「世界」と一致するもの

盗用・パクリについて言いたいことを言わせてもらう――TBS記事盗用・パクリサイト・劣化コピー・パクリソフト

 TBSのスポーツページにあった「編集長コラム」が、讀賣新聞・毎日新聞・朝日新聞から盗用していたことが判明した。その説明も二転三転している。

 すべてのものを自分の力でやるということは不可能なので、他の人がすでに作ったものを活用するということは当然あっていいわけだが、使わせてもらう人に対するリスペクト(敬意)が欠落すると、単に先人の業績にただ乗りし、他人の名誉を横取りするという泥棒になってしまう。つまり、安易なパクリと適切な引用はまるで違うのである。芸術として評価できる本歌取りと、人間としてやるべきではないパクリは違うのである。

 最近、ブログでもパクリ問題が起こっており、人気ブログでも引用ではなく地の文として他のサイトの文章をそのまま載せて「面白かったら投票を」と主張するところもある。また、ソフトウェアでもソースコードをそのままパクる事例がある。

 盗人猛々しい事例について、その実態を検証してみたい。

 過度の引き写しは、盗用にほかならない。元の記事やコラムの下地となった筆者の取材、創意工夫、ジャーナリズム精神までをも踏みにじることになる。

 私たちも、自戒したい。 (5月13日付・読売社説(2))

★最終更新:2005/5/14 00:15

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転向者――インターネットでの「金儲け」はいつから受け入れられるようになったか

 個人テキストサイトのパラダイムシフト(趣味のWebデザイン)で徳保さんの書かれていることにうなずけるものがあったので、反応してみる。

かつて私が好んでみていたテキストサイト界隈というのは、なぜか金儲けとアクセス稼ぎに批判的でした。しかも奇妙なことに、界隈の住人たちは、それが「ふつうの感覚」だと思ってた。

 ネット上における「お金儲け」についての感覚は、テキストサイト界隈に限らず、もう少し広い範囲で以前とは変わってきたような気がする。自分の場合は2001年ごろを境に変わったような印象がある。“「転向」したなら「私は転びました」って、ちゃんと書いたらいいと思う”という徳保さんの言葉を使えば、「私は転びました」である。

 「どっと外から「ふつうの人々」が入ってきて」ネットの空気が変わったという要素もあるのだろうが、以前からのユーザーもかなり「転向」していると思う。

 その辺の個人的な心理の変化を書いてみたいと思う。

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アメリカは2007年に滅亡する?無意味な数字合わせ予言の実態を暴く

 まる1カ月半も前の記事だが、飛鏡新聞: 「米国は2007年に滅亡する」コーラン研究家という記事を見つけた(それほど反響は呼ばなかったようだが)。そこで調べてみたところ、英語の報道と、それに対する検証記事を見つけたので、訳して紹介してみたい。

 このイスラム学者によると、コーランの分析によって2007年にアメリカ合衆国が滅亡するという結論が得られたという。「聖書の暗号」とか「人麻呂の暗号」とかをうっかり信じてしまうような人なら、こういうのをタイトルだけ見て事実だと思い込んでしまいそうな気もするので、こういう記事をアップしておくことも必要だろうと考え、遅れた話題ながら取り上げることにした。なお、以下のコーランの訳文はすべて、岩波文庫の『コーラン 上』『コーラン 中』『コーラン 下』(井筒俊彦訳)を引用させていただいている。

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多国語で書けるブログはどこ?ブログ124サービス【文字コード】全チェック

 現在の日本のウェブサイトには、主要な文字コードが3種類ある。Shift-JIS、EUC-JP、そしてUTF-8である。

 今までページ作成といえばShift-JISがメイン、CGIなどのスクリプトを使う場合はEUC-JPがメイン、という流れであったが、最近はUTF-8が勢力を伸ばしてきた。このブログもそうであるが、これは多国語を同時に扱える文字コードなのである。Shift-JISもEUC-JPも日本語専用だ。

 私のサイトは中国語サイトからの情報や話題も多いので、日本語だけが表示できても困る。最低限、日本語と簡体字中国語・繁体字中国語をそのまま表示できないと厄介だ。そこで必然的にUTF-8サイトでなければならないということになる。

