フォトン・ベルト本の著者自身が実在を否定

フォトン・ベルトの真相―2012年12月22日のためのアセンションを書いたエハン・デラヴィ氏は自身のサイトReal Age Worldという音声データを公開している。そこでは、フォトン・ベルトの存在そのものは明確に否定されているのである。

2004年9月28日07:57| 記事内容分類:天文学・地学, 民俗学・都市伝説| by 松永英明
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 もっとも、これが神話あるいはおとぎ話とわかった上で、フォトン・ベルト神話の中心的なメッセージである「アセンション」を信じることはかまわない、とデラヴィ氏は述べている。もっとも、それならばフォトン・ベルト神話を除いて純粋にアセンション信仰を持っている方がいいのではないか、とも思うのだが。また、アセンション信仰そのものにも私は疑問を持っているので、また別のエントリーで記してみたいと思う(ただこれは正邪というより好み・選択の問題)。

 以下、デラヴィ氏の発言を文字に起こしたものを掲載しておく。デラヴィ氏自身が日本語で話しているようで、少しおかしなところもあるようだが、それはそれで本音ということで。


フォトン・ベルトとキリスト教の神話 (9月2日)

 最近よく聞かれます。『フォトン・ベルトの真相』を出させていただいてからは、いろんな方々は混乱するようになったかもしれません。ということは、フォトン・ベルトという現象、これは10年ほど前に話題として世の中に出だしたんですけれども、『フォトン・ベルトの真相』の行間では、ひょっとしたらこのエハン・デラヴィによるフォトン・ベルトの説明では否定してるんじゃないかととらえている方も多くなってきているようでございますね。

 まあ、よく読んでいただければと思うんですけれども、私の言わんとすることはですね、科学的に検証できるプレアデス星団におけるフォトンベルトの存在は、もう一つね、いまのところはっきりしていないというところで。

 ある宗教にたとえられると思います。それはカトリック教でございますね。つまり、カトリック教における中心的な信仰の部分、キリストは救済主であること、はりつけのときにいっぺん死んで復活したと、もう一つはヴァージンから誕生されたという3点はですね、私の長い研究に基づいて、これはおとぎ話にすぎないというふうによくわかりました。私だけではなく、今、インターネットの時代ですので、いろんな方々がね、同じ結論に結びついたというふうになったわけですね。

 そこで、じゃあイエス・キリストの存在は意味がないじゃないかというふうな意味でもないわけですね。すなわち、どのシステムだろうが、考え方であろうが、外向きの部分とそうでない部分も含まれているわけです。一般人に言えることと、ごく一部の人たちにしか伝えられない部分。これは秘伝とも言うし、秘教とも言えるわけですね。

 ですので、幅広く普及された宗教であるカトリック教の根底にある部分は、ね、一つの神話があると言うことは間違いないわけですね。

 フォトン・ベルト現象もそうなんですね。そう言ってもですね、言わんとすることは、ナンセンスとかウソだとかいう意味でもないわけですね。一つの非常に神秘的な現象であるこのフォトンという現象が理解されやすいように、一つのプレアデス星団の周りにこういうドーナツ型のゾーンがあるというふうな説明では、理解しやすいということにすぎないと思います。

 カトリック教の根底の情報は間違っているから、その宗教のやっていることは全部ダメだということではなく、真剣にそれをとらえた人たちがですね、自分の人生の道にして、深い信仰になり、そして世の中のためになる大勢の方々がそのシステムから出てまいりましたことは間違いのないことですので、否定するわけにはいかない。けれども、根底は神話であるということは、これは真実なわけですね。

 フォトン・ベルト現象もそうなんで、インフォメーションとディスインフォメーション、20%のシグナルに対する80%のノイズという現象にすぎないということで、ですのでフォトンのメッセージはアセンションのメッセージで、フォトン・ベルトの時代は我々にとっての最大の進化の時代だということでございます。

台風と信念とフォトン・ベルト(9月15日)

 とんでもない破壊力の台風、いやいやハリケーンが韓国にぶつかったところでございます。100名前後の死者が出ると思われるとんでもない破壊力のものでございますね。

 で、以前、先月ですか、LIFEのリポートとしてカナダの山火事について語ったわけでございますが、まだ続いています。私のカナダの親戚の話によりますと、現地の研究家、責任者の話では、おそらく年中続くでしょう。ということは冬じゅうにも山火事が続くと言うことはこれは史上初めての話。なぜならば、あまりにも熱いので、いくら雪降っても雨降ってもおさまらないという話です。

