「翻訳」と一致するもの

中韓キムチ大戦

 韓国の大型ディスカウントショップチェーン店ホームプラスが、中国山東省青島で生産した高品質・低価格なキムチを大量輸入して販売、韓国のキムチ市場が「中国産」に圧迫されつつあるというニュース。台湾のbutさんから教えてもらいました。以下、台湾での報道を翻訳。

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中国ではネットで知り合った「驢友」たちの「暴走」ブーム。海南は「暴走族の楽園」

 「驴友(lǘyǒu/驢友)」は「旅友(lǚyǒu)」のなまりで、驢馬と同じように重いバックパックを背負って野外活動を通して知り合った友人を指す。一般には山友・野友というのを「驢友」ということもある。(「与驴的第一次亲密接触」より)

 「驴友-- 旅友的谐音,喜欢旅游的人,一般指背包一族」ともある。((台湾のbutさんによると、こういう音の似た漢字で置き換えるのは大陸特有のやり方で、台湾ではダサく感じるらしい。))

――というわけで、要するに、驢友=暴走族=背包客=バックパッカー、ということらしい。背=バック、包客(ぱおかー)=パッカー。ちなみに、中国語で「走」は「歩く」。

 で、このネットで知り合った驢友たちの暴走ブームについての記事が29日(四川省成都)、30日(海南省海口)を舞台に相次いで報道された。ゴールデンウィークも暴走は大人気だったようだ。また、アウトドア用品のネットショップなどもビジネスチャンス到来ととらえているらしい。以下、ニュース報道の翻訳。

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政治的ブログも主流メディアへの誘導がメイン――アメリカの調査結果より

 FujiSankei Business i. 国際/ブログの影響力は限定的、米で調査結果(2005/5/23)について、極東ブログ: 政治とブログとその公共的な性格についてがツッコミを入れている。「情報や影響という点で新聞やテレビなどの既存メディアに成り代わる存在ではない」というBusiness iのまとめ方に対し、「この調査の主眼は、ブログが市民の政治意識・活動にどのような影響を与えるかということであって、新聞やテレビなどの既存メディアと対立の枠組みではない」と極東ブログ。

 というわけで、こういうときは双方の議論を眺めるだけでなく、原典に当たれ、が当ブログのスタンス。で、原文(プレスリリース)を全訳してみた。

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エキサイト・コネタ「コス茶」は誤読。ニューヨークタイムスに紹介された秋葉原メイドカフェ記事を全訳

 5月1日、ニューヨークタイムスで、秋葉原のメイドカフェが3店舗紹介されていた。これについて、18日付エキサイトニュース「Excite Bit コネタ」コーナーで「秋葉原の「コス茶」に行きたいアメリカ人オタク」という記事があった(情報元:RinRin王国 2005/05/18)。

5月1日付けのニューヨークタイムス(excite翻訳)に、秋葉原で話題のカフェが紹介された。そこでは、フレンチメイドのコスチュームに身を包む、まるでアニメの世界から出て来たようなウェイトレス達が、食事を運んで来てくれて、食べさせてもくれるという。その名もコスプレ喫茶「コス茶」(一般的にこう呼ぶらしい)。

 これはCos-Cha(コスチャ)という店の名前を「コス茶」とした上、普通名詞と勘違いしているようだ。大体、自動翻訳に頼りすぎるのがいけないのだが、とりあえず、実際にはどのように紹介されていたのか気になったので、全訳してみた。とはいえ、台湾から来たbutさんと一緒にCos-Chaに一回行ったことがあるだけのメイド喫茶素人なので誤訳もありえる。指摘をお待ちしてます。

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速報■台湾版ふたばちゃんねる、幼女エロ画像転載で閉鎖

 2005/5/5午前00:00、台湾の「2cha(http://2cha.omoe.net/)」という画像掲示板が閉鎖された模様。情報源は台湾のbutさん。

 日本には「双葉ちゃんねる」という画像が主の掲示板があるが、その台湾版が「2cha」だ。そこに、ロリエロ画像が貼られた(双葉からの転載らしい)。これに対して婦人団体が抗議、裁判を起こした。

 実は「2cha」は交通大学のサーバーに置かれており、台湾教育部(=文部省)のネットワークセンターがIPを封鎖、その後正式に文書を交通大学計算機センターに送ったという。台湾教育用ネットワーク(TANET)は台湾2位のISPで、「教育・研究ではない目的の使用は、用途違反である」と決まっているために規約違反とみなされた模様。

