《松永英明のゲニウス・ロキ探索――「場所の記憶」「都市の歴史」を歩く、考える 》はまぐまぐで発行されているメールマガジンです。

2009年2月アーカイブ

No.024:一つではない「関西」――三都(大阪・京都・神戸)

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……関西地方以外の出身者(特に関東以東)にとって、「関西」というのは一まとまりの同じような地域に見えるかもしれません。しかし、大阪と京都と神戸はまるで違う三つの地域です。言葉だってまるで違います。……

No.023:奈良と京都と「歴史感覚」

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……2月3日の節分に恵方巻を食べる風習は、関西が発祥の地だとされています。奈良県生まれのわたしも、小さいときから「その年の恵方」とされる方角を向いて、太巻きのすしを途中で切れないように黙って食べるというのが、「豆まき」と並んで欠かさない行事となっていました。……

No.022:建国記念日(紀元節)と古代「大和」

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……おそらく、九州から大和への移民は、アメリカのフロンティア政策のように続々と行なわれたのではないかと思われます。その中で、先に大和に至っていたニギハヤヒ開拓団と先住民ナガスネヒコの混血的融和があり、それに対してかなり強圧的に土地を奪っていった神武軍団という図が想起されます。(わたしは日本の黎明期とアメリカへの白人の到来が、ある程度重なって見えるように思っています。)……

No.021:楳図かずお邸景観訴訟とエクステリア

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「まことちゃんハウス」、実際に見てきました。(楳図かずお邸を実際に見てきた。景観上の問題は皆無だ[絵文録ことのは]2009/02/03

……エクステリアは「内」でもあれば「外」でもある、まさに境界領域ということになります。

……見せる、見られる。エクステリアはそんな二面性を持っています。塀や囲い、カーテンといったものは、放っておけば見られるから防御しているのです。決して、見られないことを前提とするわけにはいきませんし、見せたくないなら住人が努力しなければなりません。

エクステリアとはまさに内と外の接点、境界領域なのです。

楳図かずお邸

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