治さん
・百式の田口元さん
・ひろゆき
・井上トシユキさん
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↑下に写っている帽子の方が神田さん

※録音状態悪いのでさらに抜粋要約。単純に録音が聞きやすい声の方(ひろゆき、井上さん、平田さんなど)の発言が中心になってしまっているのでご了承を。抜けは他の参加者の方による補完を希望。

「ブログに商業的価値ってあります?」
「ブログそのものではなく、そこで何を作るかということですね」
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平田さん「アメリカでの成功例としては、ハワード・ディーン大統領候補。ブログで数億円集まった。一人あたり8000円くらいの寄付」
井上「ひろゆきも稼げばいいのに。でもだめか。続かない」
平田さん「ブログがお金を払ってもらう動機付けになっている。シェアウェアでも何でも公開するのが大変だったが、そういう人たちが楽に公開できるのがブログ」

「CNETではMovableTypeを使っているが、その使い勝手は?」
ひろゆき「CNETでは企業としてブログを使っているが、反対意見などもトラックバックされてしまう可能性がある。それでもOKなのか?」
山岸さん「どういう意見があるかがすぐわかる。CNETのアメリカの方では、内部でも批判的な記事を認めている。あまり批判されることそのものを重視していない」
山岸さん「使い勝手ではニュース構築のほうが使いやすいが、つながりが持てるという点でMTは有用」
※内藤さんも書いているように、フィードバックがすぐにつかめることなどの利点がある、という話も。

「メディアはどこが書いているかということが権威づけになっているが、ブログにはそういう権威づけはないように思う」
田口さん「権威が落ちてきているのでは?いくつもの意見があって、その中から選ぶようになっている。アマゾンでも書評が二つだけ、いい意見ばっかりだったら、もう少し待ってみようという気になったりする」
平田さん「SixApart(MovableType開発)は二つのビジネスモデルを考えている。一つはMovableTypeで、一般の方には無料で提供するが、商用利用などのときには私たちも一緒に儲けさせてくださいね、ということをきっちりとやっていく。もう一つは、TypePadのように、使っていただく時にユーザー課金する。この金額は今までのサービスよりは高いが、それに見合うだけの面白い機能を追加し、きちんと商売できるようなものを作りたい。それから、ブログを使ってビジネスをしたい人のために提供していく。ブログは、コミュニティにもメディアにもなりうるかもしれない、何に使えるかわからない道具。どういう使い方が出てくるか。その可能性にかけてみたい」

井上さん「結論としては、ブログでは儲からない」(笑)
※ブログで作った内容はビジネスになるのだけど、という話になる。

「実際にアフィリエイトで収入があるのは書いている方で、ツール提供側には収入がない。これについてはどう考えているか?」
宮川さん「有料版では認めるかね」
「使いやすいところというとアマゾンになってしまうが……」


休憩

しばらく休憩が入る。いろいろな方と挨拶しようとうろうろしてみる。神田さんはおしゃれーな格好。田口和裕さんとか、NorasののらDJさんとか、あと音楽系の皆さん(津田さん、タクヤさん、宗像さん、井上さん)のテーブルに寄ったり。このメンバーをDJにして曲流してもらった方が面白かったのにー、とかしゃべってました。 でも名札見づらいよー。なかなかブロガーを発見できず。リアル・トラックバックは難しいのでした。で、のらDJはブログそのままあちこちでグチをこぼしていた。某ブログでうざがられていたが、それでこそのらDJということで(笑)。 Yahoo!Japanのサーファーの方とか、InternetWatchの三柳さんともお話しする。

座談会【技術】

座談会では一番時間が長かったのだけどほとんど録音できてないです。すみません。写真もうまく撮れず。NIFTYの方やDoBlogの担当の方も参加されたのですが……。 1212-07.jpg ・RSSリーダーを使っている方はどれくらいいらっしゃいますか?(それほど多くはないがそれなりに手を挙げる) ・DoBlogは2人で始めた。 ・類似ブログ等を自動的に抽出する技術などの話題が出る。 ・質問では、類似ブログ抽出にあたってのジャンル分けについての話が出ていた。 1212-08.jpg あー、技術方面にはあまり関心がないのがまるわかりのレポートですね。すみません。 1212-09.jpg ↑会場の後ろの方から参加者の皆さん入りの写真。これ撮ってたら田口和裕さんが横にきて同じアングルで撮影し始めた。わらい。

【結果発表】

会場中央のテーブルからプロジェクターで壁に受賞ブログを表示していくスタイルで開始。ところが、最初にファイル名でわかってしまうというトラブル。結局、表示されるまでは手で隠すという「アナログ方式」に移行。 1212-10.jpg1212-11.jpg さらに途中でPC不調に。最初は画面が出ない、携帯でネットにアクセス、などいろいろやっているうちに、ついに再起動。このへんの雰囲気は東京大仏TVさんの生中継にて。

