「マンガ」と一致するもの

[バ科事典]日本について外国人はこう思っている!(かもしれない)

 百科事典は英語でEncyclopedia、その語源はギリシア語のεγκύκλιος παιδεία(エンキュクリオス・パイデイア=教育の輪の中→一般教育)で、これはκύκλος(キュクロス=円)に由来するεγκύκλιος(エンキュクリオス=円形)と、παιδεία(パイデイア=教育)の組み合わせである。

 で、ネット上の百科事典というとWikipediaが有名だが、そのパロディ版、うそばっかりの百科事典(バ科事典とでも命名すべきか)Uncyclopediaというのがあることを日記ちょうで知った。このJapanの項目がキチガイじみていてやや面白いので訳してみた。

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メディアミックスならざる安直な「ウェブ本」は本当に売れるのか?――附:「自費出版」と「文筆業」の違い

 「ウェブのコンテンツ」を書籍化するのが現在の出版界の「トレンド」となっている。また、ネット系企業の側からも出版に歩み寄る傾向が見られる。

 しかし、『電車男』の「成功」は極めて特殊な事例であるにも関わらず、単に「ウェブコンテンツを書籍化」するだけでは、いい本、売れる本は作れないだろう。ウェブと書籍のメディア特性の違いを無視して単に形態を置き換えるだけでは「メディアミックス」でも何でもない。それでは「自費出版商法」の変形にすぎないと思うのである。では、どう考えるべきか。以下、詳説。

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愛国心(または国という枠組みへの帰属感)反応集

 自分で作るのもどうかと思いますが。

 コメント欄ではいろいろ関係ない話が展開されていますが、それは置いておいて、他のサイトやブログでのコメントから非常に興味深いものをまとめておきます。

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パクリの芸術 歌舞伎の「世界」と「趣向」

 正しいパクリ方論第二回。前回の正しいパクり方――藤原定家の「本歌取りの方法」に続いて、今回は歌舞伎の世界の話に入ります。

 その前に私の個人的な「正しいパクリ」と「正しくないパクリ=盗用」の境界線を明確にしておくと、それは「他人の着想を自分のものとは言わない。他人のものを使ったことをはっきりわかる形で示す」「先人に対する敬意を払う」という精神があるか否か、が最大の基準で、それ以外の形式的なものはその精神を反映するだけのものという程度にしかとらえていません。したがって、先日の「iframe問題」も完全に「盗用」と考えています。(※利用した作品の作者が「名前を出さなくていい」「出さないでくれ」という場合でも、「自分が発想した」と言わないのが筋でしょう)

 というわけで歌舞伎の話。

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本のサイズと内容の組み立て

 世の中にはいろいろなサイズの本がある。文庫とか新書とか単行本とか、ちょっと本棚を見渡してみればいろいろと目につくだろう。
 
 実は、この本のサイズをどうするかということは、どのようなレイアウトでどのように表現するかということと非常に密接な関係がある。単に拡大・縮小すればいいというものではなく、内容や表現したいスタイルに合った大きさというものがあるのだ。

 一冊の本というのは、単にその本文原稿だけではなく、レイアウトや文字の大きさや文字の配置といったものもすべて含めて、情報伝達の道具となっているのである。今回はこのことについて書いてみたい。

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ネットマナーを考える100の質問

こちらにトラックバックをくださったよとさん@ま*と*か*り*雑 記のブログに、鈴藤初さん@PIN-SPOTによるネットマナーを考える100の質問への回答が載っていたので、ことのはでも答えてみることにしました。一部、微妙なニュアンスを込めているところもあります。

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韓国ブロギーアワード2003結果発表!

韓国のブログ大賞「ブロギーアワード2003」の結果が発表されました。ついでに、このブログではお馴染みEOUIAさんが独断でBlogberry Awardsを発表しているので、その結果も載せますね。なお、今回は面倒なので韓→日翻訳を通したリンクはつけてません。翻訳が必要な場合はhttp://enjoykorea.naver.co.jp/参照のこと。

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ローレンス・レッシグ教授との対話ミーティング【非公式私家版】

2003年12月2日午後6時30分~8時30分、アルカディア市ヶ谷3Fにて開かれた対話ミーティングの内容のまとめです。同時通訳の音声を録音したものからまとめていますので、完全ではありません。もちろんこれは非公式です。間違い、修正などがありましたらご指摘ください。

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マンガさえも読まない子供たち

学校読書調査:小中高生に雑誌離れ 人気マンガ減少を反映(毎日)(Mainichi INTERACTIVE)

 小・中・高校生の雑誌離れが進んでいることが、毎日新聞が全国学校図書館協議会の協力を得て26日まとめた「第49回学校読書調査」で分かった。
 マンガのヒット作が減って、マンガ誌を読まなくなっていることが要因とみられる。大人向けの雑誌、特にマンガ誌の販売不振はこのところ顕著で、同じ傾向が子供たちにも出ているようだ。[毎日新聞10月27日]
 今までは「読書習慣が減り、読解力が落ちて、活字の本が読めなくなり、ライトノベルやマンガでないと理解できない人が増えた」と思っていた。10年ほど前「マンガは絵だけしか見ない。字は読まない」という人がいることを知って驚いたことがある。それは極端な例としても、それ以来、「今の人は図解とか絵を中心にするか、よほど娯楽的なものでないと、本を読まない」ということを前提にして出版企画を立てたりしていた。自分自身、マンガは嫌いではないから、マンガが活字本より劣っているとは一概には思わない。
 しかし、現状はもっとひどくなりつつあるのだろうか。おそらく、ゲームやDVDに流れているのだろうと思う。インターネットで読んでいるから雑誌は読みません、ということではないだろう。ネット内では掲示板などかろうじて文字文化が残っているが、これは特殊な環境だし、読書とはいえない。
 活字中毒のような「読む子供」は一定の層には残っているのだろうが、「活字をまるで読まない子供」だけでなく「マンガすら読まない子供」が増えているのだとしたら残念なことである。

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