「言葉」と一致するもの
[バ科事典]徳川家康と書いてオダ・ノブナガと読む指輪の魔王が開いたオダ幕府はコナミで堺衆を滅ぼした
タイトルからしてすでに意味不明ですが、「[バ科事典]日本について外国人はこう思っている!(かもしれない)」が好評なようなので、同じくウソばっかりの百科事典「Uncyclopedia」から、オダ・ノブナガ、オダ幕府、コナミの3項目を訳してご紹介します。
なお、人名にデタラメな漢字・ひらがなが当ててあるので、そういうところだけはアルファベット表記を残してあります。
女子十二楽坊、新潟中越地震の義援金700万円の目録を泉田裕彦知事に手渡し
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「中国人は日本人に親近感を持っていない」世論調査は誤りだった――日中間の対立を煽る「反日」「反中」報道
2004年11月、「中国人の53.6%が日本に親近感を持っていない」という報道がなされた(詳細→日本に対する意識調査データなど参照)。これを受けて、日本の世論調査でも「日本人の中国に対する親近感が下がっている」という結果が報道された(グラフ→CHINA WATCHINGなど参照)。
ところが、実はこのもとになった世論調査に問題があったことが判明した。中国語で「親近」とは日本語の「親しみを感じる」ではなく、「親密に接している」ことを指す。つまり「中国人の53.6%は日本人と接していない」という調査結果だったというのである。もちろん「嫌いだから接しない」という人もいるだろうが、「親近感がない」と「接することがない」ではずいぶん違う。
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中国留学生がアメリカ・フィラデルフィアを感動させた一幕の「不倫の恋」
妻とともにアメリカに渡った中国人留学生が、アメリカ人の女の子と「重婚」するという事件があった。だが、それは『失楽園』『愛ルケ』などとはまるでかけ離れた美しくも悲しいストーリーで、その留学生も「重婚」「文書偽造」について無罪判決を下されたのだった。
中国のネット界ではちょっとした話題になっているこの「美しい不倫物語」を人民網から全訳しておとどけする。
ただし、これは「中国ではこのように報道された」という事実のみを伝えるものであり、このストーリーが実際にあったかどうかなどについては未検証である。もし英語での現地報道などソースをご存じの方がいれば、ぜひご教示願いたい。
メディアミックスならざる安直な「ウェブ本」は本当に売れるのか?――附:「自費出版」と「文筆業」の違い
「ウェブのコンテンツ」を書籍化するのが現在の出版界の「トレンド」となっている。また、ネット系企業の側からも出版に歩み寄る傾向が見られる。
- ブログ出版 ネットで日記→作家デビュー : 出版トピック : 本よみうり堂 : Yomiuri On-Line (読売新聞)
- ネット発書籍データベース(日記ちょうより)
- Ameba Books
- ライブドア、幻冬舎との合弁で出版社を設立~ブログを書籍化
しかし、『電車男』の「成功」は極めて特殊な事例であるにも関わらず、単に「ウェブコンテンツを書籍化」するだけでは、いい本、売れる本は作れないだろう。ウェブと書籍のメディア特性の違いを無視して単に形態を置き換えるだけでは「メディアミックス」でも何でもない。それでは「自費出版商法」の変形にすぎないと思うのである。では、どう考えるべきか。以下、詳説。
「漢城ではなく首爾と書け」ソウル市長の発表に中国人・華僑は当惑
1月19日、ソウル市長がソウルの中国語表記「漢城(ハンチョン=中/ハンソン=韓)」を「首爾(首爾)(ショウル)」に変更するよう求めると発表した。
- ソウルの中国語表記「漢城」から「首爾」へ・ソウル市 日本経済新聞 - 2005年1月19日
- 「ソウル」の中国語表記、「漢城」から「首爾」へ 朝日新聞/人民日報 - 2005年1月20日
これについて、中国側の反応は冷ややかなようである。中には韓国の民族主義を指摘する声もあり、一筋縄ではいきそうにない。中国のニュースや掲示板などでの代表的な反応を集めてみた。
情人節はどう過ごす?ロマンチックな14の方法と7種の求愛必勝武器【中国的バレンタインデー(3)】
多分栗先生にかかればツッコミどころ満載と思われる「バレンタインデーの過ごし方」。なお、このとおりやって失敗しようと成功しようと当方は一切関知しませんので念のため。
国民と文章との距離
- 幸田露伴『普通文章論』第17回
さて、第1【表音文字】第2【表意文字】の状態の諸国は、何ごとも一利一害であるから不便なこともあるだろうが、とにかく、その国民がその国の文章を書くのはあまり難しくないはずだ。