 以下、butさんからの情報提供の内容をまとめてみた(随時更新予定)

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初代国家情報長官は、インターネットタイムの提唱者MITメディアラボ所長ニコラス・ネグロポンテの兄だが、黒い過去を持つ人物

 アメリカはテロ対策として、国家情報長官のもとに15の諜報機関をたばねる諜報改革を行ない、初代国家情報長官としてジョン・ネグロポンテ氏が就任した。

 このジョン・ネグロポンテ氏はかつてホンジュラス大使だったころ、中米の反共政策に基づいて国内の人権侵害に目をつぶったなどの疑惑が持たれている。その後、国連大使、イラク大使を経て今回の職についた。

 ジョン・ネグロポンテ氏の弟が、インターネットなどのメディアの世界で未来ヴィジョンを示し続けているMITメディアラボ所長のニコラス・ネグロポンテ氏。インターネットタイムの提唱者としても知られる。

 以下、ジョン・ネグロポンテ氏の経歴について、wikipedia英語版から翻訳した。

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伝統主義的な新教皇(ローマ法王)ベネディクト16世(ラツィンガー枢機卿)は元ヒトラー・ユーゲント不良隊員だった

 教皇ヨハネ・パウロ2世の後継者として、ラツィンガー枢機卿が選ばれ、ベネディクト16世と名乗ることになった。この人物についての詳細な経歴がWikipedia英語版に掲載されていたので、これを翻訳して公開する。Wikipediaの原文はGNU Free Documentation Licenseのもとで公開されており、この訳文も同様のライセンスが当てはめられる(詳細はリンク先参照)。ただし、この訳文に関しては、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスにおけるby-sa(著作権者表示―二次的著作物の同一条件許諾)を適用させていただくこととする。

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中国民族主義者と日本民族主義者の「舌戦」お流れに

 文藝春秋誌の企画で、3月18日、東京で、中国の民族主義者代表の「中国民間保釣連合会」会長・童増氏ら3名と、日本の民族主義者代表(当初の予定は石原慎太郎氏、後に桜井良子・秦郁彦両氏に変更)が論争を戦わせることになっていたが、条件が合わず、今回は流会となった。日本側が提示した条件が中国側には不公平・非公開的なものと映ったのが原因。

 以下、中国での報道をできるだけ客観的に翻訳してお届けする。

 なお、私自身は「どの国の人であっても」民族主義者には好感を抱けない。しかし、そう言うとどういうわけか民族主義憤青日本人からは反日売国アサヒのように思われ、一方で民族主義憤青中国人からは日本軍国主義右翼のように思われ、ブログのコメント欄に南京大虐殺について賛否両論の議論が書き込まれ、「日本が嫌いなら日本から出て行け」とか「日本人は侵略を認めて謝罪せよ」とか書かれて鬱陶しい状態になることは経験上明らかなので、今回は最初からコメント欄を閉じておく。他のブログ等でご自分の見解を述べ、トラックバックされる分にはかまわないが、人を勝手にレッテル貼りすることだけはご容赦願いたい。

 一つだけ意見を述べておくならば、殴り合いではなく舌戦であれば大いにやればいいと思う。たとえ物別れに終わろうとも。

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「中国人は日本人に親近感を持っていない」世論調査は誤りだった――日中間の対立を煽る「反日」「反中」報道

 2004年11月、「中国人の53.6%が日本に親近感を持っていない」という報道がなされた(詳細→日本に対する意識調査データなど参照)。これを受けて、日本の世論調査でも「日本人の中国に対する親近感が下がっている」という結果が報道された(グラフ→CHINA WATCHINGなど参照)。

 ところが、実はこのもとになった世論調査に問題があったことが判明した。中国語で「親近」とは日本語の「親しみを感じる」ではなく、「親密に接している」ことを指す。つまり「中国人の53.6%は日本人と接していない」という調査結果だったというのである。もちろん「嫌いだから接しない」という人もいるだろうが、「親近感がない」と「接することがない」ではずいぶん違う。

当ブログ関連記事

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「ハチの巣ブログ」と「群れブログ」――ブロゴスフィアにおける戦い【全訳】

 Tom Maguire氏のブログに掲載されたJustOneMinute: Battle For The Blogosphere:という記事が、一部ブロガーの間で話題となっている。

 この記事が取り上げられたのは、2ちゃんねるでの抄訳がきっかけのようだが、原文に当たってみたところ、少々ニュアンスが違うように感じられる部分も多かったので、ひとまず全訳してみる。

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