「ブログを書く」という「仕事」(ウォールストリート・ジャーナル)

 ウォールストリート・ジャーナルがサイト上で5月初めごろから無料記事を公開するようになっている。その中で興味深い記事があったので訳してみた。

 「ブログを書く」というのが、企業の中での一つの「仕事」として認知されるようになりつつあるという。金を払って企業サイトでブログを書かせる会社が出始めているわけだ。ウェブコンテンツライターの変形というか。それは、堅苦しい企業広報のメッセージとは違って、親しみ深い会話体で顧客との信頼関係を作り上げることができる、とブロガーを雇っている企業は考えているようだ。

 もし「うちの会社のためにブログを書け」というお話がありましたら検討しますのでご連絡を(´ー`)ノ。つーか、うちの場合「お前に書かせたらもめごとが起こる」とか言われそうだけどな(´ー`)y-~~

2005年6月 2日03:00| 記事内容分類:ブログ/ウェブログ| by 松永英明
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ブログは企業の仕事になりつつある:デジタル「握手」?

 まだ始まったばかりだが、ブログは主にオンラインで自由気ままに自己表現するものだった。今、これは企業における仕事にもなっている。

 ブログ、あるいはウェブログ、つまり頻繁に更新されるオンライン日誌を書く人を雇う企業が、まだ少ないけれども数は増えつつある。企業では、顧客、クライアント、潜在的顧客にアピールできるようなタイムリーな話題について会話形式で書ける人材を探している。

 去年、クリスティーン・ハルヴァーソン(Christine Halvorson)は、ニューハンプシャー州ロンドンデリーのGroupe Danoneの所有する有機ヨーグルト会社Stonyfield Farm Inc.のチーフブロガーとして雇われた。Monster.comに発表された広告に返信してから、仕事を申し込んだのである。元フリーライターでウェブコンテンツエディターだったハルヴァーソン女史は、今、Stonyfieldのために4つのブログを書いている。会社について、毎日のスクープ、子供たちを健康にする、学校での健康食品についてのものだ。その仕事は、研究し、ニュースにリンクし、個人的な見解を展開しなければならない。

 ハルヴァーソン女史は言う。「毎日書くことは素晴らしいですね。唯一大変なのは、急速に変化していくブログ技術についていくことです。オーディオ・ビデオ・ブログみたいにね」彼女の年俸は、4万ドル半ばだという。

 Stonyfieldの最高経営責任者ゲーリー・ハーシュバーグ(Gary Hirshberg)は、これから2年間にさらに一人か二人、フルタイム・ブロガーを雇うつもりだという。「ブログは、わたしたちが“顧客との握手”と呼んでいるものを与えてくれます。価格だけで決まる典型的な販売関係とは違った、誠実なきずなと相互信頼です。ブログによって、使命を帯びたわたしたちへのアクセスをほんの少し増やしているんです」

 ハーシュバーグ氏は「くだけた口調で気持ちのいい文章を書き、書く仕事についてあまりこなれすぎていない」候補者を探しているという。「話し好きでなければいけません。単純に聞こえますが、そうじゃないんですよ」

 企業ブログはちょっと矛盾した存在である。雇われブロガーは、投稿できる話題と口調について、長いひもで縛られるようになる。Stonyfield Farmのハルヴァーソン女史は、自分の仕事は監視されているわけではないという。「だからといって、守秘義務のある情報を漏らしていいということにはなりません」

 独自のブロガーであっても、企業所有ブログの余地はあると考えている人たちはいる。「会社のマーケティング・メッセージのための指示に従っているかどうかを問わず、もし会社に信頼できるブロガーがいるなら、そういう人は会社についてポジティブな影響を与えます」と語るのは、ソフトウェア業界スタンダードについてのブログpbblogの著者でシカゴの技術会社FiveSight TechnologiesのCEOでもあるポール・ブラウン(Paul Brown)だ。

 マーケティングと金融のための人員確保プログラムマネージャーとしてマイクロソフト株式会社のために働いているヒーサー・ハミルトン(Heather Hamilton)は、リクルートの補助としてブログを書くと申し出て、去年から続けている。彼女のブログは、マイクロソフト社員によって書かれている約1500のブログの一つである(Microsoft.com/community/blogsで読める)。会社で働くこと、自分のやっている仕事、雇用傾向について書いている。「自分のブログを始めたときは、それが仕事の一部になるとは思っていませんでした。マイクロソフトを就職先として考える手助けをしようと思っただけなんです」

 すべての種類の会社が、ウェブを重要なコミュニケーションの場としてとらえるようになるにつれて、仕事としてのブログが浮かび上がってきた。ブログによって、企業は、典型的な静的ウェブページの広報的発言よりも自然な口調で語ることができるようになり、読者はコメントを残すこともできるようになる。フルタイムでブロガーを雇っている企業もあるが、既存のマーケティングやウェブ編集部門にブログという業務を加えているところもある。

 ニューヨークの調査会社eMarketerによれば、合衆国の企業のうち、公開されたブログを持っているのはわずか4%である。しかし、ブログを書く仕事の広告は、ここ数カ月、オンライン求職掲示板に見られるようになっている。「ブログを書く仕事は人気が出始めていますね」というのは、シカゴにあるCareerBuilder社のCareerBuilder.comの広報担当ジェニファー・サリヴァンだ。彼女は3月、CareerBuilderのブログを書くことも仕事に含むようなコミュニケーション専門家を雇ったという。

 ニューヨークのFlycell社はゲームや着メロといった携帯電話コンテンツを提供して18カ月の会社だが、4月、技術求職サイトDice.comに「ブロガー/コピーライター/コンテンツ編集プロデューサー」を求める広告を出した。広告にはこう書かれている「携帯電話コンテンツや市場について報告するようなブログの製作・維持・プロモート……。他の時事的なブログへのリンクを含むようなブログを製作・維持した経験必須……。ブログの知識が不可欠」

 年給は5万ドルと7万ドルの間とされている。その仕事には、現在15人の従業員のいる会社のウェブサイトのためのマーケティング・コピーやコンテンツを書く仕事も含まれる、とウェブマーケティング・ディレクターのマーク・リーマンは語る。

 ニュージャージー州ティーネックのグルメポップコーン会社Dale & Thomas Popcornは、ポップコーン愛についての企業ブログを製作・維持してくれるオンライン・マーケティング・コーディネーターを探している。e-コマース担当上級副社長ポール・グッドマンは、ブログが顧客との関係を深め、会社のウェブサイトの検索エンジンランキングを引き上げることを望んでいる。

 新しいポジションは、年給4万ドルと5万5000ドルの間で、4月に募集を始めた。グッドマン氏は、ブログをやった経験は必要ない、と言う。「自己表現の得意な候補者を探しています。完璧に書けなくてもいいんです。それは会話であって、会社の気持ちをコミュニティに伝えてほしいんです」

 100人ほどの応募を受け、そろそろ決定が近いという。ブログは公開前にグッドマン氏が目を通すことになる。「勝手に公開されるブログにはならないんですよ」ということだ。

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