「日食」と一致するもの

下北沢再開発問題についてもう一度まとめてみる(ゼロ年代の都市計画)

前回のブログ記事「小田急線下北沢駅の新駅舎案が猛反発される理由[絵文録ことのは]2009/10/03」は、新駅舎案が出たことをきっかけに、以前から考えていたことなどをまとめてみたものだったが、ブックマークやコメントでいろいろと見えてくるものもあった。一方で、下北沢再開発問題について、いろいろと誤解もあるようなので、その辺も含めてもう一度まとめてみたいと思う。

そこそこ長文でもあるため、流し読みでそのあたりを誤読している人も多いので、再度まとめておく。また、いろいろと曲解や暴論や感情論も多いので、正しておく必要があろう。なお、長文を読みたくない方は本文最後の結論をお読みください。

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小田急線下北沢駅の新駅舎案が猛反発される理由

小田急線下北沢駅の新駅舎の外観デザイン(イメージ)案が出たが、これについて、「下北沢南口商店街の白髪爺さん吉田くによしのブログ」が「平成 28年度 (7年後) 完成の駅 09.10.01, 07:47」記事で歓迎意見を表明したところ、そのコメント欄で多くの人たちから「こんなもののどこが下北沢にふさわしいのか」と猛反発されている。私自身もこのデザインには納得しない。ここまでして下北沢を滅ぼしたいのか。

下北沢駅舎計画1

リリー・フランキー氏をはじめとして、下北沢の文化や町並を愛する人たちが、下北沢再開発に反対の意見を表明している。そこには、住人も、住人以外も含まれる。しかし、今、下北沢で何が起こっているのか、なぜこのデザインがこんなに反発を受けるのか、その経緯について簡単にまとめてみる。

※続編として下北沢再開発問題についてもう一度まとめてみる(ゼロ年代の都市計画)[絵文録ことのは]2009/10/04を書きました。こちらもご参照を。

※あまりにも誤読が多すぎるので追記しておくが、小田急線複々線化についての反対ではない

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日食を曇天の下北沢で撮影できた

2009年7月22日は皆既日食である。残念ながら今回は皆既日食エリアに行くことはできなかったが、仕事の休みにあたったので部分日食を楽しみにしていた。ところが、あいにくの曇天である。

東京で曇天、しかも準備不足だったのだが、一瞬だけ雲の状態が最適になり、奇跡的に一枚だけ撮影することができた。

日食2009.07.22

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あるある大事典の「納豆ダイエット」の論文解釈には最初からムリがあった

 さて、前回の記事(あるある大事典の「実験捏造」は「納豆ダイエットに効果がない」を意味しない [絵文録ことのは]2007/01/23)では、「実験そのものがなされていなかったのだから、それだけでは「納豆ダイエットには効果がなかった!」とは言えない」という、論理的には当たり前の話を書いた。

 その後、ようやくあるある大事典が典拠にした論文を見つけることができたのだが、それを読むと、そもそも「納豆→DHEA→ダイエット」という論理展開にムリがあることがわかった。

 もちろん、前回も述べたとおり、別の理由による納豆ダイエットの効果を否定するつもりはないし、極端に走って納豆に栄養がないと主張するのもおかしな話である。しかし、「あるある」が主張しようとした内容は、そもそもの論文からも読み取れないものである、ということははっきり言えると思う。

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あるある大事典の「実験捏造」は「納豆ダイエットに効果がない」を意味しない

 関西テレビの「あるある大事典」で放送され、スーパー店頭から納豆が消えるほどの事態を招いた「納豆ダイエット」だが、その番組で取り上げられた実験データなどが捏造(ねつ造)だったということが明らかになり、今度は納豆が売れなくなるという事態を招いている。

 しかし、たとえば「納豆のダイエット効力、実は「無い無い」! 関西テレビ放送が「あるある大辞典II」のデータ捏造を発表、謝罪:Garbagenews.com」と書く人がいる。それは本当だろうか? つまり、今回の件は「納豆のダイエット効力」を否定したのだろうか? そうではない。ダイエット効力を裏付ける「実験がなかった」からといって、納豆のダイエット効果そのものが否定されたわけではないのだ。

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