成功哲学の「原典」、すべてのエッセンスを盛り込んだ『お金持ちになる科学』

お金持ちになる科学
お金持ちになる科学

ウォレス・D・ワトルズ著, 松永英明 訳 ぜんにち出版

 ナポレオン・ヒルやカーネギーもこの本から学んだという成功哲学の原典『お金持ちになる科学』(The Science of Getting Rich)の完全翻訳本が出ました。すでに「成功本」に通じている人は、そこに書かれている技術のほとんどを知っているかもしれません。というのも、現代の成功本の重要なエッセンスはすでにこの100年前の本書にすべて書かれてしまっているからです。

 そして、他の成功本に書かれていない要素としては、「なぜ」思考が現実化するのか、といった宇宙観まで盛り込まれています。この宇宙観を受け入れるかどうかは別にして、成功本を実践して活用する人にとって、本書は必読の一冊です。

2005年11月20日15:05| 記事内容分類:告知(出版物など)| by 松永英明
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成功哲学のポイントを網羅

 成功哲学、成功本、あるいは自己啓発といったものを学び、実践している人なら、たとえば、

「自分の得たい状態をできるだけ鮮明に具体的にイメージする」

「ほしいものを、すでに自分が手にしているものなのだという確信を持つ」

「相手が支払ってくれた対価以上の利用価値を与え続ける」

「競争という発想はまったく必要ない。むしろ害だ」

といった内容がここに書かれているのを見れば、「ああ、どれも知ってるよ」と思うかもしれません。新鮮みがないように思えるかもしれません。しかし、これは100年前に書かれた成功哲学の原典であり、おそらく他の本やセミナーで教わったことは、本書の著者ワトルズの言葉が受け継がれていったものなのです。

 しかし、ではなぜイメージすればそれが実現するのか、といったところについては、現在の成功本には詳細に書かれていないでしょう。必ずそうなるんだという信念や、実際の成功例は豊富でしょうが、なぜそうなるのかという宇宙観は書かれていないものです。そこがワトルズの原典にはしっかりと書かれています。

 ワトルズは「この本だけ読めば完璧だ」と言い切っています。必要な考え方も、その裏付けとなる理論背景も、すべて盛り込まれているのは確かです。

翻訳にあたっての工夫

 この本での実例は、100年前のアメリカの状況をふまえて書かれている部分があります。また、ワトルズは伝統的キリスト教とは少し違った思想を持っています。それは「一元論」というもので、最近の有名な人だと天外伺朗さんの発想に近いかもしれません。これを乱暴にまとめてしまうと、「この物質の世界と重なるもう一つの形のない世界があって、それは思考の世界であり、そこでイメージされたものが投影されて現実の世界にもたらされる」という考え方になります(わかりにくいと思いますが、そこはやっぱり本をじっくり読んでみてください)。この思想を理解した上で全体を訳さないと、ワトルズの思想が伝わらないし、どこでも言われているようなテクニックが載っているだけの本という印象を与えてしまいかねません。

 そこで、今回は、かなりの数のコラムを入れました。また、図解も入れて内容の理解を助けるようにしています。これによって、ワトルズの原著を正確にそのまま訳しつつ、当時の時代状況やワトルズの思想をはっきりと理解できるような本になったのではないかと思います。

 また、とにかく訳文でわかりづらいところは編集担当の方に逐一チェックを入れてもらうようにして、ひたすら修正を加えていきました。その結果、訳文としてもかなり読みやすくなったのではないかと思います。

あとは生かすだけ

 本書は実践のための本であり、しかも一元論の背景をもった「精密科学」だとワトルズは言っています。つまり、化学の実験や数学の公式では、同じ手順を踏めばだれでも同じ結果を得られますが、それと同じように、本書に書かれた原則をきっちりと実践すれば確実に富や財産が手に入るという結果が得られる、とワトルズは言うのです。

 他の人と競争するのではなく、ただひたすら自分を豊かにし続ける生き方。それが本書「お金持ちになる科学」のエッセンスです。

おまけ

というわけでこの本は本当に手がかかってます。フリーの編集者のひとと、出版社の担当編集者のひとと、3人で結構議論したり。その手作り感というか制作側の思いのこもり具合からいっても、これはいい本だと自画自賛したくなりますね。

で、担当編集者のひとのブログもあって面白いんですがあえてリンクしない(笑)興味がある人は自分で探してください。

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2005年11月20日15:05| 記事内容分類:告知(出版物など)| by 松永英明
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質問です。
同じ著者の『富を手にする「ただひとつ」の法則』という本がアマゾンに載っていますが,原題をみると,同じ本のようです。
これは,同じ本が,別の出版社から別の訳で出ているのでしょうか? 訳す際,そちらの本は参照されましたか?

はい、それは同じ本が,別の出版社から別の訳で出ているものです(ジェームズ・アレンでもそういうのがかなりありますね)。
フォレスト出版版は、一通り訳し終わった後で確認しました。きれいな訳ですが、一部、内容の解釈で私とは180度逆にとらえている部分があったりします。重要なポイントでの訳語の選び方にもそれぞれの解釈・理解の違いがあらわれていると思います。この点については読み比べていただければいいかもしれません。

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