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頑張るドリコム3人組の図。真ん中が内藤さん。

発表の詳細は「Blog of the Yeah!2003Event速報」にて。

【締めくくり】

外山さん「楽しいイベントに参加させていただいてありがとうございました。2004年もあることでしょう」
井上さん「お話を聞いていてブログというのがわからなくなってきました。ブログって何?ということを皆さんこれから教えてください」
平田さん「イベントがあるごとに人数が増えているので、何が起こっているのか僕もよくわかっていないところがあるんですが、このまま増えていくといいなと思っています」
田口和裕さん「多分バカ日本地図がYeah!をとるのかなと思っていたのですが、X51さんも好きなのですごくうれしいです」
ひろゆき「僕の中ではバカ日本地図と日々食べたものが大ヒットだったんですけど、僕の感覚は他の人とずれていることがわかりました」(※私の感覚とは合ってるようです。笑)
山岸さん「モブログとか、ブログが増えてきたときに来年出てくるものに期待しています」
田口さん「よくネットサーフィンしているんですが、ブログとか運営している方と交流できてよかったと思います」
内藤さん「ドリコム色が全くなくなってしまいました」
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このあと、一応散会、交流など行なわれました。一応3位に入ったということで顔バレしたために、いろいろな方から声をかけていただきました。どういうわけかDoBlogの方々と話し込んでしまったり。八方美人松永は、声をかけていただければ持っているアイデアとかどんどん放出するので、皆さん気兼ねなくご連絡ください(笑)。



その後

いろいろだべっているうちに人も減り、会場も時間切れ。そこでまとまったのが、NORASののらDJ、Artifactの加野瀬さん、semblog.orgのi2kさんという「極悪ブロガー4人組」(あ、i2kさんは善良な人です)。途中道に迷いつつ(笑)さらに話を交わしてました。ここには書けない話が大半ですが(笑)。

感想と今後への提案

よくも悪くも「学生イベント」のノリでした。まあ堅苦しいのは好きじゃないので、悪いとはいいません。でも、会場とかこんなに凝らなくても、とは思いましたね。もう少しセミナーホール的なところでもよかったのではないか、と。

あと、今回のイベントは「審査員主体」で、壇上での話が主になっていましたが、イベントの趣旨からいって「ノミネートされたブログ」主体がよかったのではないかと思います。ノミネートブログからの参加者が会場で紹介があればよかった、という話は何人かの方と会場で話題に上りました。例えば、96ブログ+ツールを順番に紹介し、来ていたらその人がちょっと挨拶して、あとはそのブログについて、審査員の方から何かコメント、というようなスタイルもあったかもしれません(時間もないので1ブログ1~2分でしょうし、何か言いたい人だけ何か言うということでもいいのですが)。

やはりこういうイベントに参加する目的といったら「あのブログの人とお話ししたい」という交流の部分が大きいと思うので、むしろ「ブログ大オフ会(ついでに大賞発表!)」くらいのノリのほうが楽しめるのではないかな。

それから、正式発表はやはり、会場での発表の翌日あたりにはウェブ上でやってほしいですね。ある程度事前に用意できるのではないか、とも思います。もし来年やるなら、Yeah!専用ブログを用意して、情報を素早く流し、またいろんな意見を集めるスタイルがいいように思います。

まあ、何にしろ内藤さんはじめドリコムの皆さん、それから参加された皆さん、お疲れさまでした。

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コメント(2)

イベントレポートお疲れ様でした。他の人が書いた記事もほとんど読みました。

今回のイベントの一番の問題点としては、やはり松永さんが書いているように
「ブロガー同志の交流」が思うように出来なかったという事だと思います。
話したいブロガーを捜して、みなさん会場をウロウロしていたみたいですね。
ネットの世界だけの交流から、一歩外へ出たいという気持ちの表れなのでしょうか。

他に気になった点としては、RSSリーダーを使っている人がまだ少ないという事。
ブログというのは他のブログに言及するところに面白さがあるので、もっともっと使いこなして欲しいです。
私は、ブログ+RSSリーダー+wikiで効率的に情報を集められるのではないかと思っています。

それからブログの区分にジャンル別はあっても地域別というのがないんです。
ブロガー同志の交流会をするのに地域別というのもあれば便利ではないかと思います。

松永さん、最近はこの手のレポートはここの専売特許のような感じですね(笑)。それにしてもよく覚えているもんだと感心します。
こちらはあの晩に風邪をもらったようで、土曜から調子が悪くなり日曜日にはしっかり熱も出て、立派な風邪です。
なんとか初期で治療しようと、いろいろと薬飲んでいるんですが、一旦罹ると、一通りの経過をたどらないと治らないようですね。
来年のウェブログのテーマは、「周縁からの逆襲」ということに決定。これからもよろしく。

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このブログ記事について

このページは、松永英明が2003年12月13日 23:59に書いたブログ記事です。
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