「ネット」と一致するもの
英語の造語トップテン、辞典サイトで公開
アメリカの言語関係出版社メリアム・ウェブスターのサイトで、造語趣味者による新語のトップテンランキングが発表された。
普通の言葉をうまく組み合わせてたり、よくこんな特殊な状況に名前をつけようとしたな、というものもあったりで、なかなか興味深い。プレグリーニングなんて大阪ではよく見かけるかも。というわけで、以下、訳してみた。
「ウェブログ」のフランス語訳は「Bloc Notes」に決定
フランスでは外来語の扱いが厳しく、きちんとフランス語化してから取り込む傾向があるが、2005年5月20日の「Legifrance - Le service public de l'acces au droit」でブログ/ウェブログの正式名称が決定された。
「ブログの終わり」? それは「キャズム」を越え、一般化・大衆化によって薄まった時代の到来
最近、「ブログの終わり」という話がブログ界隈で盛り上がっている。4月末には「ブログブームの終わり」というタイトルの記事が象徴する「ブログの予想以上の内容の薄さ」が取りざたされた。そして、5月末、「ブログに魅力を感じなくなった」という「ブログの終焉」という話が「ブログの匿名・実名議論」と絡んで持ち出され、それは一方で「ネットって一時期飽きたりすることがあるんだよね」という話にもつながっている。
で、それで思い出したのは、1年半前――ちょうどココログが登場する前後だ――にブログ論壇界隈で話題になっていた「ブログとキャズム論」だった。あのころ、ブログは「一部の物好きのブームから、もっと広い層に受け入れられる“壁”(キャズム)を超えられるだろうか」ということが議題になるような段階だった。
それが、1年半を経て、ブログは一般化・大衆化した。ブログの濃度が保たれず、「ブーム」という段階を超えた。それが今の「ブログの終わり」論の背景にあるのではないかと思う。つまり、ブログはニッポンのインターネットに「根づいた」のだ。
政治的ブログも主流メディアへの誘導がメイン――アメリカの調査結果より
FujiSankei Business i. 国際/ブログの影響力は限定的、米で調査結果(2005/5/23)について、極東ブログ: 政治とブログとその公共的な性格についてがツッコミを入れている。「情報や影響という点で新聞やテレビなどの既存メディアに成り代わる存在ではない」というBusiness iのまとめ方に対し、「この調査の主眼は、ブログが市民の政治意識・活動にどのような影響を与えるかということであって、新聞やテレビなどの既存メディアと対立の枠組みではない」と極東ブログ。
というわけで、こういうときは双方の議論を眺めるだけでなく、原典に当たれ、が当ブログのスタンス。で、原文(プレスリリース)を全訳してみた。
ライブドアは「松下電器型」か。ブログニュースに見るサービス展開スタイル
いくつかの場所ですでに話題になっているが、ライブドア・ニュースの1コーナーとして6月初めにBlogニュースが開始されるという。すでにエキサイトで展開されているブログニュースと同じようなものになるとのこと。
当ブログにもメールが届いたので、このライブドアブログニュースでヘッドラインを取得されることになるようである。で、ちょっと思ったことがあるので書いてみる。
「ロリ」「ショタ」「萌え」「攻・受」もそのまま通じる。日本からの影響を受けまくっている台湾オタク用語集200
台湾ではACG(アニメ・漫画・ゲーム)というのが「オタク」の世界である。
たまたまネットで台湾のオタク用語集を見つけてしまった。そのほとんどすべてが日本から輸入された概念で、日本のアニメ・漫画・ゲームの影響力はあまりにも大きい。台湾ならロリもショタも萌えも(オタクには)通じるようである。
ゲームとかアニメとかよくわからんところもあるが、とりあえず訳してみたので載せておく。誤訳があればごめんなさい。ただ、原文の説明そのものが間違っている場合は責任を負いかねる(台湾ではそう受け取られているということで)。また、日本ではなく台湾での事情を反映して意味が変わっている場合もあると思うのでご了承を。
★5/21 23:00追記・修正。特にどこを修正したかは明記していない。
コメント&トラックバック・スパム頻出の「texas holdem」「phentermine」って何のこと?spam英単語集(附:MT用対策リスト)
