《松永英明のゲニウス・ロキ探索――「場所の記憶」「都市の歴史」を歩く、考える 》はまぐまぐで発行されているメールマガジンです。

2010年6月アーカイブ

No.088:『聖地の想像力』――たった一つの聖地の条件

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今回は、この本に絡めて考えた内容です。

聖地の想像力―なぜ人は聖地をめざすのか (集英社新書)

この本は、世界各地の聖地を訪れた宗教学者である筆者の経験から、聖地 の条件を列挙したものです。

植島氏の考える「聖地の定義」は以下の9項目だと言います。

  1. 聖地はわずか一センチたりとも場所を移動しない。
  2. 聖地はきわめてシンプルな石組みをメルクマールとする。
  3. 聖地は「この世に存在しない場所」である。
  4. 聖地は光の記憶をたどる場所である。
  5. 聖地は「もうひとつのネットワーク」を形成する。
  6. 聖地には世界軸 axis mundi が貫通しており、一種のメモリーバンク (記憶装置)として機能する。
  7. 聖地は母体回帰願望と結びつく。
  8. 聖地とは夢見の場所である。
  9. 聖地では感覚の再編成が行われる。

すべての聖地がすべての条件を満たしているわけではないが、それでもこ れらの条件を満たしているように思われる、と植島氏は主張します。

No.087:観光庁・経済産業省がネットで休暇分散化の意見を募集

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観光庁・経済産業省がネットで休暇分散化についての意見を募集するとい う報道がありました。

休暇取得の分散化に関するアイディアボックスの開設| 報道発表 | 報道・広報 | 観光庁

このメルマガでは「観光」も一つのテーマとなっていますので、今週はこ の話題を取り上げたいと思います。

No.086:東京都内の都道府県「アンテナショップ」巡り(後編)

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東京都内にある全国都道府県の「アンテナショップ」めぐり、後編です。

2010年5月28日にアンテナショップめぐりを敢行しました。前回は、三越前、日本橋・八重洲、有楽町の東京交通会館、銀座一丁目駅、八丁堀とたどって、築地に行きそびれ、東銀座、銀座、有楽町、新橋エリアのアンテナショップを回ったところまで報告しました。

ここまでが「アンテナショップめぐり」パンフレットに書かれていた範囲ですが、さらにここから足を伸ばしました。これが後編の内容となります。

アンテナショップRin

No.085:東京都内の都道府県「アンテナショップ」巡り(前編)

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東京都内には、全国都道府県の「アンテナショップ」が約40ほどあります。アンテナショップとは、もともと製品紹介や、消費者の反応を見るために作られるショップのことで、どうやら和製英語のようです。

東京都内、特に日本橋・京橋・銀座・有楽町・新橋一帯のエリアには、都道府県が出店しているアンテナショップが集中しています。これは地元の観光ガイドや特産品紹介のみならず、企業誘致などのアピールを行なっているところもあります。

府県の中には東京にアンテナショップのないところもありますが、今回、東京都内で日本全国の都道府県をめぐろうと思い立ち、アンテナショップめぐりをやってみました。

アンテナショップ二代目ぐんまちゃん

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