「詩」と一致するもの
mixiコミュジャックまとめ(5)年末年始の新しい動き
ある意味「冬休み」の風物詩とも言える幼稚かつ違法な荒らし行為が続くmixiであるが、規模の大きいコミュニティで悪質な改竄事件が続いている。また、一部のコミュニティでは、荒れた後に「管理権を委譲しては?」と提案する者が登場するというおきまりパターンが展開されている。
mixi運営事務局からも、この件が「由々しき問題であると認識」しており、「臨機応変に対応」する考えであるとの連絡が入った。実際、じわじわと対策が進んでいるようである。
コミュニティ乗っ取りを行なっているカリスマ一派の内部にも、中心的メンバーの行動を批判する動きが出てきており、カリスマの必死の攪乱工作ももはや効果をもたらさなくなりつつある。
近代サンタクロースの生みの親はブッシュ大統領のご先祖様だった
クリスマスシリーズ第3弾は、近代サンタクロースのもとになった「聖ニコラスの訪問記」という詩の作者が、ムーアではなくリヴィングストンだったという話をさらに突っ込んでみる。アメリカでは定着しつつあるようだが、日本では話題にもならず。大体、その詩も「赤鼻のトナカイ」ほど有名じゃないし、作者名なんかもっと有名じゃないから仕方ないかもしれない。ただ、ウェブ上では岩波新書の葛野浩昭著『サンタクロースの大旅行』(98年刊)の孫引きばかりで、現時点では間違った(あるいは古い)記述になってしまっているので、その点は正しておきたい。
サンタクロースと聖ニコラウスとコカコーラ
サンタクロースの直接の起源が聖ニコラウスであることはよく知られている。しかし、その聖ニコラウスは地中海の出身なので、トナカイとも雪とも関係がない。サンタクロースが生まれるまでの歴史をまとめたクリスマスの由来第2弾。
「韓国人が漢字を発明した?」論争まとめ
「漢字を発明したのは韓国人」と主張する一部の韓国人がネットで中韓対立を生み出している。この話題については日本でも
などで取り上げられるようになった。
そこで、この騒動について、人民網に掲載された中国語記事の翻訳、ならびにこの主張のもともとの起源を探ってみた。どうやら、アメリカ・メリーランド大学に在籍する韓国系の人物が2002年8月25日にニューズグループに投稿した記事が発端のようである。
※嫌韓的あるいは韓国を嘲笑するブログからのトラックバックならびにコメントであると管理人が判断したものは削除します。この記事は民族対立を煽るのではなく、淡々と事実を探る意図で掲載しています。
ブログ文章術:一つのネタをむやみやたらにふくらます
「ブログ文章術 米光一成|Excite エキサイト ブックス : 一文を短くって言うけどさ1」が話題になっている。今回のお題は、以下の文の一文を短く書いてみようというものだ。
お皿ひとつひとつに、それぞれ、ハムや卵や、パセリや、キャベツ、ほうれんそう、お台所に残って在るもの一切合切、いろとりどりに、美しく配合させて、手際よく並べて出すのであって、手数は要らず、経済だし、ちっとも、おいしくはないけれども、でも食卓は、ずいぶん賑やかに華麗になって、何だか、たいへん贅沢な御馳走のように見えるのだ。
(太宰治「女生徒」)
これが実は悪文ではなくて、太宰の引用であることは「小林?:2006.4.5」や「断片部 - 絶望中止+理由消失 - あ、そうだ。ロココ料理にしよう。」などで指摘されている。
さて、ここで普通に短く書いてみてもおもしろくないので、パスティーシュ(文体模写)で一つのネタをむやみやたらにふくらませてみることにした。
「パクリ・盗作」スキャンダル読本 別冊宝島 1257(没原稿サービス)
書店・コンビニで発売中の別冊宝島1257『「パクリ・盗作」スキャンダル読本――オリジナルっていったい何だ?』、ニュー評論家・栗原さんからの紹介があって原稿を二つ書いています(本全体の概要は栗原さんのところで。全体目次はこちら)。
一つは、冒頭の記事になった「のまネコ」問題について。基本的に淡々と時系列順に出来事を追っていったわけですが、ひろゆきの不自然な発言が浮かび上がってくることが誰の目にもよくわかると思います。
おそらく「反エイベックス」活動家の人たちにとっては腹立たしい最悪の記事といえるでしょう(笑)。最後の一段落では、反エイベックス運動の「罪」についての私の感想を書いています。ここが物議を醸しつつあります(笑)。
もう一つは「ブログでの上手なパクリ方」。要するにいつも書いてる「正しい引用の仕方+肖像権のこと」なんですが、これは無難な原稿。
で、もう一つ記事を書いたんですが、さすがに過激と言うことでボツりました(笑)。まあボツったんだから出してもいいだろうということで、この最後に載せておきます。
そうそう、プロフィール欄で最後の一行が落ちてます。「など多数。http://www.kotono8.com」が抜けてる。ちゃんと文句のある人はこっちに誘導しようと思ったのに!
