1,8-シネオール

出典: 閾ペディアことのは

1,8シネオールは、オキシド類の精油成分。免疫調節作用、抗炎症作用がある。

目次

概要

1,8-シネオールは天然の有機化合物で、無色の液体である。環状エーテルであり、モノテルペノイドである。

1,8-シネオールは、ユーカリプトール、リモネンオキシド、カジェプトール、1,8-エポキシ-p-メンテン、1,8-オキシド-p-メンテン、1,3,3-トリメチル-2-オキサビシクロ[2.2.2]オクタンなどという名称でも呼ばれる。

1870年、フランスの科学者F. S. Cloezがユーカリ精油(Eucalyptus globulus)の主成分を特定し、ユーカリプトール(eucalyptol)と名づけた。ユーカリ類から取れたオイルの一般的名称としての「ユーカリオイル」と、そこから分離されたユーカリプトール(1,8-シネオール)を混同してはならない。

成分

1,8-シネオールは一般的なユーカリオイル製品から取られたエッセンシャルオイルには90パーセント含まれる。そのため、ユーカリプトールと名づけられたのである。これは月桂樹の葉、ティートリー、ヨモギ、スイートバジル、ローズマリー、セージ、その他の芳香性の葉にも含まれる。99.6~99.8パーセントの純度の1,8-シネオールは、ユーカリオイルをわずかに蒸留するだけで大量に得られる。

極めて少量の場合は香料と薬の成分として内服用に用いることもできるが、多くのエッセンシャルオイル(揮発油)と同様、1,8-シネオールを多く摂取すると有毒となる。

特性

1,8-シネオールは新鮮な樟脳のようなにおいで、スパイシーでクールな味がある。水には不溶性だが、エーテル、エタノール、クロロホルムには混ざる。沸点は176℃、引火点は49℃である。

用法

快いスパイシーな香りと味のため、ユーカリプトールは香料、香水、化粧品に使われる。うがい薬や咳止め薬のブレンドにも含まれる。1,8-シネオール炎症や痛みを軽減することができることが明らかになった。また、生体外で白血病細胞を破壊しうることが発見された。

シネオールは偽薬による試験において、非化膿性副鼻腔炎への効果的治療となることがわかった。各グループ76人の患者がシネオールか偽薬を与えられた。有効成分の服用量は、シネオール100mgカプセル2錠を1日3回であった。症状の値は、シネオールのグループでは際だって減少していった。症状の合計の平均値は、シネオールのグループでは4日後に6.9±2.9、7日後に3.0±2.8であった。偽薬のグループでは、4日後に12.2±2.5、7日後に9.2±3.0であった。被験者は、かがんだときの頭痛、正面の頭痛、三叉神経の圧点の感度、一般的な体調不良、鼻づまり、鼻分泌が軽減されることを経験した。治療による副作用は最小であった。

1994年、5大タバコ会社によって発表された報告によれば、ユーカリプトールは599のタバコ添加物の一つに挙げられている。これは味わいを改善するために加えられているという。

含まれる精油

精油成分


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