「中国語」と一致するもの

誤解を招きやすい「全ての言語はトルコに通ず」記事を正確に読む

「全ての言語はトルコに通ず」?英語もヒンディー語もルーツは同じ、国際研究 国際ニュース : AFPBB Newsという報道が流れたが、これは非常に誤解を招きやすい。本文を詳細に読めばわかるようにはなっているが、見出しだけで誤解している人も実際にブクマコメント等で見られる。

第1点。「全ての言語」ではなく「すべての印欧語」と書くべきである。

第2点。「トルコ」といってもトルコ語は関係ない、現トルコ共和国のアナトリア地域(小アジア)起源という説の紹介。つまり、ここでの「トルコ」は言語でも民族でも国家でもなく場所のみを指すが、言語の話なので紛らわしい。

以下、詳細に述べる。

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上野にやってきたパンダの名前「仙女」と「ビリー」を中国語的に解析する

上野動物園に3年ぶりにパンダが帰ってきた。2月21日深夜、メスの「仙女(シィエンニュ)」とオスの「比力(ビーリー)」が到着したと報じられている。来月の一般公開に合わせて日本で公募された名前が新たに付けられる模様だ。

しかし、「シィエンニュ」「ビーリー」という発音表記はどうも違和感がある。昨日のテレビ報道では「シェインニュ」に聞こえるアナウンサーの発音もあった。そこで、正確なところとその名前の意味をまとめておきたい。(※環境によっては発音表記が表示されない場合もあります。ご了承ください)

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分離独立する南部スーダンの国名案は「南スーダン」で決着か

2011年1月に実施され、2月7日に最終結果が公表された南部スーダン独立に関する住民投票だが、結果としては南部スーダン独立が圧倒的多数を占めた。これにより、アフリカ53番目の国家が誕生することとなる。

そこで気になるのは新国名だ。そこで調べてみたところ、いくつかの案が出てはいるものの「南スーダン(South Sudan)」で決まりそうな雰囲気である。そこで、出ていた案の意味を調べてみた。

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尖閣諸島問題:中国紙「沖縄は日本が不法占領」論文を全訳・徹底解読

中国紙、「沖縄は日本が不法占領」との論文掲載 - MSN産経ニュース」というニュースが流れた。「19日付の中国紙、環球時報は琉球(沖縄県)は明治政府が19世紀末に清国から奪い取ったもので、日本政府は今も沖縄住民の独立要求を抑え込んでいるとの趣旨の署名入り論文を掲載した」という。

原文が判明したので、これを全訳し、さらにその内容について詳細に検証する。

結論から言えば、唐淳風氏によるこの論文には、歴史的事実に関する誤りが多く、歴史の改竄と呼んでいいと思われる。ただし、日本が琉球王国を滅ぼして吸収・同化した歴史を忘れてはならない。

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中国人が語る「日本で暮らして不思議に思うこと」の全訳

【中国ブログ】中国人が語る「日本で暮らして不思議に思うこと」 2010/07/30(金) 22:22:09 [サーチナ]」という記事がサーチナで公開された。

日本在住とみられる中国人ブロガー、朔客さんが自らのブログに「日本で生活していて不思議に思うこと」と題する文章を掲載、中国人の視点で日本の不思議なことを10カ所、指摘した。

というのだが、よく調べてみたらこれはどこかのブロガーが書いたものではなく、今年の1月4日に『日本新華僑報』に掲載された記事の転載であった。というわけで原文が判明したので、全文を翻訳してみる。

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Kindle、今夏ついに日本語表示!読書好きなら買わない理由のない新キンドル

電子書籍リーダーの一方の雄、Amazon Kindleがついに今夏、日本語などに対応する。2010年8月27日発売の新キンドル(Kindle Wireless Reading Device, Free 3G + Wi-Fi, 6)は日本語表示が可能になると明記されている。これで日本市場でも大きく注目を浴びることが予想される。特に、私のように「読書体験に集中した機能限定のKindleが好き、iPadとか興味ない」という人には朗報だろう。

今回は、この新キンドルの概要を訳してみた。

※注(追記):日本語(ならびに中国語簡体字繁体字・ハングル・キリル文字)も「表示」可能になりますが、それらの文字の書籍が販売されるようになるかどうかは不明。

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「英語公用語ではなく多言語化」はなぜ激しい反発を受けたか――「英語《だけ》ではだめ」再論

前回の文章「「英語を公用語化」する企業はグローバルを履き違えている。必要なのは多言語化[絵文録ことのは]2010/06/30」は、livedoor BLOGOSにも転載され、多数の反発を受けた。感情的な反発や誤解・誤読も非常に多く見られたが、「事実上の世界標準語である英語ができなければ世界のビジネスで生き残ることはできない」「英語が最も効率的・現実的」という考え方が世の中ではむしろ主流なのだろう。

しかし、わたしはそれでもやはり「英語」一辺倒の考え方にはまったく馴染めない。「英語至上主義」の声があまりにも多いことから逆に、勢い余ってエスペラントの学習を始めることを決意してしまったくらいだ。

「英語」一辺倒にはどのような危険性があるのか。それを述べておきたい。その前に必ず前回の記事を最後まで読んでおいていただきたい。

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「英語を公用語化」する企業はグローバルを履き違えている。必要なのは多言語化

ユニクロが社内の公用語を英語にするという決定を下した。これは、ゴーン社長就任以来公用語が英語となった日産、先日英語化を決定した楽天に続く流れである。おそらく、「世界市場での損失をなくすためには英語が必須」と考えて、英語公用語化を進める流れに追随する企業はこれからも出てくるだろう。

しかし、わたしはこれに異義を唱える。「英語=グローバル対応」というのは、グローバル化を理解していない。「英米ローカル=グローバル、他文化ローカル=ガラパゴス」という勘違いがその根底にある。わたしなら「できるだけ多様な第二(・第三)言語」の習得を強力に進める。「英語化」ではなく「多言語化」を強く主張する。

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《金正日訪中は天安艦撃沈への米韓軍事報復からの「避難の旅」》中国語原文を全訳

「金正日は韓国の報復恐れてわが国に避難」―中国で噂広がる 2010/05/12(水) 13:43:56 [サーチナ]という記事が報道された。

 中国のインターネットで8日から、北朝鮮の最高指導者、金正日(キム・ジョンイル)労働党総書記が3日から7日にかけて訪中したことを、「韓国の軍艦を攻撃したことが明らかになったので、報復を恐れて避難した」と主張する文章が、次々に転載されている。

今回、その原文を全訳して公開する。

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なぜ日本人はよく自殺するのか

香港「明報」10月18日号の「好書搶読」(良い文章を争って読む)コーナーに、ライター湯禎兆氏の「日本人為什麼愛自殺(なぜ日本人はよく自殺するのか)」という文章が掲載されている。これは、青木雄二、柳美里、岡田尊司らの見解を紹介する一方、酒井法子が自殺したというデマが流れたことや硫化水素自殺などのタイムリーな話題も取り上げている。経済的理由のみならず、「武士道精神」「著名人への自殺を期待する大衆」「自己愛型社会」などの社会的・文化的な要素も指摘されている。

そこで独自にこの文章を翻訳してみた。

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