「ウェブデザイン」と一致するもの
汎用機器iPadは正直「イマイチ」――読書専門機器キンドルとの対比、電子書籍のレイアウト
iPadが発売されて、電子書籍の未来に注目が集まっている。
しかし、私自身は断然キンドル派である。何でもできる汎用機(だが電話はできない)iPadより、読書専門機器であることを貫こうというキンドルに好感を持っている。「大は小を兼ねるで、機能の多い方がよい」という意見があることも知っているが、特定の目的のために最適化された機器の使い勝手のよさも捨てがたい。
ポメラ・キンドル・ガラケー派のユーザーである私が、今電子書籍について考えていることを少し書いてみたい。ここには「電子書籍はレイアウトが重要」という主張も含まれる。
※この記事は多少出遅れた感はあるものの、BLOGOSのテーマ「iPad発売と、出版の今後」について書いたものである。
「サイトの横幅」再論:950px時代のウェブデザイン
以前、サイトの横幅を640ピクセルにする理由――統計と現状に基づく結論[絵文録ことのは]2006/11/25で、「実際にサイトを閲覧している人のブラウザーの横幅と、ブラウザーによる印刷上の制約から、特に画像は左端から640ピクセルくらいに収まるようにした方がよさそうだ」という結論に落ち着いた。これには、一行字数が多すぎると読みづらい、という、紙媒体の扱いも多いわたしの経験的な見方もある。
もちろん、これにはリキッドデザイン主義者の方から「ページ幅を指定するようなデザインであること自体が悪」という反応があったり、「印刷用CSSを使おう」といった反応があったりしたのだが、「印刷時のことを考えれば640pxという制約がある」という結論は特に揺るがなかった。
その後、今まで約2年経った。閲覧者の環境も変わり、当時主流だったIE6にはなかった「用紙サイズに合わせて印刷」機能を備えたIE7ユーザーも増えた。画面の解像度も高くなってきた。それにつれて、各種ポータルサイトの横幅も拡大の一途をたどっている。そこで現状を調べ直してみることにした。
ウェブサイトアクセスにはいくつもの経路がある(+被ブックマーク数ランキング)
はてなブックマークでどれだけ「ブックマーク」されたかという数字は、アクセスの一つの目安である。しかし、実際のアクセス解析ではそれ以外のルートでの閲覧者も当然多い。たとえば、個人ニュースサイト経由でのアクセスが多い記事と、被ブックマーク数の多い記事はイコールではない。かなりの傾向の違いがある。
また、かつて「コメントなどの反響がない」ということでモチベーションを失って閉鎖したブログがあった。しかし、「反響の多い記事」と「アクセスの多い記事」はまた違う。
このあたりのことについての一通りのまとめ、ならびにこのブログで2006年に書いた記事の被はてなブックマーク数ランキングを掲載する。
サイトの横幅を640ピクセルにする理由――統計と現状に基づく結論
このブログの本文の横幅は、かなり狭い。それはなぜか。
結論から言えば、「ブラウザで見るときの実際の横幅」と「印刷可能な横幅」の二つの要素が大きな要因となっている。画面そのものはかなり広くても、実際に見るサイズ、そして印刷したときにはみ出ないサイズというのは案外小さい。
このことを実際の統計数値を交えて書いてみたいと思う。
ケータイ族の特性を生かしたケータイサイトの作り方
前回の記事「ケータイ文化圏とネット文化圏の深い溝」は、かなりの反応があった。ネットを使いこなしている人と、ケータイメインで使っている人では、行動パターンが大きく違っている――この事実を再認識して、何か面白いことができそうだとか、商機がありそうだと思ってもらえれば、書いた甲斐があったというものである。
さて、前回の記事は、その行動パターンの違い=メディア特性の違いが存在している、という事実を指摘することが中心だった。ネットを使いこなしている人の論理をそのまま移行しても、ケータイメインの人の行動パターンから言って便利なサイトになるとはいえない。では、ケータイサイトはどのような特性を持っているのか。それを探れば、使いやすいケータイサイトが作れるのではないかと思う。
今回は、そのケータイサイトの特性を探るために、いろいろ寄り道してみたい。
上位100ウェブログを片っ端から紹介するよ 2005/1/1 RSSフィードメーター版
こんにちは。日本を代表するブログ検索、未来検索livedoorでもblogWatcherでも検索できないので、この「絵文録ことのは」はブログじゃないんだなと思っている松永です。わらい。泣いてへんもん!
さて、それはともかく。2003年末には「blog of the Yeah!2003ノミネート96ブログ全チェック!!!」などという馬鹿なことをやったわけですが、それから約1年、やっぱりブログ総ざらいチェックというのはあった方がいいかと思って勢いでコメントつけてみます。知らないブログを旅してみたい。日本のどこかにわたしを待ってるブログがある。
チェック元はRSS フィード メーター - 昨日のブログ RSS フィード ランキングの1月1日のデータをもとにしています。このランキングについては、
☆のランキングは、RSS フィードの購読者数と、他の RSS フィードからそのサイトに張られているリンクの数とで計算されています。
計算方法は秘密ですが、「たくさんの人に読まれている」「あちこちの ニュースで話題になっている」と、人気度が上がります
ということで、このシステムで取得されているブログに限定されますが、ネットに詳しい人が見ているブログがランキングしているのではないかと思われます。ということで、人気100ブログを一気にレビュー!
Weblog Awards 2004
1カ月遅れの話題で申し訳ないのですが、ウェブログ大賞2004の発表がありましたので、こちらでも紹介しておきます。(あとでコメント追加予定/ 11日少し追加)
英語圏ウェブログ大賞2003
Wizbang!というブログで開催された「2003ウェブログ大賞」の結果発表が行なわれました。英語圏の人気ブログを知る一助になる……かもしれません。
※日本でももう一つのウェブログ人気投票開始です。山田BBSの総長さん開催の「ウェブロアワード2003」(投票は25日まで)。ウェブロについて考える4。
アンチブログ・マインド
慶応SFCの太田尚志さんのサイト内日記「自堕落記」の11月18日 anti blog? という記事で、当方の「blog of the Yeah! 2003 ノミネート96ブログ全チェック」記事への反響が書かれている。心情的によく理解できる部分もあったので、このブログではあまりやってこなかった「逐条的反応」を書いてみたいと思う。誤解を防ぐために原文引用を多くしたため、引用の域を超えてしまっているかもしれないが、ご容赦いただきたい。
デザイナーがウェブの文字サイズを小さく固定したがる理由
すっかり出遅れた感はありますが、「ウェブページのフォントサイズ固定は是か非か」という議論が「HTML+CSSを正しく書く人たち」の間で出ています。その流れで、ねこめし日記(in 娘娘飯店しるきぃうぇぶ)の「豆字デー」(凶悪なほどの極小フォントで固定表示)「巨字デー」(同じく巨大な字で固定表示)が出ました。
ここでは、その辺の話から入って、「なぜデザイナー(notウェブデザイナー)はフォントサイズを小さめに固定したがるのか」というところに持って行きます。本題は後半にあるので、論争に興味のない方はサクッと下の方へ飛んでください。
