第九回文学フリマ参加報告(S-3) #bunfree

2009年12月6日に開催された第九回文学フリマに参加してきました。2006年の第五回に参加してからまる3年ぶり2回目の出品となります。

前回はただ本を作って展示しに行くといったニュアンスが強かったのですが、今回はいくつかの企画にも加わったり、会場を回ってみたりする時間も取ってみたりして、イベント自体を楽しむ方向で参加してみました。

結果としては、販売数は大してありませんが、売った分以上に購入してしまったり、お隣ブースの方と仲良くなったりして、終わった直後に「次回はもっとやるぞ」という思いが湧いてきたのでした。これはよいイベントですね。

というわけで、文学フリマの準備から、購入したモノリスト一覧まで。

2009年12月 7日22:29| 記事内容分類:作ってみた, 創作活動, 執筆・書き方・文章, 編集・出版| by 松永英明
この記事のリンク用URL| ≪ 前の記事 ≫ 次の記事
| コメント(1) | トラックバック(2) タグ:イベント, 創作, 文学フリマ, 自作|
twitterでこの記事をつぶやく (旧:

ほかの参加者の方の感想などはこちらにトラックバックが集まってます→第九回文学フリマ開催! 感想を書いた方のトラックバック募集! - 文学フリマ事務局通信

制作

出品物についての解説はこちら→第九回文学フリマに出展します(S-3)【告知】[絵文録ことのは]2009/12/05

軍艦島が表紙のゲニウス・ロキ2010卓上カレンダーは、デザインテンプレートが公開されていて価格も安い印刷おまかせ.comを選んだ。今年は仕事でカレンダーを4つほど作成したのだが、カレンダーで面倒なのは「コマ」と呼ばれる日付データである。毎年日付と曜日と祝日は変わるので、このデータを一から作るとなると大変な労力になる。そこで、自作カレンダーではこのコマデータがあるかないかは非常に大きな要素となる。

カレンダーはイベントの数日前に到着した。同じ写真でも、画面で見るのと印刷されたものを見るのでは全然印象が違う。これは今回売り切るのではなく、いろいろ配布用にも使えるかと思って作成した。

新刊アレン本は前回の売れ方から推測して50部のみ印刷。印刷所は文学フリマ公式サイトから「イベント支援あり」と書かれていた「同人誌印刷 栄光」さんを選んだ。申し込みが間に合わず、イベント支援の割引は使えなかったが、オンデマンド印刷少部数の小説パックが非常に安い。

今回初めて「イベント会場直接搬入」をしてもらうことにした。当日行ってみないとモノが手に入らないというのは少々不安だが、持って行く重さなどを考えると便利な仕組みである。

準備

POP用のグッズなどは、数日前にハンズで購入。

8p Orihon Maker - PDFで誰でもかんたんに折本が作れるウェブサービスを利用して、一冊分のデータを作成した。これは「折り本と交換、または10円」という仕組みの格安本として売ることにする。内容は「「正しさ」についての草稿」。当日の朝にコンビニでコピーし、会場で折ることにした。

A4サイズでコンビニコピーすれば1冊あたり10円で増刷できる……と思ったら、A3で2枚コピーして切ればいいことに気付いた。しかし、100冊分もコピーしたので完全に赤字である。この辺は道楽のための出費と割り切っている。

また、A4サイズに4枚分納まるように無料配布フライヤー(カラー)をプリントアウトして、これをさらにA3サイズでカラーコピー(1枚80円だからフライヤーA6サイズ1枚が10円の勘定)。これも会場で切ることにした。

カレンダーと、前回参加時に作成した天海本をスーツケースに詰め込んで出かける。コンビニでコピーをし、1リットルの「からだ巡茶」とおにぎりを買って行く。

会場にて

ちょっと遅れるかと思ったが、10時すぎに会場に到着。関係者入場の列に並ぶ。席に向かうと、テーブルの下にちゃんとアレン本(の段ボール箱)が到着していて感激した。

もう少し派手にしてもよかったかと思うが、開始直前のテーブルの状態をケータイで撮影したのがこんな感じ。

文学フリマブース写真

あとでカレンダーの中身を広げたりもしたけれど。もう少しポップとか凝ってもよかったかもしれない。次回はヴィレヴァン風ポップとか作って遊ぼう。

一般開場直前にA1ブースに行って「8p折り本」のお礼などをした。折り本は興味を惹くためのグッズとして、無料のフライヤーよりも効果が高いかもしれない。むしろ、フリーペーパーとして折り本を提供するのがよさそうな気がした。