特に言語をそのまま文章に写し取って差し支えない表音文字の国であれば、若干の文字を学び、その組み立て法を学びさえすれば文章は書けるのである。
また、第2の支那のような国の民は、第1状態の国民のように容易に文章は書けないのである。しかし、俗語体の文章、すなわち小役人や下っ端書記官のような文章を書くことはそれほど困難ではないらしい。だから、無学者が書く文章は必ずそういうスタイルである。また、学者も、自分の言論を広宣流布したいと願うときや、その説が人々の身体にしみこむほど徹底したいときには、そのスタイルを用いている。
元来は、支那でも最初から別に俗語体の文章というものがあったわけではないし、後世からいえば「古文」と称する文章でも、その時代の俗な言葉と縁がないわけではない。すでに『史記』などでは方言すら使っているくらいである。しかし、不幸にして支那という国の人民は昔のものを尊ぶことがはなはだしいので、ついに後世に至っては、支那人の理想とする「よい文章」とは、現在の実際の言語の形や語法とは距離のあるものになってしまった。そのために、人民が文章として好む文章は、容易には人々が作ることができないようになっている。
で、自然と時文だの俗語体の文章だのが生ずるに至ったわけだが、これは文学の観点から見ても、教育の観点から見ても、すべてがあたかも複視のように二重状態になっている。こうして、国民のエネルギーが無駄に費やされてしまうため、その国運は発達しがたい有様となっているのである。
第4【表音文字と表意文字を両用】の朝鮮のような国は、その国語と密着した文字文章がその国の人によって作り上げられたため、たまたま文字や文章の本当の使命を説明しているといえる。もし、その国の人民がハングルの制作者の恩恵を深く感じるようになれば、その国民は第1に挙げた欧米諸国民と同じ利益を受けることになる。そうでなければ、支那のような状態とも違うとはいえ、やはり相応にエネルギーを無駄づかいしなければならなくなる。
さて、第3の【表音文字(=仮名文字)と表意文字(=漢字)とを混用】している日本のような国はどうであろうか。不幸にして、このことがそもそも、日本人民に文章は作りにくいと思わせる一因となっているのである。
- まとまって読みたい方はこちら→普通文章論 - 閾ペディアことのは
ブログという「対等な立場のコミュニティ」に上下関係はそぐわない
Proving grounds of the mad Internetというブログのmakiさんからいくつかのトラックバックがあった。主に木村剛関連で書いた記事へのトラックバックである。ただ、makiさんの議論はプログラマー的で一見論理的に見えるものだが、整理の仕方に違和感を感じる部分があり、また、わたしが「木村剛が嫌い」だから叩いているかのような誤解があるようなので、反論をしておこう。「ゴーログがよくない」のではなく、「ゴーログの思想が変」と言ってるのである。
著作権については別記事を書いている途中なので、「Proving grounds of the mad Internet: セマンティック・ウェブの失敗とブログ司会者の必要性」の後半、ブログにおける「司会者」について、まずまとめておきたい。
著作権ジャイアニストの理論武装に抵抗する
Proving grounds of the mad Internet: そして退屈へからトラックバックがあって、週刊!木村剛 : 「BLOG of the Week」の再開に向けてという記事を木村剛氏が書いたことを知った。
おそらく、わたしの意見は「著作権の侵害だと考えられる第三者の方々もいらっしゃいまして難渋しておりました」という部分に含まれているのだろう。まあ、転載した人でもされた人でもないから「第三者」というヨソモノの横槍扱いなのだろうが(そして、そこで「第三者」を明記しないいやらしさは相変わらず変わっていないのであるが)、それはともかく、「投稿」と明記されたトラックバックのみを転載するという方針そのものについては、別に何も問題はないと思う。お互い納得しているなら別に口を挟む必要はない。
しかし、木村氏はなぜ「自分のブログに転載する」=「他人のものを自分のものとして取り込む」ことにこだわるのか。この点を掘り下げて考えていくと、世界的な潮流の中での「知的所有権の解放と保護」という大問題にぶつかってくる。
著作権を保護しようとする旧勢力、解放しようとする自由主義者――しかし、ことはそれほど単純ではない。著作権の解放を唱える人にも2種類ある、というのが最近のわたしの感想である。それは、「自分が利用するため」に他人に著作権の一部放棄を求める人と、「自分のものをもっと利用してもらえるよう」に自分の著作権を一部放棄する人の2種類である。
そこで、ネット内での著作権に絡む問題をおおざっぱにまとめた上で、いろいろ意見を述べてみたい。
(★なお、このブログの記事に対する「適正な引用」はご自由に)