 しかし、世間では多国語を同時に扱う必要性がほとんど認識されていない(日常的には当然と言えば当然)。というわけで、多国語(UTF-8)を扱えるブログツールも限定されてくるし、また、そのような観点からサービスを比較したものもほとんど見られない。

 で、誰もやろうとしないことなら自分でやるしかない。今回は、ブログサービスで使われている文字コードを洗いざらい調べてみた。

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天空から舞い降りる透き通った響き。森岡万貴ライブレポート

「世界初!?ビブラフォン弾き語り」森岡万貴さんのライブを聴いてきました。

4/23音蔵ライブ、2/13 R's アートコートライブの二回分のレポートです。

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吉田アミ ささやきのパフォーマンスを聞く。ライブレポート(写真あり)

 栗原裕一郎さん@おまえにハートブレイク☆オーバードライブに引っ張られて、2005年4月22日、代々木オフサイトで開かれた『絶対アンテナ Vol. 35』に行ってきました。以下、そのライブレポートであり、加えて吉田アミちゃんを手放しで絶賛しつつ、一部のニッチな市場に激しく売り込みをかけまくろうという企てであります。

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初代国家情報長官は、インターネットタイムの提唱者MITメディアラボ所長ニコラス・ネグロポンテの兄だが、黒い過去を持つ人物

 アメリカはテロ対策として、国家情報長官のもとに15の諜報機関をたばねる諜報改革を行ない、初代国家情報長官としてジョン・ネグロポンテ氏が就任した。

 このジョン・ネグロポンテ氏はかつてホンジュラス大使だったころ、中米の反共政策に基づいて国内の人権侵害に目をつぶったなどの疑惑が持たれている。その後、国連大使、イラク大使を経て今回の職についた。

 ジョン・ネグロポンテ氏の弟が、インターネットなどのメディアの世界で未来ヴィジョンを示し続けているMITメディアラボ所長のニコラス・ネグロポンテ氏。インターネットタイムの提唱者としても知られる。

 以下、ジョン・ネグロポンテ氏の経歴について、wikipedia英語版から翻訳した。

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伝統主義的な新教皇(ローマ法王)ベネディクト16世(ラツィンガー枢機卿)は元ヒトラー・ユーゲント不良隊員だった

 教皇ヨハネ・パウロ2世の後継者として、ラツィンガー枢機卿が選ばれ、ベネディクト16世と名乗ることになった。この人物についての詳細な経歴がWikipedia英語版に掲載されていたので、これを翻訳して公開する。Wikipediaの原文はGNU Free Documentation Licenseのもとで公開されており、この訳文も同様のライセンスが当てはめられる(詳細はリンク先参照)。ただし、この訳文に関しては、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスにおけるby-sa(著作権者表示―二次的著作物の同一条件許諾)を適用させていただくこととする。

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人民日報の論説で「愛国の表現方法には理性が必要」、反日デモの暴動をたしなめる

 またもや売国奴どもが幼稚な利敵行為をやっているわけだが。

 こういうことをやるから中国で「李外交部長は日本政府に、中国の駐日機関と在日中国人の安全確保を厳正に要求(严正要求日政府确保中国驻日机构和在日中国公民安全 )」などと報じられてしまうのがわからんのだろうか。

 日本でも中国でも、愛国を振りかざして暴力を揮うバカは全員釣魚島に押し込めてバトルロワイヤルさせたらどうだろうと思ってしまうが、人民日報でも「愛国を表現するときには理性を忘れるな」という論説が発表されたので、全文訳して載せておく。

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中国の巨大反日サイト「中国918愛国網」の声明「抗議デモは日本の民衆ではなく政府と右翼へのもの」

 中国の反日サイトとしては、「爱国者同盟网(愛国者同盟網)」と「中国918爱国网(中国918愛国網)」がある。その中で、「中国「愛国者同盟網」サイトまでもが過激な行為を厳しく非難、デモにも疑問の声 [絵文録ことのは]2005/04/13」という記事ですでに報じたように、過激な行動については愛国サイト運営側からも否定する声明が相次いで出されている。

 その中で、中国918愛国網に日本の報道関係者への呼びかけが投稿されている。彼らの主張内容についてはそのまま受け入れられないとしても、冷静かつ戦略的な態度は正しく評価すべきではないだろうか。そして、我々がどのように「反日デモ」に対して反応するかということも、またじっくりと考えるべきポイントであろう。というわけで、以下に引用する。

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