右隣S-2「トルタ」さんのところは大盛況で、4メートルの年表とか、紙バッグとかが楽しい。ツイッターで「@chorock:トルタの袋入りのを買うと 可愛くてべんり 買ったのぼんぼん入れられるから #bunfree(3:18 PM Dec 6th)」というつぶやきがあったので、ケータイでこれを見せてあげたらずいぶん喜ばれた。次回は絶対にバッグも出展することに決めた。

左隣S-4「ロスジェネ」&「フリーターズフリー」さんはちょっと遅れて到着。なかなか賑やかなブースになっており、楽しく過ごすことができた。

売り上げ的には新刊・カレンダー・旧刊の三点合わせて30点くらいという感じであるが、カレンダーで廃墟話が盛り上がったりするのが楽しかった。お買い上げいただいた皆さま、ありがとうございました。そして、購入はしなくても、立ち止まって手に取っていただいた皆さま、ありがとうございました。売り上げよりも、興味を持っていただけたことが嬉しい。

戦利品

途中で3回ほど、人通りが少なくなった時間を見計らって、10~15分間離席し、あちこち見て回った。といってもじっくり回る余裕もなく、ほとんど近場の評論系ブースを回っただけで、なかなか創作系のところはじっくり見られなかったのが残念だ。特にモエリロンさんや西瓜鯨油社さんとお話する余裕もなかったのが残念。R-11の終りの会にも寄れなかった。

今回の戦利品(購入品・交換品)を写真にとってみた(折り本除く)。行けたブースは少ないが、気に入ったらいきなり「一通り全部」という大人買いをしたので、点数は多い。なお、今回は簡単な紹介にとどめる。だって次回、また『本当はこの文章系同人がすごい』企画やるんでしょ?ネタは小出しにしないと。以下、写真撮影の都合上、大体サイズの近い本の順(事実上の順不同)。写真の縮尺はだいたい同比率のはず。

文学フリマ購入品1

  • T-12:studio zero/蒼天社――『まぐま』Vol.16「ホラーのスピリチュアル~都市伝説からスピリチュアルへ」、『まぐま』Vol.17「マンガの不文律~マンガの既知と暗黙知」、「まぐまex マンガのアプレゲール」、「まぐまEX2 怪獣文化とウルトラマン」の4冊。テーマが興味深くてまとめ買い。
  • S-13:KKITT出版部――『同人作家のためのフォントの本』1~3、「デジタル組見本帳 Ver.0.10」(CD-ROM)をまとめ買い。フォント見てるだけでにやける自分としてはマストアイテム。
  • J-1:bnkr――『bnkr(ボンクラ)』Vol2。キンドル版も出しているというのがよかった。
  • T-6:奇刊クリルタイ――「新刊レビューで文フリの売り上げアップごっこ」でも絡みがあったので買いに行った。『奇刊クリルタイ』Vol.3.0「論壇プロレス:脱オタ/中二病と世代論」、Vol.4.0「非モテ、イズ、デッド!?」呼び込みが気合い入ってた。
  • U-4:くまくま――かに温泉『まんがで何がわかるの?~学習まんがの本~』、『韓国アニメの世界』(改訂第二版)。学習マンガというテーマに惹かれて購入。ここの展示レイアウトはよかった(棚が作られていた)。

文学フリマ購入品2

  • U-3:フリースタイルなお別れざっし 葬――『葬』第一号「お葬式DIY やってみようよ区民葬/喪服の基本と着ヤセ塾/超簡単!プチ祭壇づくり」、第二号「あなたは大丈夫?お式直前!ダンドリチェック/妄想葬儀 その妄想、真面目に見積もります。/毎度ハカバカしいお笑いを!」、第三号「そのとき動ける飼い主になる!ペット葬の真実」、マタンゴ「女の手淫考 創刊号」。テーマを見た瞬間に衝動買い。タナトスとエロスが同居。
  • 本当はこの文章系同人がすごい』。寄稿したので一部もらった。この企画、次回以降も続けるべし。全力で協力します。
  • V-1:書評王の島――『書評王の島』Vol.1「41人の島、41冊の本」、Vol.2「38人の島、38冊の本」、Vol.3「あなたの知らない原稿料の世界2010/42人の王、42冊の本」。豊崎さんのサインもいただきました。
  • S-4:超左翼マガジン『ロスジェネ』Freeter's Free――お隣ブース。『エロスジェネ』第3号「資本主義に、愛はあるのか?」、『フリーターズフリー』Vol.02。エロスジェネの責任編集の増山麗奈さんに、似顔絵つきサインもいただきました。
  • R-2:ソフラマ――『ソフラマ!』vol.03「青い鳥文庫のような小説 座談会」、vol.04「二〇〇〇/ゼロ年代ライトノベル特集」。
  • T-3:フィロソフィア――『フィロソフィア』第二号「特集:自由について」、フィロソフィア2009年冬号補遺。
  • V-6:山陰大学しりとり研究会――『TETSUYA』。「新刊レビューで文フリの売り上げアップごっこ」仲間ということで、一冊ずつ交換。

