「ツイッター」と一致するもの

アフラックのアヒル声芸人のシャレになっていないアメリカンジョーク

アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)のCMのアヒルの声を担当していたコメディアン、ギルバート・ゴットフリード(Gilbert Gottfried)が、大震災に関して「不謹慎」なツイートをツイッターでつぶやいていたことから解雇されたという。

日本でもお馴染みアフラック社のCMでマスコットのアヒルの声優を務めていたコメディアン、ギルバート・ゴットフリードが、今回の東日本大震災に関するジョークをtwitterに投稿し、それが原因で同社に解雇された。

ゴットフリードは震災後に自身のtwitter上で12のツイートを投稿。それらは被災者および日本在住者の感情を無視もしくは逆撫でするような悪質なものばかりだった。

イベントなどを自粛しないことや企業CMが流れることを「不謹慎」と批判して止めさせるのは悪しき「不謹慎狩り」だが、石原慎太郎都知事の「天罰」発言や、ゴットフリートの笑えないギャグ(シャレになっていないだけでなく、ネタとしてももともとつまらない)は本質的に被災者をバカにしたものであると思う。

ただし、アフラック社はすでに国際赤十字に1億円を寄付している。あくまでも調子に乗って勘違いした一芸人の暴走と思われる。

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入試カンニング擁護論を批判する。カンニングは自分自身をおとしめる行為だ

ついに入試問題カンニング学生が「逮捕」つまり刑事事件化するという発展を見せた。愉快犯説も多かった中、私は当初からそうではなく本気で大学に合格したかったのだとツイッター等でも述べてきたが、おそらく私の見方は正しかったように思われる。もっとも、複数による携帯を使わない手法という私の憶測は外れているかもしれない。

その中で「カンニングすることは問題ではない。逆に公正な手段だ。むしろ失敗したことが問題」というようなコメントが当方のブログに寄せられた。私はそのような見方には一切与さない。論点は3つ。

1)本来学力を問われる試験において、学力や問題回答力ではなくズルをするというテクニックによって問題を回避するのは、たとえどのような理由があろうとも、会社の利益のために脱法行為をするのと同じく、適正なことではない。

2)目先の短期的な利益を実現するという結果を得ることが最大の価値であって、手法などはどうでもよい、という考え方そのものが根底的に人生観として誤っている。少なくとも私には採用できない生き様である。

3)そもそも、四年制大学あるいは一流大学に入ることがその後の人生の成功に必要不可欠と考える風潮(新卒の就職活動も含む)そのものが根本的におかしい。この学生も大学に入る以外の選択肢が与えられなかったことから追い詰められたと考えられる。したがって、この学歴前提の社会通念を根底からぶっ壊す必要がある。

以下、詳細に述べる。

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ツイッターフォロワー10:1の法則と「リスト率」

fladdict ≫ Twitterのフォロワーに関する10:1の法則、メモ」で、「フォロワー数÷被リスト数」がおよそ10になるという法則に気づいたと書かれていた。私の場合は約7で、この基準からするとかなり少ない方に位置する。

一方、フォロワー数と被リスト数の比率については2010年にも話題になっており、このときは逆に「被リスト数÷フォロワー数」を「リスト率」としていた。

特に後者の記事は非常に参考になる。ちなみに私のツイッターのリスト率は14%となる。この数値について考察する一資料としてデータを提供したい。

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【書評】『日本人が知らないウィキリークス』:サイバースペースvs主権国家の闘争

知っている人が書いているというのもあって、『日本人が知らないウィキリークス』を購入して読んだ。ネット上の感想では7人の共著者のうち一部に称賛が集まっているようだが、私にとってはどの章も興味深かった。以下、章ごとに簡単に感想を述べてみたい。

日本人が知らないウィキリークス (新書y)
「日本人が知らないウィキリークス (新書y)」
 [新書]
 著者:小林 恭子,白井 聡,塚越 健司,津田 大介,八田 真行,浜野 喬士,孫崎 享
 出版:洋泉社
 発売日:2011-02-05
 by ええもん屋.com

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ヴィレッジヴァンガードさん、期待を裏切らないで!

VILLAGE VANGUARD(ヴィレッジヴァンガード)という変な本屋さんがあって、本だけじゃなくいろいろと変なものを置いてあり、芸術的ともいえる絶妙なPOPコメントも相まって、わたしは一度立ち寄ってしまうと時間を食われてしまう。あのカオス状態がヴィレヴァンの味といえる。

しかし、そのヴィレヴァン全店から「エロ・グロ系のグッズやコミック」が排除されるという情報が流れてきた。ツイッターの店舗公式アカウントやmixiコミュニティ等での店員のコメントによれば、イオン某店に入っている店舗に対して「お客様」からクレームがあり、本部で検討した結果、「全店舗」において排除ということになったという。

最後まで抵抗した店長もいるらしく、またその方針に寂しさを感じているという店員のツイートも見られるのが救いではあるが、しかし、そういう「悪書」なんかも含めて「店員が自分で買いたいような本やCDや雑貨をお勧めする」のがヴィレヴァンの持ち味ではなかったか。今回の決定は、その持ち味を自らかなぐり捨てるものであるとしか感じられない。

ヴィレヴァンの一ファンとして、わたしは今回の決定を寂しく、悲しいことだと考える。そして、ヴィレヴァンさえも踏んばれなかったら、異物排除思想に基づく「清潔なファシズム」の進行をどこが止められるというのか?

