「小説」と一致するもの

今年読んだ本ベスト10@ことのは

 師走である。年末である。というわけで、満を持して、今年読んでよかったと思ったベスト本の感想などをいちいち報告してみたいと思う。

 エントリー条件は、紙の「書籍」の形になっていること、今年「読んだ」ものであること(実際の発売年は問わない)、著者や出版社からの献本ではないこと(つまり、ここで誉めることに利害関係が伴わないこと)。この条件を満たしていれば内容は問わない。シリーズものは1と数える。以下、順位なく順不同で10作品(+1)をピックアップしてみた。マンガが多いな。

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ハルヒが春日。『涼宮春日的憂鬱』と台北萌え本事情

 台北西門町にできたばかりのメイド喫茶「萌點咖啡(MOE POINT/萌えポイント)」については一つ前の記事で報告したとおりだが、このメイド喫茶が入っている「萌萌動漫資訊館 Moe Moe Center」で、少し「萌え本」を買ってみた。

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台北西門町のメイド喫茶「萌點咖啡(MOE POINT/萌えポイント)」に行ってきた

 台北市の渋谷か原宿かといわれる若者の街・西門町に行ったら、いきなりメイドさんがビラをくばっていた。

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她真的可愛呀!

 というわけで、12月9日にオープンしたばかりのメイド喫茶「MOE POINT(萌點咖啡)」に行ってきた。

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「物語派」と「キャラ萌え」と「属性萌え」の対立

 これはもうだいぶ以前からなのだが、小説やマンガなどの作品に接するとき、物語世界全体を総体的に楽しむ見方と、そうではなく、ある特定の登場人物(キャラクター)に思い入れる人たちがいて、この二つの立場の人たちはかなり相容れない場合が多かった(このブログ的に言うなら、それこそ「物語文化圏」と「キャラ文化圏」の衝突である)。

 さらに、特定の「登場人物」ではなく、「属性萌え」とでもいうべき現象が起こっていることは、東浩紀氏が提唱した話である。

 「物語」総体として受け入れるか、「キャラクター」に思い入れを込めるか、それとも特定の「属性」さえ有していればそれでいいのか。この3つの見方について、改めて思うところを書いてみる。

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サイトの横幅を640ピクセルにする理由――統計と現状に基づく結論

 このブログの本文の横幅は、かなり狭い。それはなぜか。

 結論から言えば、「ブラウザで見るときの実際の横幅」と「印刷可能な横幅」の二つの要素が大きな要因となっている。画面そのものはかなり広くても、実際に見るサイズ、そして印刷したときにはみ出ないサイズというのは案外小さい。

 このことを実際の統計数値を交えて書いてみたいと思う。

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創作モードに入るのに「熱しやすく冷めやすい」人とそうでない人

 渋谷RUIDO K2での三村玲土ライブ(レポートは一つ前)のあと、打ち上げに紛れ込んだ。そこで神田サオリさんとレニが面白い話をしていたので、ちょっとふくらませてみる。

 きっかけは、ライブ直後のレニがけろっとした顔をしていたことだ。

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自分で本を作って売る方法。第5回文学フリマ参加記録

文学フリマに参加しましたが、フリマとか、同人誌即売会とかでものを売るのは初めてだったので、いろいろとメモしておきます。

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株必勝法を実践してみる

 これまで株には手を出したことがない。以前、一冊だけ株についてのゴーストライターをやったことがあるが、著者の言葉をまとめただけで、しかも店頭株という特殊なものだったので、結局株を理解するには至らなかった。

 入院中、収入が途切れるのが心配で、株でちょっと儲けられないだろうか、と思って数冊の本を読んでみた。そして、株の必勝法とは、株に手を出さないことだということを理解した。

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結核文士の治療記(7)夏の入院環境

 いよいよ7月である。悪くはなっていないのだが、退院できる臨界点をなかなか突破してくれない。仕方がないので、ノートPCを借りるなど、生活環境を整えていってしまうのだった。

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結核文士の治療記(6)外界との隔離

「膿を出す」のはいいことだとされるが、膿がいつまでも出続けるのも困ったものである。再びの個室、試練は続く。

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