 同時進行で、アメリカ一有名な国立公園の話でございます。ヨセミテ国立公園の方では、最近のインターネットの情報によりますと、なんと地上の温度は200度だと言ってますが、これはファーレンハイトですので、それにしても80~90度くらいではないでしょうかね。とんでもない熱が大地から出ているということで、ひょっとしたらヨセミテという国立公園の中の噴火が起こるのではないかという話ですね。まあそういうふうにならないように、当然お祈りしているわけですけれども、600マイル直径のエリアでは、地元の人間はかなり今、ビリビリしているはずですね。だって200度です。

 フォトン・ベルトの真相では、これはわたしたちの惑星だけではなく、太陽系じゅうにおける変化と、様々な変化はそれぞれの惑星上で起こっていることは、特にロシアの方である博士、ディミトリエフ博士がはっきり述べているわけですね。つまり、各国の、いやいやいや、各惑星の大気の変化、温度の変化などは、決してわたしたちの惑星だけではないとふうによく理解できると思うんですね。

 ですので、わたしは前回申し上げたように、このフォトン・ベルトという現象は決して遠く離れているプレアデス星団から来ているエネルギーではなく、もっと身近な現象ではないかということで、ニビル説でもってこの本で説明したわけですね。

 まあ、今回のリポートの一つのテーマはですね、研究と信念ですね。まあ、前のリポートにつながっているわけですが、つまり、キリスト教の神話、フォトン・ベルトの神話、そして研究の関係ですけれども、ということはですね、わたしはこのフォトン・ベルトの研究はもう10年以上やってきているわけですね。ニューエイジの話から始まりまして、科学という分野に入り、そして神話、それから予言の世界にも携わるようになり、近づけば近づくほどその一番最初に信じてしまったことは遠く離れてしまうということは、研究家ならばよくわかるんですね。つまり、遠くから美人の姿を見れば非常に美しいんだという思いこみが激しいわけですが、近づけば近づくほどやっぱり欠点がある、やっぱり問題があるというふうに見えてくるわけですね。

 まあ、研究の対象もそうなんですね。長らく研究すればするほど、やっぱりそうじゃなかったなと。UFOもそうですね。一番最初のUFOを研究するときには、ああ、これはエイリアンの乗り物だという思いこみが激しい。しかし、よーくよく研究してみればですね、そんなはずはない、そういった証拠もないと。じゃあ、ほかの説明は?というふうに次々新しい分野に携わっていくようになるということですね。

 1995年、おそらくわたしはこのフォトン・ベルトのテーマを初めて日本人に提供したと思います。「謎のフォトン・ベルト」という記事で、当時の一般のニューエイジにおける知識では、これはよく今幅広く検討されているフォトン・ベルト説ですね、つまりプレアデス星団の周りに存在するということで。しかし、十年以上も経ちましたので、様々な研究家の立場から見たら、全世界のインターネットのコミュニティで検索してみたら、近づけば近づくほど問題だらけということですね。「ノイズだらけのフォトン・ベルト」という別の表現があります。

 しかし、フォトン・ベルトだけではなく、すべてもそうなんですよね。自分の研究するときにかける眼鏡の色によって、その研究はもう完全に影響されるというふうになるわけですね。こうであるのではないかという思いこみはどうしても激しく作用するように思いますね。なかなかフリーな立場から研究することは難しいと思うんですね。科学者こそ、これができない人がほとんどなんですね。なぜならば、仮説から始まるわけですね。こうじゃないかと思って実験を行なって、そうであるかどうかの証拠を求めるわけですけれども、あくまでもその科学者の信念は非常に大きな作用をするようになっている、ということはみんなよく理解できると思いますね。

 ですので、特に今スピン・ドクターの世界では、スピン・ドクターといったら情報を操作する者をいいますけども、スピン・ドクターの時代ですので、何を信ずればいいのかという問題が非常に大きくなってくるわけでございますね。

 わたしはこのクリスチャニティという宗教を対象にして、これも5、6年間ずっとやってますけれども、やればやるほどゾッとしますね。ほとんどスピン・ドクターの話にすぎませんですね。

