「誤報」と一致するもの

双葉病院「患者置き去り」誤報を福島県が認めて謝罪、メディアは反省せず

8月31日、毎日新聞でこの記事が発表された。

当ブログではこの件について発表された直後に、関係者のツイート等をまとめて、報道内容が誤報であると伝えてきた。今回、福島県が誤りを認め、謝罪を行なったことになる。ただし、福島県の発表をそのまま裏取りもなく垂れ流したメディア各社は、福島県のせいにして謝罪を行なっていない。

以下、当ブログでの扱いを振り返ってみる(一部、第十二回文学フリマで頒布した『東日本大震災でわたしも考えた』=残部僅少=に書いた文も収録)。

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京都亀岡暴走事故で3人の犯人の名前を6人分「暴い」たネットの暴走

kyoumoeさんのブログ記事で知ったのだが、京都亀岡暴走事故を起こした3人の「犯人」(運転手と二人の同乗者)の「本名」を「特定」したという情報がネットを駆け抜けていた。ただし、そこで「特定」された「犯人」の名前は6人分あった。

そこでツイッターで以下のようにつぶやいたところ、わたしには珍しくfavされることとなった。

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震災後のデマ80件を分類整理して見えてきたパニック時の社会心理

ツイッターの「東北関東大震災に関するデマまとめ」(jishin_dema)」さんが中心となって、主にツイッター上を流れるデマ情報とそれに対する分析の収集・告知が精力的に行なわれており、多くの人が情報提供や検証に加わっている。震災発生直後から1週間程度がデマのピークではあったが、現在も新たなデマは生まれつつあり、また過去に否定されたデマが生き続けているものもある。

そのツイートをもとに@omiya_fctokyoさんがTogetter - 「「東北関東大震災に関するデマまとめ」のまとめ」を作成され、わたしも気がついたら編集に参加している。

今回、この「デマまとめのまとめ」をもとに、震災発生後約1カ月間のデマ80件をピックアップ、パターン別にまとめてみた。

※この記事は震災後1か月足らずの時点でのまとめです。同年6月に発行した冊子『東日本大震災でわたしも考えた』では震災後のデマ100件の分類整理を行なっていますのでぜひこちらもご参照ください。

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福島・双葉病院「患者置き去り」報道の悪意。医師・看護師は患者を見捨てたりしていなかった(追記あり)

福島県大熊町の「双葉病院」で、医師・看護師が患者を見捨てて逃げていた、という報道がなされていたが、実際には現場の状況は大きく異なることがわかった。これは、病院関係者の家族によるツイートもあり、また後発の報道でも(見出しは悪意あるものの)内容的には「患者を置き去りにして職員だけが逃げた」というような悪評を完全に否定するものとなっている。

現地での直接取材はかなわないが、当事者のツイートなどを「Togetter - 「福島・双葉病院「患者置き去り」報道に関する情報」」にもまとめてみた。若い人なので表現が至らないところもあるようだが、その趣旨を酌んで以下、簡潔に状況をまとめてみたい。

少なくともマスメディアは名誉回復を全力で行なうべきだと思う。

※最終更新2011/3/20

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「イスラム教徒出会いサイト」に潜入してみたら「美しすぎるイスラム美女」多数

muslima誤報アラブの出会い系サイトがスゴイ! ネットユーザー「誰が誰だかわかんねーよ!」 - ロケットニュース24(β)という記事が出たが、よく調べてみたら誤報だった。

アラブの出会い系サイトに登録している女性全員が宗教上のルールから覆面をしており、目しかわからない状態で顔写真を掲載しているのである。つまり、誰がどんな顔をしているのかわからない出会い系サイトなのだ。

と上記ニュースには書かれているのだが、実際にそのサイトを見てみたところ、「アラブの」ではなく「イスラムの」「まじめな結婚案内サイト」だった。しかも「全員が……覆面」というような事実はまったくなく、実際には多くがブルカやニカーブを着用しない顔出し状態だった。

ネットにこう書いてあったよ、というのを右から左へ流すだけの記事でお茶を濁すなら、ネットニュースサイトは有害無益だろう。

というわけで、実際にそのサイト「Muslima.com」に登録して中身をのぞいてみた。

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ニセ鳩山由紀夫ツイッター(twitter)事件について速報まとめ

12月25日午後、自称「鳩山由紀夫」現在地「官邸」を名乗るニセアカウント(@nihonwokaeyou)がツイッターに作られ、しばらく騒ぎになったものの、約2時間後に偽物であることが証明された。デマが広がるのも早いが、鎮火も早いというツイッターの特徴が浮かび上がった。

しかし、25日17時現在もこのニセ鳩山はニセ投稿を継続している。この事件について、時系列的にまとめておきたい(大きな変化があれば随時追記)。

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藤川ゆりも健闘。「美しすぎる世界の女性政治家」全65人プロフィール一覧

スペインのフリーペーパー「20ミヌートス(20minutos)」サイトにて、「MC Larossa」というユーザーが暇つぶしに作った投票リストが話題を呼んでいる。題して「世界で一番かわいい政治家はだれだ?(¿Quién es la política más linda del mundo? - Listas - 20minutos.es)」投票だ。

この中に「美しすぎる市議」藤川ゆり八戸市議が入っており、赤丸急上昇の勢いを見せている(まあどうせ例の某巨大ネット群衆が組織票を入れているのは間違いないのだが)。

そこで、これらの65人の女性政治家全員のプロフィール等をまとめてみた。

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「きっこの日記」は日本版「ドラッジ・レポート」なのか?

 昨年の構造計算偽装疑惑で「裏ネタ」を暴露したとして一躍脚光を浴びたのが、「きっこの日記」の「きっこ」さんである。

 自分はあまりこの疑惑に関心を持っていなかったが、「きっこ」という人物について、「実はジャーナリストが書いている」とか「あんなものはジャーナリズムじゃない」といった議論が展開していることを知り、そこで「きっこ」という人物に興味を抱くようになった。

 で、いろいろ調べはじめて最初に思ったのが、「きっこの日記」は「ドラッジ・レポート」と対比して論じるとおもしろそうだ、ということだった。

 だが、待てよ。「ドラッジ・レポート」については『ウェブログ超入門!』でも少し触れたけれども、日本ではほとんど知られていないのではないか? 実際、「きっこ ドラッジ」で検索してもまったく検索結果が出てこないし、だれもその類似(と相違)については考えてないんじゃないだろうか。

 というわけで、きっこという人について論じる前に、マット・ドラッジという人物について紹介しておかねばならないと思ったのである。かのクリントン大統領のモニカ・ルインスキー・スキャンダルを最初にすっぱ抜いたウェブサイトとその運営者について……。

【関連記事】

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ことのは流「今年の重大ニュース」

 時事ネタメインというわけではなく、気が向いたときに気が向いた話題を突っ込んで掘り下げるこのブログですが、今年の重大ニュースを振り返ってみましょう。

★このページは2004年版です。2005年版はこちら。

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アフィリエイトには、アクセスよりもクリック誘導と適切な商品が効果的

アフィリエイトについて「アクセス数も必要だけど、それだけ強調するのはどうか。むしろ数より質の傾向があるように思う」ということを「木村剛氏は「アフィリエイト」をわかっていない――ブログに向かないシステム」で書いたところ、ある有名ブログ(匿名希望なので仮にKとする)の方から「いや、AdSenseではやっぱりアクセスに比例しているのではないか」という反論をいただいた(こういう実のある議論は大歓迎である)。

そこで、当サイトのAdSenseとアマゾンの実績をグラフで示しつつ、そのあたりを検証してみることにしよう。

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