【絵文録ことのは.】HOME|過去ログ表紙 > [ウェブログ] > 枕草子を英語ブログで

≫ 次:英国ブログ大賞2003結果発表
≪ 前: 忘年会議、行ってきました。

枕草子を英語ブログで

忘年会議で、Bulknews/Livedoorの宮川さんから教わったのが「枕草子を英語ブログでやっている人がいる」という話。"Notes on a pillow"というタイトルはぴったり。土佐日記も更新しないと。


2003年12月18日14:39|記事内容分類:ウェブログ|by 松永英明
この記事のリンク用URL|コメント&トラックバック(4)
新:はてなブックマークに追加 はてなブックマークに追加 del.icio.usに追加 del.icio.us に追加 MM/Memoに追加 MM/Memo に追加

Times and seasons
枕草子第一段は「時間と季節」というタイトルになっています。なるほど。
Spring: dawn. The light creeps over the hills, turning them faint red; purple clouds trail over them.
原文:春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎは少し明りて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。 現代語訳:春といえばあけぼの。だんだん空が白んできて、山のきわが少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいているのとか。
Summer: nights. The moon shines, and fireflies flitter to and fro on the darker nights. When it rains, too, it's beautiful.
原文:夏は、夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも、をかし。雨など降るも、をかし。 現代語訳:夏といえば夜。月のころはもちろん、月のないとき闇夜でも、やっぱり蛍がたくさん飛び交っていれば。また、蛍がただ1匹2匹ほど、かすかに光っていくのもいいよね。雨などふるのもいい。

というような感じで、URLのディレクトリ名は「shonagon」、投稿者名が「sei」でちゃんと清・少納言になってるし、Posted by sei on May 17, 987となってるし。西暦987年は一条院の寛和三年(4月5日からは永延元年)に当たります。三十二段には寛和二年(986年)の法華八講の話が載っていますが、枕草子が完成したのは1000年(長保二年)以後とされているので、年代的にも悪くはない。

実は、この作者のSimon Cozensさんは、perlのコアなAPIをつくったりとかで、その道では有名な人だそうです。日本にも住んでいたことがあるらしい。

で、忘年会議では枕草子の話をしているときにzerobaseの石橋秀仁さんもいらっしゃったんですが、枕草子の英訳タイトルに"Pillow Talk"を提案。これは笑いました。意味が変わってしまうし! その記事を読んだCozensさんも大ウケ! で、近々、1000年近く放置状態の枕草子ブログを更新されるそうです。

世界のヒストリカル・ブログ一覧(原作の年代順)
カエサル総督のブログ解説
土佐日記
枕草子英語版
ピープスの日記解説)※今年の英国ブログ大賞の専門ブログ部門受賞



2003年12月18日14:39|記事内容分類:ウェブログ|by 松永英明
この記事のリンク用URL|コメント&トラックバック(4)
はてなブックマークに追加 はてなブックマークに追加 del.icio.usに追加 del.icio.us に追加 MM/Memoに追加 MM/Memo に追加


コメントとトラックバック

[No.1] 投稿者:コメンテーター[2003年12月24日 22:17]

blogTIAOのコメント欄でウェブログにするならやっぱ「枕草子」でしょ、と言って松永さんの土佐日記にこっそりケチつけてたコメンテーターです(バレてました?笑

ウェブログ的文章なら、絶対にこっちです。第二十六段「心ときめきするもの」
心ときめきするもの 雀の子飼ひ。乳児遊ばする所の前渡る。よき薫き物たきて、一人臥したる。唐鏡のすこし暗き見たる。よき男の、車停めて、案内し問わせたる。頭洗ひ、化粧じて、香ばしう染みたる衣など着たる。ことに見る人なき所にても、心のうちは、なほいとおかし。待つ人などのある夜、雨の音、風の吹き揺るがすも、ふと驚かる。

でもこの段で、待つ人などのある夜-待っている男のある夜は心ときめくと書いておきながら、「にくきもの」の段で、宮仕えする女房が局に忍んで来る恋人を、皆が寝静まるまでへんな所に隠したら、待ちくたびれたのかいびきをかく。人に気づかれまいと慌てて入る時、ゴソッと音をたてる。簾をくぐる時引っ掛けてサラサラ、引き戸や襖を乱暴にガタピシ、無神経でドジな恋人の振る舞いにチョームカツク!なんて書いているところがなんとも面白いのです。

[No.2] 投稿者:松永英明[2003年12月24日 23:01]

枕草子をやらなかったのは、日付が入ってないからなのでした!それだけ。

日付さえあれば、枕草子と紫式部日記でブラックなトラックバックの応酬とか……

[No.3] 投稿者:ひらやま[2003年12月25日 23:11]

ブログとはゼンゼン関係ないんですけど、グリナウェイが撮った『枕草子』って映画ありましたよね。たしか原題は Pillow Book だったような覚えが。若き女性芸術家が、墨と筆で男たちの肌に詩文を連ねるとゆう怪作でした。うううん。初めての投稿でこんなこと書いてよかったのかなあ。ごめんなさい。Googleでちょっと探してみました。
http://tzk-web.com/cover/red/makura/makura.html

[No.4] トラックバック:「英語のお勉強に役立つリンク集」(タイムマネジメントツール評論リンク集)[2005年1月24日 15:18]

札幌のヨウスケさんの「英語のお勉強に役立つリンク集」です。無料で使える英語学習って結構あるんですね。 >>>英語のお勉強に役立つリンク集...……[全文を読む]

このエントリー登録状況一覧

旧URL★はてなブックマークMM/Memo

新URL★はてなブックマークMM/Memo

トラックバック(参照元逆リンク)用URL

この記事へトラックバックする場合は、このトラックバック用URLを、あなたのウェブログ等の投稿ページの「トラックバック先のURL」欄に入れて更新してください。
トラックバックが重複しても削除依頼コメントは不要です。見つけ次第適当に消します。
こちらの記事へのリンクのないトラックバックは受け付けていません。無関係な記事からのトラックバック、宣伝のみのspamトラックバックは削除することがあります。
記事内容と関係のないコメントは削除します。
コメントならびにトラックバックについては、「管理人がこのブログには必要ないと判断した」というだけの理由で断りなく削除することがあります。

コメント(ご意見・ご感想)を投稿する

名前、アドレスを登録しますか?
 

【絵文録ことのは.】HOME|過去ログ表紙 > [ウェブログ] > 枕草子を英語ブログで

≫ 次:英国ブログ大賞2003結果発表
≪ 前: 忘年会議、行ってきました。