 すなわち、男の権力の象徴である教会のすべての話は、男たちがある会議で決めたごとく、女性の姿はほとんど完璧に削られたような話となってしまいましたけれども、実際にですね、グノーシスというムーブメントもあったわけですね、クリスチャニティの中で。グノーシス。これは「知る」という意味ですね。その中に、キリストの一番トップの弟子はマグダレーナのマリアだったっていうふうな話がきちっと残っているわけですね。そして、おまけに彼女は黒人だったという可能性は非常に高い。ということは、キリストのパートナーは女性で、キリストのトップの弟子が黒人の女性で、そしておまけに王家のエジプトの女性だったかもしれないという可能性が高いという情報は全部消された、ということは、スピン・ドクターによる現象ですね。

 政治もそうなんです。科学もそうなんです。すべてもそうなんですね。だから、人間の信念はどれだけ大きな作用をするかということは、ある意味においてはおそろしい現象ですね。

 しかし、反面、その信念は自分のためになるものであるならば、別に問題ないと思いますね。どんなおとぎ話でも結構ですね。信じてね、100%信ずること自体は、非常に大きな力となるものですね。

 たとえば、わたしの非常に尊重している元カトリックの神父さんでトマス・マートンという、まあ有名な作家でもあるんですけれども、この方はすぐれた意識の持ち主で、非常に頭のすごく偉いライターにもなっているわけですけれども、カトリック教に完璧に100%からはまっていました。で、疑問はなかった。母なる教会は、もう絶対間違っていないと。これだけ優れているintellectualの男性は、なぜそれだけの100%信じ込んだのかなと、今となって思うわけですが、この方はですね1962、3年に亡くなったわけですね。もし今生きていれば、多分教会とのご縁はないだろうと思います。

 なぜなら、インターネットがあるからですよ。たくさん、もう山ほどの研究家が徹底的に世界的な研究をやっているわけだから、真実の情報は絶対的にばれてきますね。ですので、ほとんど当然だと思われた、絶対こうであると思われたすべてのことに対する疑問点は残っているわけですね。そういった疑問点は今、山ほど出て参りますので、「こうである!」というふうになかなか言えない。だから、「こうだと思われる」世界になってくるのではないか。

 まあ、そういう気持ちでね、今どなたの情報にしてもわたしの情報にしても、「そうであるかもしれない」「そう思われるかもしれない」。

 「こうである!」というのではないでしょう。

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2004年9月28日07:57| 記事内容分類:天文学・地学, 民俗学・都市伝説| by 松永英明
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フォトンベルトの存在はわからない。でも、人間にはまだ未知の能力があるのは確かだ。それがドラマティックに表現されてアセンションだの何だのいわれている。 

3年ほどまえに初めてフォトンベルトのことを知りいろいろ調べた。カバラ、アメリカシャーマニズム、気功、密教、古代エジプト錬金術など調べた。また話題になっている‘右脳開発’などの脳トレーニングと言われるものも調べたいけんした。もちろん科学的視点から脳科学、遺伝子学そして心理学を特に調べた。

しかしどうしても答えがでない。
いわゆる‘アセンション’というものは脳のなんらかの変化だろう。
超人とは?
ジェダイの騎士とまでいわないけれどもアインシュタインやレオナルドダビンチなどという天才たちだろう。
天才とは?
友人に天才がいた。
彼は野球したさでうちの高校にきた。授業中は隣の子としゃべっていてノートはとらない。テスト週間もバイトを休まないそれでもいつも学年で1位か2位だった。どの先生も彼が東大に受かるのを疑わなかった。彼はいつも言っていた‘どうしてみんなノートをとるんだ?紙と鉛筆の無駄じゃないか。あたまの中にパソコンみたいに保存しておけばいいじゃないか。’またこうもいっていた‘電卓つかえよ。…脳卓かな?’彼は明らかにほかの学生と違う‘脳’をもっていた。高2で彼は海外に留学。