文学フリマ購入品3

  • R-3:close/cross - Girls' Comic At Our Best!――『Girls' Comic At Our Best!』Vol.1、vol.2「特集:水城せとな『放課後保健室』」、vol.03「特集:岩本ナオ」、Vol.04「特集:麻生みこと『天然素材でいこう。』」、増刊『GCAOB! petit』。お向かいさん。
  • S-1:青年文化ゼミ――『文化と表現』Vol.1、Vol.2、Vol.3、Vol.4、Vol.5「書評『ナショナリズムの由来』(大澤真幸著)」。
  • J-13:近江舞子――『断頭台のメロディー』、『詞』、『詩』。「新刊レビューで文フリの売り上げアップごっこ」でのお礼で立ち寄った。一冊ずつ交換して、あと千文字小説の二冊は購入。

文学フリマ購入品4

  • S-2:トルタ――お隣ブース。『TOLTA4――十四歳のための現代詩』(四メートルの年表つき)、『ジャイアントブック』、ジャイアントバッグ。
  • V-10:Abstract Workshop――ばるぼら『Rezzine』。ばるぼらが持ってきてくれたので交換。
  • U-1:東大批評――東大批評第2号。今回いろいろ企画をたててくださった井伏さん所属。

文学フリマ購入品5

  • 第九回文学フリマサークルカタログ――無料。
  • アラザル――『アラザル』Vol.3、別冊「アラザれ」
  • 交換:if→itself(大久保一布さん)『短歌集 存在の青い花』
  • 交換:防府の詩誌『シュリンプ』第10号(→『シュリンプ』第10号発刊
  • 自分出品:『「人は思考したとおりに」全文訳&ジェームズ・アレン徹底解読』、「ゲニウス・ロキ2010卓上カレンダー」、2006年出品天海本。

明らかに採算ラインまで売れてない上にこれだけ購入したので、収支だけ見れば完全に「赤」ですが、満足度はそれ以上に大きかったと思います。次回、第十回文学フリマでもどうぞよろしく。今から休みを押さえます。そしてもっと早めに本を作ります。

【広告】★文中キーワードによる自動生成アフィリエイトリンク
以下の広告はこの記事内のキーワードをもとに自動的に選ばれた書籍・音楽等へのリンクです。場合によっては本文内容と矛盾するもの、関係なさそうなものが表示されることもあります。
2009年12月 7日22:29| 記事内容分類:作ってみた, 創作活動, 執筆・書き方・文章, 編集・出版| by 松永英明
この記事のリンク用URL| ≪ 前の記事 ≫ 次の記事
| コメント(1) | トラックバック(2) タグ:イベント, 創作, 文学フリマ, 自作|
twitterでこの記事をつぶやく (旧:

トラックバック(2)

※当ブログへトラックバックされる場合は必ずこのページへのリンクを入れてください。こちらへのリンクのない一方通行トラックバックは承認されません。

トラックバックURL: http://www.kotono8.com/mt5/mt-tb.cgi/699

山陰大学しりとり研究会の冊子『TETSUYA』の感想リンクです。お読みいただき本当にありがとうございます。随時こちらから検索の上、トラックバックさせて... 続きを読む

山陰大学しりとり研究会の冊子『TETSUYA』の感想リンクです。お読みいただき本当にありがとうございます。随時こちらから検索の上、トラックバックさせて... 続きを読む

コメント(1)

こんにちは、はじめまして。
「フィロソフィア」をお買い上げくださいましてありがとうございます。

早速訂正のお願いで申し訳ないのですが、このページから貼られているリンク先は当方とは関係のないサークル・団体であると思われます。当方のアドレスはhttp://pmixture.web.fc2.com/でございますので、お時間ございましたら訂正をお願いします。もっとも、文学フリマの時点でサイトが出来ていなかったことが原因なのでありますが……重ね重ね申し訳ございません。

コメントする

OpenID対応しています OpenIDについて

このブログ記事について

このページは、松永英明が2009年12月 7日 22:29に書いたブログ記事です。
同じジャンルの記事は、作ってみた創作活動執筆・書き方・文章編集・出版をご参照ください。

ひとつ前のブログ記事は「第九回文学フリマに出展します(S-3)【告知】」です。

次のブログ記事は「ニセ鳩山由紀夫ツイッター(twitter)事件について速報まとめ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。
過去に書かれたものは月別・カテゴリ別の過去記事ページで見られます。