ことのは流「今年の重大ニュース」2005
2005年を振り返るシリーズ【5】
このメインブログ「絵文録ことのは」で取り上げた話題の中から、今年の重大ニュースを選んでみたいと思います。あえて10個選べばこんな感じでしょうか。
- ライブドア&ホリエモン
- ガードレール謎の金属片問題
- 中国「反日デモ」
- 第10惑星発見
- 郵政民営化と民主党惨敗
- ブログの定着
- 「電車男」などネット発の出版ブーム
- パクリ・盗作問題が連発
- ありえないフォトンベルトに怯える人々
- 義経
姉歯偽装マンション問題などはまったく取り上げていないので……。
2005年10月下旬の出版物から
先日出版され、平積みにされたりして好調なジェームズ・アレンの訳書『幸福に通じるひそやかな道』と、次に出る翻訳ものの間に、ちょっと小物が連続で出ています。3点まとめてアサマシく紹介。
AIRオープニング曲「鳥の詩」盗作事件のまとめ
ギャルゲーソフトハウスKey(⇒はてなキーワード解説)の「AIR」というゲームのオープニング曲「鳥の詩」が、台湾の永邦というアーティストのアルバムで盗作されていた。香港のブログ「白爛日報 ver. blog」や中国での報道などをもとにまとめてみた。
- 永邦「珍愛真愛風行精選集(新歌+精選) 」
- 永邦アルバム、アニメ主題曲パクリ疑惑騒動
- 永邦の新アルバムに盗作曲?
- 永邦はプロモーター季忠平にはめられた?
- 季忠屏は永邦の剽窃の罪名をそそぐ
- 季忠屏氏が送ったFAXの翻訳
- 台湾ではアルバム回収
- 2005.09.15 『鳥の詩』盗作に関する公式見解
- 松永によるまとめ+推測+見解
- おまけ
結論を先に言うと、台湾のプロモーター季忠屏が永邦に無断でベストアルバムを作り、その中に永邦の歌も入っていない二曲を入れ、著作権手続きもせずにオリジナルと称して販売した、というのがことの顛末だ。永邦も被害者のようである。
絵文録ことのは2周年(&文体の話)
「音極道茶室: 著名ブログの「最初の記事」を集めてみた」で実質的な最初の記事「ウェブログ=蜘蛛の巣丸太が「サイバー日記」になった理由 [絵文録ことのは]2003/09/13」が取り上げられていたので思い出したが、一応このブログの誕生日は9月9日である。
最初は「ウェブログ@ことのは」というタイトルだったが、途中で「絵文録ことのは」に変更した。ちなみに文“禄”じゃなくて(それでは文禄慶長の役になってしまう)「絵・文の記録」で「ウェブログ」の語呂合わせなので注意(まあgoogleでも検索できてしまうから、異体字ということでいいけどね。笑)。