ブログとページビュー(またはエキサイトブログニュースで上位に食い込む方法)

 いわゆる「トップブロガー」と推定ページビューの関連を考える記事が話題を呼んでいる(特にトップブロガーの間で)。

 今回は、このページビューについていろいろ考えてみたい。

2005年4月15日23:46| 記事内容分類:サイト構築・SEO, ブログ/ウェブログ| by 松永英明
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デジモノでの推定はやや過大ではないかという話

 私自身が普段使っているのは、CGIによるアクセス解析で、これはJava Scriptでページに埋め込まれている。これは全ページに埋め込めているわけではないこと、またJavaScriptをオフにしていると解析されない。で、ちょっと調べてみたところ、4/13一日のページビューは8913であった。

 また、現在借りているロリポップではサーバーのアクセスログが見れるようになっている。これで確認すると4/13一日のhtmlファイルだけの総アクセス数は13619。これは「デジモノに埋もれる日々」での推算「1.2万PV/日」に非常に近い。

 もっとも、この数字は過大評価でもある。というのは今週に入って当ブログは「中国反日デモ景気」とでもいうべきアクセス増大を見ているからである。先週末、たとえば4/8で比較すると、4287(CGI)/7301(サーバーログ)(PV/日)となり、およそ半分と考えてよい。で、これくらいが実際の数値であると思う。測定日にもよるだろうが、「この推定数字は、一部の実数が把握できているサイトを除き、全体としてかなり多めに出ているのではないかなと思った」(梅田望夫さん)という感想は正しいように思う。

 もう一つ、うちのサイト(kotonoha.main.jp)は、このメインブログ以外に「はじめてのウェブログ」「義経日記」という別コンテンツがあって、ここでかなりアクセスを稼いでいるという事実がある。つまり、日々更新ネタだけでなく、企画モノがアクセス数を支えているところもある。かなり割り引いて考えてもらったほうがいいだろう。

ブログのアクセス増やすなら記事増やせ、の話

 簡単に言えば、自分はアクセス至上主義には参加する気がない。ReadMe!や日記才人といった読み物サイトのランキング上位を狙う数取りゲーム、あるいは現在もブログランキングとかいろいろあるみたいだが、正直いってそういう場所で上位を狙おうというモチベーションはまったく維持できない。

 はっきりいって、単純にアクセスを増やすだけなら、もっとやりようがある。「PVを増やしたければ、1日の更新頻度をとにかく増やすことである」(梅田さん)というのは正しい。

 たとえば、Excite エキサイト ブログニュースというのがあって、ここ数日中国反日デモネタによって当ブログの記事はクリックランキング(エントリ別)の上位に食い込んだ。しかし、当ブログは一日に1つか2つくらいの記事が載れば多い方である。それぞれの記事がある程度まとまった記事になるように(単行本で言えば見出し数個分の内容で)書いているから、それ以上に増やすことは難しい。

 で、このブログニュースにはもう一つのランキング、すなわちサイト別のランキングがあるわけだが、記事別なら最高3位に食い込んだ日でも「絵文録ことのは」はトップ10に入っていない。こちらで上位に来るのは、記事数の多いブログなのである(固定客の多い切込隊長BLOGでもそう上にはこなかったりする)。

 まあうちの場合はそこまでしてブログ全体のページビューを増やすことに興味がないので、分析結果を見てなるほどなと思って終わりである。

それでもアクセス解析を見る理由――トラックバックの効用

 で、興味がないならアクセス解析を設置しなければいいだろうという話にもなるのだが、実際にはけっこうちょくちょく見ている。

 見ているのは基本的に「アクセス元URL」が圧倒的多数で、たまに「ページごとのアクセス数」。誰がアクセスしているかというホストなどは特にチェックしていない。

 なぜアクセス元を見るかといえば、当然、「どのサイトからリンクされているか」あるいは「どのサイトからのリンクで見ている人が多いか」を知りたいからである。トラックバックをしてくれるサイトはごく一部で、例えば孫ニュースサイト系のところからはトラックバックが来ない。そうすると、リンクされたという事実を知るには、アクセス解析を見なければいけないわけである。

 自分としては、リンク元は知りたいと思う。「一行コメントや、リンクしただけのエントリーからのトラックバックは無用」という人もいて、それはそれで普通の考え方だと思うのだが、自分としてはそういうのでもいいからトラックバックをもらえたら、リンク元通知という点で便利だと感じている(逆に言えば、リンクの含まれないトラックバックは、消すのが面倒なので送らなくてよい)。

 ――というところで一つ考えることなのだが、リンク元取得だけならtDiaryやはてなダイアリーのような「リファラ取得」(つまりリンクをたどって来た人のあしあとを表示)で十分である。その機能を自分はトラックバックである程度代用しようとしているところがある、と思う。それは、記事の人気度(被言及度)が高い記事を明示的に示せたら、という要求とつながってくる。

 実際のところ、まったく反響(コメント・トラックバック)がついていないのだが、実際にはページビューが多いとか、非常に多くのニュースサイトからリンクされているという記事がある。逆に、コメントは多いが特に言及されていない記事もある。自分としては、そういう「被リンク数の多い記事」を「よく話題にされている記事」ということで強調してみたかったりするのだが、そういう機能はblogmapあたりにお任せするしかないかもしれない。

エキサイトブログニュースで上位を狙って成功

 話がとびまくっているが、アクセスの話に戻る。

 ページビュー、というより特定の記事へのアクセス数を狙って記事を書かないかといったらウソになる。裏日記のインフォーマルの方は全然何も考えてないが、こちらのメインブログは狙って記事を出すことがある。