spam……頼まれてもいないのに無差別大量に送信される広告。メールのspamは今も絶えることがないし、掲示板へのspamも以前からある。今はさらにブログへのコメントspam、トラックバックspamが激しい。
このブログもいろいろ対策して、ようやく効果的な方法を見つけたところであるが、それまでは一晩で40件の英文コメントspamをくらったりしていた。また、トラックバックspamも大量に襲撃してくる。
これだけしょっちゅう見ていると、もう目に焼き付いてしまう。そんな鬱陶しい言葉を集めてみた。最後にMovableType用のみであるが、対策方法についてのリンク。
盗用・パクリについて言いたいことを言わせてもらう――TBS記事盗用・パクリサイト・劣化コピー・パクリソフト
TBSのスポーツページにあった「編集長コラム」が、讀賣新聞・毎日新聞・朝日新聞から盗用していたことが判明した。その説明も二転三転している。
- TBSのHP、読売夕刊コラム盗用…おわびし削除2005/5/10/20:15
- TBS公式HPの盗用さらに4本、コラム全面削除2005/5/11/12:48
- TBSのコラム盗用、執筆は部長…3紙から計17件も2005/5/12/00:30
すべてのものを自分の力でやるということは不可能なので、他の人がすでに作ったものを活用するということは当然あっていいわけだが、使わせてもらう人に対するリスペクト(敬意)が欠落すると、単に先人の業績にただ乗りし、他人の名誉を横取りするという泥棒になってしまう。つまり、安易なパクリと適切な引用はまるで違うのである。芸術として評価できる本歌取りと、人間としてやるべきではないパクリは違うのである。
最近、ブログでもパクリ問題が起こっており、人気ブログでも引用ではなく地の文として他のサイトの文章をそのまま載せて「面白かったら投票を」と主張するところもある。また、ソフトウェアでもソースコードをそのままパクる事例がある。
盗人猛々しい事例について、その実態を検証してみたい。
過度の引き写しは、盗用にほかならない。元の記事やコラムの下地となった筆者の取材、創意工夫、ジャーナリズム精神までをも踏みにじることになる。
私たちも、自戒したい。 (5月13日付・読売社説(2))
★最終更新:2005/5/14 00:15
転向者――インターネットでの「金儲け」はいつから受け入れられるようになったか
個人テキストサイトのパラダイムシフト(趣味のWebデザイン)で徳保さんの書かれていることにうなずけるものがあったので、反応してみる。
かつて私が好んでみていたテキストサイト界隈というのは、なぜか金儲けとアクセス稼ぎに批判的でした。しかも奇妙なことに、界隈の住人たちは、それが「ふつうの感覚」だと思ってた。
ネット上における「お金儲け」についての感覚は、テキストサイト界隈に限らず、もう少し広い範囲で以前とは変わってきたような気がする。自分の場合は2001年ごろを境に変わったような印象がある。“「転向」したなら「私は転びました」って、ちゃんと書いたらいいと思う”という徳保さんの言葉を使えば、「私は転びました」である。
「どっと外から「ふつうの人々」が入ってきて」ネットの空気が変わったという要素もあるのだろうが、以前からのユーザーもかなり「転向」していると思う。
その辺の個人的な心理の変化を書いてみたいと思う。
多国語で書けるブログはどこ?ブログ124サービス【文字コード】全チェック
現在の日本のウェブサイトには、主要な文字コードが3種類ある。Shift-JIS、EUC-JP、そしてUTF-8である。
今までページ作成といえばShift-JISがメイン、CGIなどのスクリプトを使う場合はEUC-JPがメイン、という流れであったが、最近はUTF-8が勢力を伸ばしてきた。このブログもそうであるが、これは多国語を同時に扱える文字コードなのである。Shift-JISもEUC-JPも日本語専用だ。
私のサイトは中国語サイトからの情報や話題も多いので、日本語だけが表示できても困る。最低限、日本語と簡体字中国語・繁体字中国語をそのまま表示できないと厄介だ。そこで必然的にUTF-8サイトでなければならないということになる。
しかし、世間では多国語を同時に扱う必要性がほとんど認識されていない(日常的には当然と言えば当然)。というわけで、多国語(UTF-8)を扱えるブログツールも限定されてくるし、また、そのような観点からサービスを比較したものもほとんど見られない。
で、誰もやろうとしないことなら自分でやるしかない。今回は、ブログサービスで使われている文字コードを洗いざらい調べてみた。