VILLAGE VANGUARD この画像は、わたしが文学フリマ用に自作した「ヴィレヴァンもどきPOP用紙」に手書きしたものである。

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2011ウェブ虚業御三家の一「ペニーオークション」は一刻も早く規制を!

2011年現在の「ウェブ虚業御三家」(と私が勝手に名付けたもの)は、情報商材、クーポンサイト、ペニーオークションである。その中で、ペニーオークション(あるいは激安オークション、新感覚オークション等と呼ばれる)が問題となっている。

よくご存じない方は以下の私の解説をお読みいただきたい(ウィキペディアより詳しく書いてある)。

結論からいえば、ペニーオークションというのは「入札するごとに手数料を取られ、落札できなくても返ってこない」という仕組みであり、よく調べてみれば、平均すれば負けることが確実なギャンブルである。また、ここでサクラを使っている可能性も指摘されており、もしそうであれば利用者は落札不可能なのに手数料だけ取られるわけだから、極めて詐欺的であるともいえる。

ところがこのブラックな仕組みに進出している大企業がある。サイバーエージェント系「カイドキ」、ぽすれんによる「GEO(ゲオ)オークション」、「DMM.com ポイントオークション」などである。

私はできるだけ迅速に(情報商材と並んで)ペニーオークションに関する調査と規制に行政が取り組む必要があると考えている。

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グルーポンおせち事件を反面教師として「クーポン提供者」の姿勢を学ぶ

バードカフェがクーポン共同購入サイト「GROUPON」で売り出した「謹製おせち」が遅配した上、内容がスカスカだったという「グルーポンおせち事件」について、ネット上ではすでにいろいろな意見が交わされている。中には「返金して社長が辞任したんだからこれ以上叩くな」といった意見も見られる。それどころか「すでに解決したに等しい問題」というような乱暴な議論も見られる。

しかし、この事件について改めて考え、学ぶ必要はあるだろう。ここでは、クーポンを提供する側の倫理あるいは戦略といった観点で、バードカフェは何を勘違いしていたのか、グルーポンを利用する「クーポン提供者」はどういう姿勢で臨むべきかを述べてみたい。

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2010年電子書籍「元年」を振り返って考える「これからの電子書籍に必要なこと」

思い返せば私がKindle 2を初めて手にしたのがおよそ1年前、昨年のクリスマスであった。それから約一年、自分でも電子書籍を作ってみたり、売ってみたり、さらにKindle 3の衝撃を受けたりする中で感じたことがいくつかある。

本格的な電子書籍の大きなうねりが起こった今年を振り返って、これからの電子書籍に必要だと私が考えることを書いてみたい。

論旨のポイントは「電子書籍でレイアウトを無視してはいけない」「電子書籍はデバイスの特性を考える必要がある」「Kindleのように電子書籍デバイス単体で本が買えることが必要不可欠」である。

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「自炊の森」に見る「自炊」の問題点

「自炊の森」という、店内コミックや同人誌をその場で電子書籍に「自炊」できる、自炊機器レンタルスペースが27日にプレオープンしたという(店内の漫画を「自炊」するレンタルスペースが仮オープン、裁断済み書籍を提供、ネット上は懸念の声多数 AKIBA PC Hotline!)。しかし、このサービスについては議論が高まっている。

私自身もこのサービスは著作権法的に「クロ」と考える。そもそも、私は「自炊」という行為に懐疑的ではあるが、自分が所有している本をどういう形にアレンジしようと、それはその人の勝手である。それを業として電子化するという時点で非常に怪しくなってくるし、さらに「自分が購入したのではない本」をスキャンさせて金を取るというのは、以下でも述べる理由により、完全に真っ黒だと思う。

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第十一回文学フリマ参加記録

2010年12月5日に開催された第十一回文学フリマ参加記録。いろいろ次につなげる反省点もあり、非常に有意義な機会だった。

事前の報告は第十一回文学フリマ「エ-35」ことのは(@kotono8)出品リストを参照のこと。他の参加者の感想等は2010年12月5日(日)「第十一回文学フリマ」開催 - 文学フリマ事務局通信のトラックバック欄参照。

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