ウェブログ・カスタマイズはどこまでやるか

同誌特集の目次を引用しておく。Part1は概説なのでいいとして、Part2～3では紹介されたカスタマイズテクニックもあわせてリストアップしてみる。ちなみに◎は採用済み、○は未済用のものである。

Part1　ブログカスタマイズ道入門
Part2　サイドバーのカスタマイズテクニック
　○Procfeed（ヘッドライン）
　○こうさぎ（人工無能）
　○Petit Poll SE（投票機能）
　○パイポリーダー（RSS表示）
　○モブログ写真ピックアップ表示
　○月別アーカイブをプルダウンメニュー
　○Petit-B（BBS）
　○BlogPeople（リンクリスト）
　○RSSTIMES（更新時間表示）
　○お天気ステッカー（天気予報表示）
　○MyClip（クリッピングサービス）
　○(豚)ボンジュール時計レンタル（時計）
Part3　ブログ本体のカスタマイズテクニック
　○「へぇ／ふぅん」ボタン
　◎MT4i（携帯対応）
　○BulkfeedsのSimilarity Search（関連情報）
　○blog ranking
　○「続きを読む」を隠したり出したり
　◎コメントスパムを遮断

えー、見事に採用してない。それはなぜか。

　どのカスタマイズも面白そうだ。だが、ブログ設置者にはおもしろいが、ブログを読みに来る人に必要かどうかという機能がいくつかある。つまり、毎日自分のブログを最初に開くような人、つまりブログを自分用ポータルとして使っている人には、天気予報や時計、ニュースのヘッドラインなどは便利だろう。しかし、そのブログが他の人にとってポータル的な役目を果たしていないなら、その辺はあまり必要ないのではないか（つまり余計なお世話）と思えるものがある。

　ブログユーザーには色々な人がいる。
　１つは、ブログというツールそのものをいじるのが好きな人。こういった人には、とにかく新しい機能をつけるのは楽しいだろうし、それはそれでいいと思う。
　しかし、一方で表現ツールとして、自分の表現したいことを効果的に表わすにはどうしたらいいか、と考える人たちもいる。私もその傾向が強いのだが、その場合は、「この機能は自分の表現に役立つから使う」あるいは「こういうことを実現できるツールはないか」という発想に立つので、何でもかんでも使うことはないだろう。

　たとえば、「こうさぎ」は非常に興味深いものである。人工無能が勝手に記事を投稿したりする。しかし、そういったお遊び要素が入っても構わないブログ（あるいは入った方がおもしろいブログ）と、そういうものが混じっては困るブログがあるだろう。私の場合なら、はてなダイアリーの方では落書きみたいにやってるので、そこで「こうさぎ」が変な記事を投稿してくれたら面白いと思う。しかし、土佐日記やこのブログではあまりやりたくない。
　中には「使える機能があれば、使わないといけないのだろうか」と焦ってしまう人たちもいるのだが、決してそんなことはないのだ。

　「月別アーカイブをプルダウンメニュー」と「「続きを読む」を隠したり出したり」については、取り入れたいとも思ったりするのだが、JavaScriptを使う必要があるのが難点。できるだけJavaScriptには頼りたくないと思っているので、採用は見送っている。

　あと、BulkfeedsのSimilarity Search（関連情報）ってのはどうですか？　これは、書き手としての私にはどちらでもいいものだが、読み手にとっては嬉しい機能かもしれない。少し検討して導入するかもしれない。

　こういうカスタマイズツールについては、採用するかどうかは別にして、どういうものがあるかを押さえておくと非常に便利である。というのは、自分のやりたいことが決まったとき、「ああ、これをやるには、あのツールが使えるかもなあ」と思い出すことができれば便利だからだ。