 それは「こういう時期に、こういう話題で、こういうスタイルで記事を書いたら、どういう反応があるだろうか」という一種の反響調査というか実験的な意味合いもある。

 たとえば今週は続けて中国反日デモ関係の記事を書いた。そして、それはいずれも上位へ食い込んだ。これは、検索で「中国 反日」をキーワードとする来訪者が急増していたことから、少しばかりエキサイトブログニュースで上位に食い込めるかどうか試してみたという要素がある。エキサイトブログニュースでは、特に注目を集めている時事ネタと芸能ネタが強い。「中国 反日デモ」は時事ネタとしては申し分ないから、これについてまとまった記事を書いて、わかりやすいタイトルにすれば、アクセスは来るはずだ。

(と書くと単にアクセス稼ぎかよ、と思われるかもしれないが、それは実のところタイミングやタイトルの付け方について考慮する部分で影響があっただけのことで、もちろん、今この時期、こういうことを伝えておきたいという(自分の考える)ジャーナリスティックな意識、放っておくと世間である一定の方向に流れていきそうな見解に対してちょっと一言言っておきたい、という動機が最も強いことは強調しておく。そこにテクニックと実験的要素を加味したわけだ)

 すでに「中国でも「反日愛国厨房」は馬鹿にされている [絵文録ことのは]2004/10/21」へのアクセスが急増していたので、今の時期にあった記事を書こうと考えた。それがこの「理由」記事である。切込隊長も疑問を示していた話題なので、こういう本質的な話を実証的に書けば当然、今の時期、参照される記事となるだろう。

 ……という計算は正解だった。エキサイトブログニュースでも久々のランキング入り。

 そこで翌日、もう少しこれを引っ張ろうと思った。そこで見つけたのがこの話題。

 ブログニュースでは芸能ネタは強い。「反日」に加えて「頭文字D」「鈴木杏」さらにだめ押しジェイ・チョウまで動員したこの記事、ちょっとあざとすぎるかなと思ったが、これは当ブログ歴代トップに近い数字をはじき出した。

 次の「歴史ものの扮装が似合う中国女優ベストテン(4終)劉亦菲 [絵文録ことのは]2005/04/12」は予想通りランキング下位(中華芸能に対する関心は低いからね。ただし、モテゼミとRinRin王国で強い反応があったので嬉しかったり)

 続けてこのあたりもランキングに食い込んだ。ここまではすべて「計算通り」であった。ただ、今日もやればいいのだが、自分のブログで取り上げたいほどの反日デモ関係ネタがなかったのであっさり放棄。今回の反日デモに関して考慮すべき重要な事実を提示するという目的は果たせたと思ったこと、自分の掘り下げたい話題がそろそろ終わったかなというところがその理由である。

 今回はたまたま、自分の得意分野(日中関係)が時事ネタにはまっていたからこういうことを試してみたわけだが、アクセス増そのものは、嬉しくないわけではないが目的ではない。自分の書きたいこと、調べたいことを掘り下げられたということが最大の満足点。そして、栗先生の「「俺」のターン」を読んで考えた方法、つまりどう書けばエキサイトブログニュースでランキングをアップできるか、どうすれば注目を浴びることができかという理論が実証できたのは楽しかった。こういう社会心理学的な実験って好きなんだよね。俺はハリ・セルダンか。

 あと補記しておくと、ブログニュースで上位に行くには記事更新時刻は朝9時くらい(ネタフル更新後のあたり)、昼前、夕方5時前後の3ポイントが、露出時間(トップページ残留時間&上位表示)×閲覧数の上でいいんじゃないかとか、そういう仮説もあるのだが、エキサイトのサーバーが止まったりしばらくデータ取得しなかったりするので、どうでもいい(笑)。

「アクセス解析は他人との比較ではなく、自分軸の楽しみですね。いかに自分の中で切磋琢磨できるか、みたいな」(コグレさん)というセリフはまさに至言だ。

ブログごとに目指すものが違うから

 表立って言わないにしても、こういう考え方がある。「ブログはアフィリエイト/AdSenseの収入の場であり、その収入との対費用効果に見合わないような努力はしても仕方ない。ひたすら記事数を増やし、ページビューを増やすのがいい」……これは一つの賢明な考え方であって、すこぶる正解である。

 むしろ私のように「インパクトのある記事を書きたい」というのか、時事ネタコラムサイトの更新を楽にするためにブログツールを使っているだけじゃないかみたいなブログ、一つの記事に渾身の力を込めて書いているようなブログというのは、非効率きわまりない。ライターという(時間的に)いい加減な職業だからできる道楽ブログといってもいいだろう。

 もちろん、ホリエモンの資産増幅ゲームじゃないが、ランキング上位をひたすら狙ったり、ブログランキングへのクリック数をひたすら稼ごうとするゲームも、それはそれで否定しない。自分自身のブログにそんなあざとく見えるものを組み込むのは絶対に嫌だが、他人が好きこのんでやっているものを止めるつもりはない。

 まあ要するに、ページビューを増やせばいいブログになるというわけではないし、でもある程度の目安にはなるのかもしれない、という、ページビューに関しては非常に投げやりな結論で終わっておく。

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2005年4月15日23:46| 記事内容分類:サイト構築・SEO, ブログ/ウェブログ| by 松永英明
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All of China's political moves of late should be of concern to the rest of the world. Its war posturing against Taiwan, its total disregard for human rights, and this latest round of violent racist protests against Japan indicate that China's purposes for global expansion are purely nefarious in nature. Admitting such a monstrous behemoth into the WTO was one of the biggest mistakes the free world made. China is a disgrace to human freedom and world peace and should be shunned by the free world.

Andy, Virginia

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