‘彼’の話のなかで興味深いものをあげようと思う。
・ 彼はゲームオタクだ。彼のうちによく泊まったものだが彼はほとんど寝ない。彼いわく最長4日睡眠をとらずにゲームをしていたことがあるとか。
・彼はピアノが弾ける。小学生のころに1、2年習っていたらしい。しかし彼は音符がまったく読めない。先生が弾くのを覚えてそのまま弾くとかいっていた。しかし彼は2年ほど習っていただけなので絶対音感の持ち主であるとかいうわけではない。
・ 彼は夢の中に実験室を持っていると言っていた。夢の中ならばなんでも手にはいるし無重力も簡単に作り出せるから便利だとか。彼がタバコ嫌いな理由はとても面白い。彼は中学生のころにタバコに興味をもった。けれどもタバコが身体に悪影響名ことを知っていたし親に心配をかけたくなかったので'‘実験室’で吸ったとか。はじめ彼は気持ちよくもなんともなかったのでタバコをすすめた先輩に電話したらしい(夢の中で)。先輩は鼻から息を吸い込むように吸うといいとアドバイスしたらしい。そのとうりにすると足に力が入らなくなりばったりと倒れてしまったらしい。それ以来彼はタバコ嫌いだとか。興味深いことに彼は確かにタバコを吸ったことがないし初心者は鼻から息をすいこむといいなどということは知らないはずだった(彼の家族はだれもタバコを吸わない)。
・ 彼は英語が話せる。英会話教室に通ったこともないが発音もネイティブなみらしい。

右脳開発の本などを読むと誰でも天才になれるなどと謳っているが本当にそれだけなのだろうか。彼の身近にいた僕にとってそれはもっと違うもののように感じた。
ある日彼に将来の夢をきいたことがある。もちろん僕は彼なら科学者や数学者などになると思っていた。が、彼は科学には興味がないといった。彼のような天才にはきっと世界が違って見えるのだろう。彼にはもうひとつ普通の人とは違ったところがあった。彼にはオーラが見える。彼はべつにそのことを特別だととっている様子はまったくなかったし彼いわくべつにオーラが見えたところでなにもないらしい。
オーラの存在はわからないが目に見えないからといって存在しないとはいえない。‘僕はイルカなんだ。’彼はいっていた‘きみも超音波を出せばオーラがみえるよ。イルカになるんだよ。’
話は大分変わってきたが、世界はまだ謎に満ちている。有名なギザの三大ピラミッドなど実際、ほとんど謎に包まれている(クフなんて王様はいなかった。ただの落書きだ)。
フォトンベルトにはじまり、古代宗教、人間の歴史、神の存在(最近なら宇宙人の存在?)
など色々と考えさせられたが、人の一生とは何のためにあるのだろうか?今この文を打っているときも世界のどこかで戦争が起こり、人々が餓え、死んでいっている。先週、学校で孤児のための募金活動をしていたが、どうだろう?もちろんそれは大事なことだが、それも一時しのぎにしかならないだろう。人はどうして戦争をやめられないんだ?僕はこんなのんきにパソコンで遊んでいていいのか?
僕はなにをすべきだろう?
フォトンベルトの存在はわからない。しかし、この‘フォトンベルトさわぎ’は人々が変化を望んでいることの現われではないだろうか。

コメントへのコメントで悪いが

>フォトンベルトの存在はわからない。しかし、この‘フォトンベルトさわぎ’は人々が変化を望んでいることの現われではないだろうか。

フォトンベルトを信じる人が変化を望んでいるという根拠は?

100歩譲って変化を望んでいるとしてそれは”人々が”ではなく”フォトンベルトを信じるごくごく一部の人々”がだろう。

こういった根拠もない飛躍した論理の展開が「科学っぽく」なされるとフォトンベルトだのマイナスイオンだの水からの科学だののようなトンデモ似非科学に発展するんだろうな。

Imanieさん、すばらしいのではないですか?
全てにおいて中庸が良い。科学一辺倒の人よりずっと人間らしい。過去が証明している、昨日まで真実であったことがとんでもなく間違っていたト解る。そのときの技術や精度では測れず、証明できないからといって新しい説を、トンでも似非科学とするのはどうだろう。われわれ人間はとんでもない可能性を持っている。霊的な事柄をも否定し、自身の進化をとめてはならない。今の世の中に変化を求めている人がほんの一部の人であっても良い。それが愛に平和につながるならやがて今日非科学的といわれている立場が常識になるときもくるだろう。

マリファナやってみれば、アセンションの何たるかが解るぜ。アメリカでこういう予言めいたことを言い出す奴らは大抵やってるよ。

ただし魂が貧弱な人間だとおかしくなっちゃうけどな。草やるにも素質ってもんだあるのは確かだ。

まあ日本だとマリファナを手に入れるのなかなか大変だから、せいぜい
ホームグローンするこったな。
水耕栽培システムを家に入れて、自宅の中で完結させること。
絶対に外に待ち出さないこと。
女に気をつけること。
その3つをきちんと遂行できねえと捕まるよ。

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このページは、松永英明が2004年9月28日 07:57に書いたブログ記事です。
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